表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気がつけば森の中にいたので試しにスカイツリーを建てたら世界樹になりました  作者: 海水
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/82

動きだす世界樹

動きます

 プリティちゃんがナニカを拾い上げた瞬間、それが見えるようになった。

「……さびさびの金属箱?」

【こっちに来るのであるな】

 赤いメイドさんがかわいく手招きするので歩いていく。なにかしでかしそうな女紙様は、一応俺の手に確保した。

【これであるな】

 差し出された箱には三角形のボタンが見えた。

「……エレベーターのボタンにしか見えないな。これが落ちてたってことは……」

『なんてことですわ、ブッコワレ寸前だったのですわ!』

 俺の手にいる女紙様が叫んだ。叫びたいのは俺だ。どうやら本当にまずい状態ではあったようだ。

 このまま壊れていたら、ヤドリギとやらの機能が失われ……そうしたらどうなっていたんだろう?

 まぁ疑問は後回しだ。

「これ、動くの?」

 俺に工事というか修理スキルの知識はないぞ。部品は出せるかもだけど、取付とか無理。

【まぁ触ってみるのであるな】

 プリティちゃんに促されるままに三角のボタンを押す。ゴゴンとタワー自体が揺れ、目の前の壁が開いた。

「エレベーターだな、これ」

 俺が押したのはエレベーターのボタンだったわけで、そして押すことによりタワーの電源が入った(世界樹が蘇った)ってわけか。

 ゴウンゴウンと機械が動く音が響く。ダンプさんもミキサーちゃんも、狼狽えて背中合わせで武器を構えている。

 ここには魔獣とかいないから。いたら俺の残機が減ってるはずだし。

「ま、上に行こうかね」

 俺が先導するつもりで、真っ先にエレベーターに入った。

続きます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ