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将軍王のココロザシ  作者: TAK
第一部第十章~新たなるAU
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紋章を授かりし者達

流星騎士団本部に戻った一行を出迎えたのはステラとエクレールケントAU団団員で唯一別行動のムスタンであった。


「団長…、副長…、久しい限りだ…。!…その若い二人は一体…?」


ムスタンはソールとロベルトが気になった。


「この二人はソールとロベルトで、新しい団員なんだ。ソール、ロベルト、このシュバリア族の男性はムスタンといって、ケントAU団の一員だ。結構頼もしいぞ。」


ケントはソールとロベルトとムスタンにそれぞれ紹介した。


「初めまして、ソールと言います。宜しくお願いします。」

「僕は…、ロベルトです…。失敗しないように…、気を付けます…。」

「我はムスタン…。風の部族シュバリア族の者だ…。これからも宜しく頼む…。」


三人は自己紹介をした。


「ステラ、エクレール、わたくしは準備を致しますわ。あなたは一行を地下基地に案内なさい。」


ヴィーナはステラにケントAU団一行を案内するよう伝えた。


「承知しました。皆、こちらへ…。」


ステラは一行を地下基地に案内した。地下基地内にはクレアが出迎えた。


「良くぞおいで下さいました。マスターからあなた達の事は聞き及んでおります。さあ、『星の紋章』をお受け取り下さい。」


クレアが両手を胸に抱くと六個の紋章が現れ、ムスタン以外のケントAU団全員に授けた。


「有難うございます。ところで、ムスタンには…?」


ケントは感謝するが、何故ムスタンにはないのか気になった。


「我は既に頂いておる…。」


ムスタンは既に授かった星の紋章をケントに見せた。ケントは頷いた。


「これであなた達も光の加護を受けられます。光は便利な存在ですが、使い方を誤るとBEが発生してしまいますのでご注意下さい。」


クレアは星の紋章で光の加護を受けられるが、使い方には注意するよう伝えた。


「はい。」


ケント達は了承した。



一方、グルンガルドの大樹の祠では、エルフェミスに案内された旧トラスティア兵達がコンラッドといるシーナを見つけた。


「!…これは…、ヨシーナ王女…。お久しぶりです!」


旧トラスティア兵達は以前、コルホ山の賊の処遇に立ち会ったヨシーナ王女と面識があり、意外な再会に胸を躍らせたが…


「申し訳ありません…。彼女は…、記憶を失っています…。」


コンラッドは旧トラスティア兵達に記憶を失っている事を伝えた。


「な…、何と記憶を失っておいでとは…。」


旧トラスティア兵達は記憶を失っている事に驚いた。


「実はそれがし、エルフェミス様から『純真姫シーナ』として接するように言われております。記憶が戻らないうちはそう接して頂けたら有難いです。」


コンラッドは旧トラスティア兵達にヨシーナ王女の事情について話した。


「大体事情はわかりました…。」


旧トラスティア兵達は納得した。


「ではインドラ、一年間この四つ葉の騎士団での訓練を満了したコンラッドと兵士達に四つ葉の紋章を授けてあげて。」


エルフェミスはインドラにエムブレムを授けるよう促した。


「承知しました…。」


インドラはコンラッド達に四つ葉の紋章を授けた。



話を戻して、流星騎士団本部地下基地に書簡を携えたヴィーナが戻ってきた。


「各々方、お待たせしましたわ。」


果たしてヴィーナはケントAU団に一体どんな話を持ちかけるのだろうか…。

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