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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Third Season〜

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夏休み


「パパって、夏休みの宿題は

 ギリギリまでやらない

 タイプだったでしょ?」


「なんで急にそんな話?」


 妻の呆れたような口調に、

 僕は思わず首を傾げた。


「ほら。パパって好きな食べ物も

 最後まで取って置くし、

 そうなんだろうなぁって思って。

 私はほら。宿題なんて予定通り、

 さっさと片付けてたから」


「あぁ、そう」


 僕は上の空でそれに答える。


「ねぇ、パパ。

 漢字ドリルまだ終わらないの?

 そろそろ工作に取り掛からないと

 終わらなくなっちゃう」


「わかってるよ」


 苛立ちを含んだ僕の声に、

 息子が申し訳なさそうな顔をした。


「この子も絶対にパパ似よね。

 性格までそっくり」


 歴史は繰り返す。


 息子の宿題を夫婦で手伝いながら、

 そんな言葉が頭を過ぎった。


角掛みなみ様がYou Tubeにて展開されている「サカイメの書架」。

六月の応募作品です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 家族総出で宿題とは、仲良しで微笑ましいです。 夏休みの宿題・最大の山場を最後まで取って置いたのですね (*´艸`) 今頃は、ラストスパートという所でしょうか。
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