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すり替え  作者: 大和香織子
第一章 証言
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古部洋

 その時には、会社の事で揉めたのだろうと思っていましたが、うちの会社……いえ弊社でも問題が起きた時には、金が羽を生やして飛んで行ったりしますからね。


 これを、こんな事を言っていいのか分かりませんんが、電話を切った後に壁を殴ったような音がして「死んでいたのか……」と言う声が確かに聞こえました。


 私が聞いただけですから証拠はありませんが……、防犯カメラでも見せてもらってください、日付は忘れてしまいましたが10月終わりから11月半ば位だったと思います。


 時間は夜8時半ごろだったと思います。A更衣室の西側の椅子に腰かけていて、ロッカーを挟んで向こう側に、直美の旦那が電話をしていますから。


 防犯カメラって音声は録音されているのでしょうか、それが調べれたらより確実だと思います。


 他の客が来てから、すぐに出て行きましたが、「死んでいたのか……」と聞いた時には、誰かが亡くなったんだと、そこまで深く考えていませんでしたが、直美が殺されたことを聞いた時に、その言葉と繋がってしまい鳥肌が立ちました。

 この話は、匿名希望でお願いします。


 私は娘の件で今、大切な時期ですから、正直これ以上面倒な事には巻き込まれたくないんです。


 黙っていることをせず、こうやってお話をさせて頂きましたのも、娘の為にという所もかなり大きいですから。


 うちの会社の事を、つい沢山話してしまいましたが、捜査に関係ないことは内密でお願い致します。


 もしそのような事があれば、私の会社の地位も危ないですから。


 特に社長の事は、その……好みが激しい等と言ってしまったことは聞かなかったことにしていただきたいのです。


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