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300文字の物語  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
300文字の物語 〜Free Style〜

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夢と現実の境界

「君と付き合えるなんて夢みたいだ」


「本当に夢だったらどうする?」


「目覚めたとき、凄く残念に思うよ」


「あなたの想いはその程度なの?

 目覚めた時、

 絶望に打ちひしがれるくらいじゃないと、

 付き合い甲斐がないじゃない」


「夢なら夢で、仕方がないって

 諦めがつくと思うんだ」


「夢と現実の境界なんて、とても曖昧なものよ。

 たとえばほら、あの横断歩道。

 あなたは私に逢うために、

 あそこを渡ってきたわよね」


「そうだね」


「こうは考えられない?

 本当のあなたは、

 あそこで車に撥ねられてしまったとしたら。

 今のあなたは魂だけの存在になって、

 私と話しているとしたら」


「君はとても怖いことを言うんだね。

 そんな考えた方をしたことはなかったよ」

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― 新着の感想 ―
[一言] 「夢なら醒めないで」の発想の逆を突くような会話ですね。実際に恋人にこんな事を言われたら怖くなって逃げ出しそうですが、よく考えてみると、本人の認識なんて実に不確かで頼りないものだと思いました。…
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