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すり替え  作者: 大和香織子
第二章 自白
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加瀬信也

 好きだ、好きだって何度も同じ事を言ってきてなんか、暑苦しかったことと言ったら。


 ローマの休日の真実の口を再現するとかって、同じ事をさせられた時にはドン引きしたわ。 


 でも親を説得するのには結構、時間がかかったにしても無事に結婚と言う形にになったことは嬉しい。まぁ籍は入れてないけど。一人娘だから、パパはなんだかんだで、あたしに甘いのよね。


 だけど、順子のあの切羽詰まったようなあの顔ったら、傑作だったわ。

 詮索しようとしてくるし。

 あんたは一人がお似合いよ。 順子には幸せが似合わないと思うの。


 私より幸せにならしてたまるものですか。               』

 

 えっと、この文章はなんでしょうか……。


 直美のパソコンにこれが?


 と言う事はつまり直美が、打ち込んだ文章なんでしょうか。


 えっと……すみません混乱しています。


 つまり、直美は僕が学である事に随分前から気が付いていたって言うんですか。


 そんな……。


 しかも、僕が順子と結婚していた事をしっていながら、僕の妻であることにした、そういうことですか。


 ……しかし、やはりこの事実を知っても悪いのは……この僕です。


  事故のせいだとは言え、順子との事を忘れてしまっていたのですから。



速報


##県##市##町5の向山の車内で加瀬直美さんが殺害された事件で、古部洋を逮捕しました。


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