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気がつけば森の中にいたので試しにスカイツリーを建てたら世界樹になりました  作者: 海水
第2章

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よくないふいんき(変換できない)

変換したいです

 ダンプさんについていすゞの里を歩いているけど、こう、里の人らの視線にとげがあって、ずいぶんと刺さってくる。

 みな身長が高くて、顔も厳つくって(男性に限る)、やっぱり肩パットは標準装備で、いつカツアゲされるかわからない恐怖がある。俺、お金は持ってないんだよねー、欲しい物を直接出せるから。

「なぜ知らぬやつを里に入れるのだ」

「里の決まりも守れぬのか」

「だからアイツではだめだと」

()()()()()

 どこからか声がした。声のしたほうを向くが、幾人かのエルフがいるんだけどこっちは見ていない。

 ぶっちゃけ怖くて今すぐ帰りたい。道は作ったけど交流とかムリゲー。

【ふははは、歓迎とは程遠いのであるな】

 周囲は及ばす風景からも浮きまくっているメイド服プリティちゃんは余裕の呵呵大笑だ。さすが、元に戻れば巨大なドラゴンは余裕が違う。

「里のものがすまない。すべては俺の力が足りないせいだ」

 ダンプさんは険しい顔を前に向けたまま歩いていく。

 兄の死で、成り行きとはいえ里長の地位を受け継いだはいいけどうまくいってないみたいだな。

「世界樹さえ元に戻れば……」

 ダンプさんのうなりが聞こえた。

 あれか、死んだのにそれでも動き続けてるってやつが、ダンプさんの瑕疵になっちゃってる感じか。ダンプさんが悪いわけじゃないだろうに。

 むしろ俺がここに来たことが原因かもしれないってのにさ。

 俺にできることがあれば、何とかしたい。

『伊能さまに任せれば万事塞翁が馬ですわ』

「いやそれ使い方間違ってるからっつーか中国の故事を知ってるとか、あーたどこの神様なのよ」

『泥船に乗ったも同然ですわ!』

「それはもっとまずいやつぅぅ!」

のろっと続きます

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