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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Free Style〜

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121/137

凡人だとしても


「生まれてきた意味を問うような、

 答えのないことなんだろうな」


 飲み干した缶コーヒーを屑籠へ放り、

 星の瞬く夜空へ視線を投げる。


 肩に提げた鞄が重い。

 責任と重圧が詰まった荷物を、

 今すぐ捨ててしまいたい。


 この暗闇と同じように、

 先の見えない迷路の中を

 延々と歩かされている気分だ。


「出口はどこなんだ」


 この迷路にそもそも、

 そんなものはないのかもしれない。


 だとしても、

 偉人と呼ばれる人たちは

 自ら出口を作るだろう。

 凡人である私は、

 出口を求めてさまようだけなのか。


「そんな人生、俺は認めねぇ」


 凡人でも足掻くことはできる。


 偉人へ化ける者もいれば、

 扉が現れるような

 強運の持ち主もいるだろう。


 私もその場所を目指して進むだけだ。

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