生死のブローチ
描きたいものが思いついたのと、前よりは思うように描けるかもしれないという湧き上がったものにより――
指を動かして、コレ。
形だけで何を描きたいかバレバレなのですが…、ふわっとした輪郭を描きまして、いつもの如く消しゴムで先をはっきりさせて行きます。
中にも思うがままな線を描き、
次にその線に大小の水玉模様を作ります。
このままだと味気なかったので大きさと向きを変え、「さあ色塗りです!」――自分だけの形を考えることも好きなのですが、やっぱり色塗りするとき、色で形を作っているときが私は一番楽しく、わくわくします。
前の自分よりは、上手く塗れるようになったのかどうか――
描くたびに自分を試しているような、更に更に…もっともっと…なんて。頭の中で早くしろって、早くやれ!って騒いでいるような気分です。
その頭の中がコレ。
虹色。
昨日、虹を見たもんで…綺麗なものはなかなか頭から離れて行かないっすね。
それを周りと、あと輪郭の部分と、消しゴムをかけます。
そして、副産物。
輪郭を取るとどうなっているんだろうか?と思い、コレも描いているときの楽しみであるなあ、なんて。また、こういうことをやると想像が膨らむ、もとい脱線するのであります。
さて、次に背景をレイヤー1番に作ります。ちなみに2番が虹。3番が輪郭となってます。
……うん、あたしステンドグラスを前より上手く描けるようになったかもしれない……と思いつつ、輪郭も合わせて羽部分に消しゴムをかけ――
ここで黄色のちっさいポチポチを描き込んでいるときに思うわけでありますね。
「タイトルどうしよ…」
「コレはなんだろ」
「羽にも見えるが、見方をかえると蛹にも見えなくはない」
あれやこれやと考え、白い水玉も全て白くなくてもいいのではないだろか?など、黄色点々を終えてからもう一度背景を塗り直し、消しゴムで消すのであります。
『生死のブローチ』
なかなかに満足のいくアイテムが出来上がったと思います。
お疲れ様でした。




