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将軍王のココロザシ  作者: TAK
第一部第八章~オペレーショントリニティ
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作戦開始

三団はいよいよUD商会への潜入作戦『O(オペレーション)T(トリニティ)』を開始した。ステラとアジューリアは岩陰から砂漠の向こうにあるUD商会の様子を伺っていた。

「あそこがUD商会の主要施設だ。アジューリア、あなたはどうやって潜入する?」

ステラはアジューリアに潜入の方法について尋ねた。

「私には…、この歯車の紋章があります。」

「確か土属性のELエムブレムだね…。どのように使う?」

ステラはアジューリアに土属性のエムブレムをどのように使うか尋ねた。

「とりあえずご覧下さい。ELアビリティ、『ソイルバリケード』!」

アジューリアは土属性ELアビリティ『ソイルバリケード』で土の壁を作り、相手に気づかれないように壁の裏に移動した。

「なる程…、これなら隠れながら移動できるね。」

ステラはアジューリアが次々と作った土の壁の裏を渡りながら施設に接近していった。


施設が近くなり、アジューリアはステラに待つよう合図をした。アジューリアは文書を括り付けた矢を弓につがえて施設の壁に放った。矢は壁に刺さった。

「これでフェイズ(ワン)完了ね…。ステラ様、ヴィーナ様にお伝え下さい。」

矢文を壁に放ったアジューリアはステラに管制のヴィーナに伝えるよう促した。

「うん。団長、フェイズ1完了しました。」

ステラは星の紋章(スターリーエムブレム)を通じて管制のヴィーナに伝えた。

『ご苦労ですわ。では、一旦撤収なさい。』

ヴィーナはステラ達に星の紋章を通じて一旦撤収するよう伝えた。

「了解しました。」

ステラとアジューリアは撤収しようとした瞬間…、アジューリアは踵を伝う衝撃に違和感を覚えた。

「…地面に何か鉄らしき物が…。」

アジューリアが地面の砂を払ってみると、(ふた)がされた通路を発見した。

「!!…これは…、通路です…。」

「早速入ってみよう。」

「お待ち下さい。ヴィーナ様への報告が先です。」

「…そうだね…。団長、撤収の途中で通路らしき物を発見致しました。いかがすべきでしょうか?」

アジューリアから報告が優先と指摘されたステラはヴィーナに通路らしき物を発見した事を伝えた。

『そこから潜入なさい。但し、相手に何か動きがあるまでは待機なさい。』

ヴィーナは相手が何か動きを見せるまで待機するという条件付きで潜入を命じた。

「了解しました。」

ステラは蓋を開けてアジューリアと共に地下道に入った。地下道は真っ暗だった。しかし、温度は高くなく、潜入には好都合だ。二人は地下道で待機した。


UD商会会長室でアジューリアが放った矢文を読んだドリーは動揺した。そして、居合わせているスケロックに言い放った。

「スケロック、金庫の方を総出で警備なさい!奴らに金目の物を奪われてはなりません!」

「承知した…。」

スケロックは会長室を出て金庫のある方へ向かった。果たしてドリーの判断は吉か凶か…、答えはまだわからない。

エルトリア様原作『リトルパラディン ~田舎娘だけど、聖剣に選ばれたので巨大ロボットに乗って騎士団長をやります!~』(略『リトパラ』)にて、サカキショーゴ様企画【シャルマエシリーズをエルトリア嬢に贈っちまおう企画!!】に便乗し、

自作ファンタジー群像劇シリーズ『レインボーボンズ』(略『RB』)とコラボした『シャルマエ in アクアポリス最深部~水の聖女大仰天!』を投稿しました。

RB主要キャラ『水の聖女マキュリーナ』が『リトパラ』の主要キャラと交流する短編小説です。

ご愛顧頂けたら嬉しい限りです。

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