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将軍王のココロザシ  作者: TAK
第一部第四章~ミストヘイムの戦い
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初めてのELアーツ!?

アジューリアから救助補助の指示を受けたケントは船に縄で出来た梯子を降ろした。数体のウンディーネに救助された兵士達が次々に梯子を上ってきた。

「大丈夫ですか?」

「すまないな…、あの時君の事軽んじて…。」

救助された兵士達の中には軍議の場でケントの事を軽んじていた者もいた。海に投げ出されて船に上がったばかりの兵士達の服はずぶ濡れだった。

「はっくしょん!」

「…寒い…。」

身体中びしょ濡れの兵士達の体温が下がっているのは明らかだ。

(兵達の寒さをどうしたらいいんだ…、船内に拭き布はいくらあるんだろうか…)

ケントは海から上がったばかりの兵士達のケアに戸惑った。そんな時、ケントのクローバーエムブレムが緑色に光り出した。

(…何!?…何故エムブレムが光ってるんだ…?)

光を放つエムブレムからは風が吹いていた。

(…風!?…という事はこれで皆の服を乾かせという事か…?)

エムブレムは頷くように明滅した。

(…わかった。僕もエムブレムを使おう!)

ケントはエムブレムで風を発生させて兵士達の服を乾かした。

「ありがとう。ティーンのAUさん。」

服を乾かして貰った兵士はケントにお礼をいった。

「どういたしまして。(これが…エムブレムの力…。)」

ケントはエムブレムの不思議な力に驚いた。

「あ、そうだ。兵士達の引き上げは我々に任せて、君は皆の服を乾かしてくれないか。」

救助された兵士達はケントに申し出た。

「承知しました。」

ケントは快諾した。


こうして海に投げ出された兵士達の救助活動がスムーズに行われ、最後の一人が救助された頃には、BBB団の艦にBTの艦3隻が橋をかけていた。甲板ではムスタンとグラント艦長が斧を構えながら睨み合っていた。

「我はムスタン!うぬがこの船の長とお見受けいたす!いざ、勝負!」

「シュバリアの戦士よ、このグラント=ゼングと死合うか!面白い!」

果たしてこの二人の死合いの結末はどうなるのだろうか?

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