作者の後書き
「東京の女子高生たちの夏休み」いかがでしたでしょうか。作者の宝鈴です。
この短編集はノベプラさんの企画「夏の小説5題マラソン」になります。
すべての作品に後書きをつけていたので、一気に公開します。
当時の執筆状況や参考にした資料、テキストライブなどを掲載しています。
お題が進んでいくにつれて心境が変化していく様子を楽しんで頂けたら嬉しいです。
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「第1話 彼女たちの秘密基地」
https://book1.adouzi.eu.org/n2836hd/1/
テキストライブによるメイキング
https://txtlive.net/lr/1625828864354
「夏の5題小説マラソン」の1作品目 お題「秘密基地」の短編になります。
この話は、ちょうど国立競技場が完成し始めてきた、2019年に東京観光した経験から書きました。
新宿御苑にいってプラタナスの並木道をみて、
初めて新しい国立競技場を見て感動し、
急な坂道をえっちらおっちら登り、
坂の上に住むってステータスみたいだけど実際は大変。
作中の写真はそう感じながら当時撮った写真です。
なので写真の、特に競技場の様子は、実際に作中のコロナ禍時期の様子とは違ってると思います。
コロナになってから全く東京に行けなくなったので、今どうなっているのかは分かりませんが、私が行った時よりは、競技場周囲の植物たちは立派になってるんだろうと思います。
コロナ事情を反映してる現代ものって今どれくらいあるのか正直分かりませんが、たまにはこういう作品作りも経験になると思って書きました。理香子とマリーの恋が今後どうなっていくのか楽しみです。
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「第2話 彼女たちの打ち上げ花火」
https://book1.adouzi.eu.org/n2836hd/2/
テキストライブによるメイキング
https://txtlive.net/lr/1626443003505
「夏の5題小説マラソン」の2作品目 お題「打ち上げ花火」の短編になります。
前回が巨大な空想話だったので、今作はどういう趣向で行こうか悩みましたが、あまり無理せずコンパクトにまとめました。
妄想秘密基地がちゃんと完成していて良かったです。
隅田川の花火大会は小学生の頃に1回だけ行ったことがありますが凄い人混みで大変でした。
でもお台場に移る夜景と花火はほんとうに美しかったですね。
大学時代は上京していたのですが、結局人混みが嫌で行きませんでした。
あの時行っておけばよかった…。
写真はさすがに持っていないので他所からお借りしました。
花火大会の写真は、墨田区のHPから。
砂漠の写真は、サイトUnsplashからです。
隅田川の花火大会は公式で超ハイクオリティーな写真を配布してくださったのですごく助かりました。
次は「浜辺の漂流物」ですね。こちらも楽しみです。
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「第3話 彼女たちと浜辺の漂流物」
https://book1.adouzi.eu.org/n2836hd/3/
テキストライブによるメイキング
https://txtlive.net/lr/1627180471013
「夏の5題小説マラソン」の3作品目 お題「浜辺の漂流物」の短編になります。
いや難しかったです。何を漂流させようかも分かりませんでした。
とりあえずカニ鍋を食べさせて、ちょうど行きたいなと思っていた銚子港を登場させました。
実は銚子にもハワイにも行ったことがありません。いつか行きたいです。
作中に登場するドールハウスのモデルは「ポーリーポケット」、日本ではバンダイから「エンジェルポケット」の名で発売されていた実在のおもちゃです。
実際に持ってた人も多いんじゃないかな。私の家はシルバーファミリー派だったため持っていなくて、友人や親戚が持っていたのに憧れました。
書いていて本当に楽しかったです。
次は「アイスコーヒー」ですね。1話からの理香子のコーヒー好きが爆発できます。
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「第4話 彼女たちとアイスコーヒー」
https://book1.adouzi.eu.org/n2836hd/4/
テキストライブによるメイキング
https://txtlive.net/lr/1627794360439
「夏の5題小説マラソン」の4作品目 お題「アイスコーヒー」の短編になります。
ちょいちょい出てきた理香子のコーヒー好きがやっと明かせました。
……あんまり理香子活躍してなかったな……あれ?
今作で初めてふたり以外に喋るキャラが出てきます。
ふたりだけの世界もいいのですが、同じ構成になるのを避けたかったので、こういう内容になりました。
私もコーヒーは好きでほぼ毎日飲んでいます。豆はスタバ、タリーズ、カルディなどで購入してます。全部美味しいので特におすすめとかはないのですが、夏は酸味多め、冬は甘み強めを飲むのが好きです。
また、この話を書く上で参考にさせていただいたのが、「ザ・ミュンヒ」という大阪の喫茶店です。オーナー一人で運営している非常にマニア向けなお店で、通常の10倍の豆で1時間近くかけて抽出するコーヒーや、1杯10万円のコーヒーが頂けるようです。テレビで特集を見ただけなのですが、カフェインたっぷりのコーヒーは非常に濃厚で甘いらしいです。
次回いよいよ最後…!長い夏休みの終わりです!
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「第5話 彼女と彼女の宿題(完)」
https://book1.adouzi.eu.org/n2836hd/5/
テキストライブによるメイキング
https://txtlive.net/lr/1625828864354
「夏の5題小説マラソン」の5作品目 お題「宿題」の短編になります。
無事にマラソン完走しました!!完結です!
始まったときはどうなることかと思いましたが、無事に完結・完走させることができました。
最初は3時間くらいで書ききったのですが、1作品ごとに文字数と執筆時間が増えて行って、3時間⇒4時間⇒6時間⇒7時間⇒9時間という大ボリュームとなりました。
物語の内容は、とにかく今までの要素てんこ盛りな感じで書きました。
2人で活躍する話にしようか迷ったのですが、今までマリーが主役の冒険ものだったので、最後は理香子を活躍させたかったんです。苦労する理香子がかけて良かったです。マリーの深淵に触れてしまった理香子の運命は秋になると少しずつ変わっていくでしょう。
この話を書く上で参考にしたのが「森のリトル・ギャング」という映画です。
あの「シュレック」を作ったドリームワークスの作品で、アメリカの森に住む動物たちが主人公で、人間たちから森を守るために奮闘します。ジョークだらけでアクションシーンも豊富で、とても面白い作品です。特にオポッサムが好きで、本作品にも登場させました。
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完走しました!
7月11日にこの企画を立ち上げて、およそ1ケ月弱。途中オリンピックがあった以外は大きな誘惑もトラブルもなく、無事に完成させることができました!
今作は、1週ずつ進むマラソンお題と同様、日付も連動させて進めていきました。
書き終わったとき、同じく夏の終わりを感じました。
1作品ごとに文字数が増えていくのに、連載の怖さを感じました。
コロナでどこにもいけない状況を反映した作品で、いろんな場所を展開出来てよかったです。
テキストライブはアーカイブ目的のほかにもサボリ防止目的でやっていたのですが、普通に休憩しまくってしまいした。あまり性に合ってないのかもしれません(;^ω^)
ずっと【星の魔術大綱】ばかり書いてきたので、企画でこういう現代ものの青春短編集をきっちり書けたのはノベプラさんの企画の魅力と、読書の皆様、感想や応援ポイントを送ってくださった皆様のおかげです。ありがとうございました!
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