第七十二話 清濁併せ呑め
墓参りをした諸将の心模様を移しだした様な曇り空が、ぽつり、ぽつりと涙を溢し始めた。雲は黒く厚さをまし、次第に強くなることが予見できるために手塚石見守は八幡と鈍斎を小脇にかかえて足早に歩を進める。
市庭に建つ商人屋敷の一つに手塚石見守の屋敷がある。
小田領に点在する市庭にも同様のものが存在し、手塚石見守はこの管理の為に頭目を置いている。これは、城を持たない手塚石見守以下百鬼夜行と呼ばれる手勢のねぐらとする場所でもある。
手塚石見守は八幡、鈍斎を引き連れると、小田からほど近い市庭の屋敷へと入り、女召使に命じて酒と肴の支度をさせる。
屋敷に居る女は幼い女児か、中年を過ぎた女性かの両極であった。
八幡は身形のみすぼらしさから召使としては奴婢に類すると推測する。
人の売り買いが当たり前の世情で、武家や有力寺社、貴族は戦乱で引き立てられた人間や孤児を下男下女として安く買い、召使とするものだからだ。だが、これは買い戻すことができ、捕らわれて売られた主人を買い戻す召使の美談なども伝わっており、一定の地位があってもある日突然奴隷身分に身を落すこともあるという事を伝えている。
奴隷売買を表向き禁じている小田家であるが、その近くに仕える人間でさえ表と裏の顔を持つことに複雑な感情を抱きながらも、連れてこられた理由をまずは知ろうとじっと黙して待つ。
「がっはは! 八幡殿、目は口ほどにものを言う。心の内で思っても、顔に出せばよからぬ災いを呼ぼうぞ」
「……何のことです」
溢れだすような不機嫌を漂わせる八幡に、手塚石見守は首を左右にまげて首筋を解しながら淡々と語る。
「ワシは構わんがな。召使を見る目が違う。気になるのであろう?」
「……まぁ」
「世の常、と言っても納得せんか。どこぞで聞いておろう、飯塚が氏治様に追われた奴隷商人を囲い込んでるからな。立君辻君を商うはわしの領分として見目良き女子を送ってくるのよ。年寄りと子供はこのように商い屋敷で雑務を行わせていてな」
「飯塚殿はやはり……しかし、何故このような事を。氏治様にはどう申し開きなさろうというのです」
「それとこれとは別という事だ。世は甘くないぞ。飯塚が奴隷商人を手放そうが、どこかに行くだけだ。手綱を奴が握ればこそ加減もできるし、商人どもから金を絞れる。敵の軍資金となるよりは味方の軍資金となるほうがましであろう? 汚かろうがなんだろうが、その金は味方を殺す。わしらが握っておれば、味方を生かす金となる」
「……それは、そうかもしれないですが……」
「まぁ、青い八幡殿に咀嚼したうえ飲み込め等とは申さぬ。むしろ、そのくらいでよいとさえ思っておる」
手塚石見守はクスリと笑うと、手酌で小さな徳利から杯に酒を酌み、一息で干す。
すると、その背後で木戸が開き、下女の者が数名、酒と肴を運び込んで三人の前に並べる。
そして、戸口には下女の他に一人の男が立ちながら、じっと三人を眺める。
「おぉ! 飯塚よ、ようやく来おったか! ささ、座って呑め」
スパァン、と、勢いよく木戸が閉められると、手塚石見守はすかさず立ち上がり、廊下へ出て帰路につく飯塚美濃守の首根っこをひっつかんで無理やり座に着かせる。
人との交流を好まない飯塚美濃守が手塚石見守の呼び出しで顔を見せることに驚く八幡と鈍斎であったが、礼儀の無い雑なやり取りに互いが成れている様子は二人をさらに驚かせた。
飯塚館を本貫地とする飯塚美濃守光重は小田四天王でも異色の人物である。
飯塚美濃守は小田家の家督騒動で小田顕家を唆してその兄である小田治孝を殺害、家督を簒奪しようと試みる。しかし、小田政治の挙兵で目論見は外れ、引き続き小田顕家に味方して小田政治と敵対する。
飯塚美濃守は小田家の支配力の薄い北東方面の諸豪族を従えていたが、赤松擬淵斎が中立を決め込んでいた信太家を味方に引き入れたことで兵力は逆転。押し負ける事を予感した飯塚美濃守は赤松擬淵斎との決戦に及び、大敗を喫する。
小田顕家は武蔵へ逃亡。死を覚悟した飯塚美濃守は、小田家の東北方面で割拠する烏合の豪族衆を束ねるには外様の気持ちを理解した重臣が必要、という懐柔策を提示した小田政治によって一命を救われ、四天王という地位を与えられて復権を果たしたのである。
「で、何のためにこのわしを呼びつけた、手塚よ」
「なに、少し飲みたくなっただけだ」
「ちぃ、そんなことか。わしは付き合わんぞ。帰らせてもらう」
「まぁ、そういうな。少しだ」
「少しで終わった試しがあるか! 何合飲めば少しでないというのだお主は!」
手塚石見守は笑いながら飯塚美濃守を押し止める。
この時、八幡はふと一つのことが気にかかる。
(そういや……今日飯塚殿は法事に参加してなかったな……こうして気軽に話しているところを見ると忙しくて欠席したという訳でもなさそうだし……訳ありか? だめだ、この家はなんだかんだで地雷が多すぎる。もう恐ろしくて聞くにきけねぇよ……)
八幡がそんなことを考えていると、鈍斎はつまらなそうに机で本を読み始めた飯塚に威圧的に膝を寄せ始める。
「飯塚殿! 何故、今日の政治様を悼む法事だというのに欠席なされた! 先代政治様にお世話になっているにもかかわらず無礼ではありませぬか!!」
「ちょ、鈍斎! おまっ」
「あぁ? 小娘の分際でわしに説教垂れる方がよほど無礼だともわからんのか?」
「ひ、ひぃ!」
鈍斎と飯塚美濃守の中は疎遠である。身分も下の小娘の説教くさい言動に苛立ちと呆れ、見下しの情をありありと込めた眼を向け、真顔のまま冷たいしわがれ声で常識を諭すような、少し馬鹿にするような調子で言い返した。
鈍斎は言い返されてすっかり怯えている。
飯塚美濃守には厳つさなど無い、ありがちな顔立ちの普通の老爺といった容貌だが、見様によっては底知れぬ怪しさが恐ろしさにも感じられる。飯塚美濃守は鈍斎の事情を知っている内の一人という事もあって、尚の事相性が悪いのだろう。
鈍斎がいつものように強気で出る様子はない。
(怖いなら最初っから無理すんなって……)
八幡は、怯えて引き帰してくる鈍斎が手の届く範囲まで来た所で、その手を頭に乗せてやる。鈍斎は、少し平常心を取り戻したようで座を正した。
「武士と認められたくば、さっさと初陣を果たして首を挙げてみよ。そうでなければさっさと娘に戻り、どこかに嫁いでしまえ。その方がお主にはお似合いであろう? それか、敵方に嫁いで政略結婚でもすればお主が望む、小田家の役に立つことができるというものではないか?」
「そ、そんなことは……」
至極全うなその意見に鈍斎は言い返すこともできず、口を閉じて俯く。
すると、手塚石見守は一つため息を吐いてから飯塚美濃守の肩を抑える。
「飯塚よ。そんな事を話したところで誰の気分も良くならん。そのぐらいでよかろう。とりあえず酒を呑まんか?」
「呑まぬと言っている……わかった、一杯だけだ」
飯塚美濃守も呆れたようにため息を吐いて項垂れると、手塚石見守は満面の笑みで酒を勧める。
「おうよ、目一杯だけ、だな」
「な、貴様!」
しばらくは重苦しい無言の間が続いた。四人は何をするでもなく、間を繋ぎ、渇く口を潤すために酒を幾度となく口に含む。
八幡も鈍斎も飯塚美濃守とは親しくはない。話題もなければ、ましてやそんな空気を察して気を使ってくれるほど飯塚も心遣いをする人間ではなかった。
飯塚美濃守は、居心地悪そうにしている二人を一瞥して気づきながらも、興味なさそうに書を肴に酒をなめるばかりである。
「まぁ、ほら! 飯塚も飲め! 八幡殿も、鶴千代も」
「断る。お主なんぞにこれ以上つき合わされれば、二日酔い確実ではないか」
手塚石見守は笑顔で強引に飲酒を勧めるが、飯塚美濃守は慣れた様子で素気無く断る。
「俺も酒はちょっと……」
「私も、遠慮します……」
「なんじゃ……皆詰まらんのぅ」
続いて二人も酒を断ると、手塚石見守は落ち込んで物悲しそうに手酌で酒を呷り始めた。
手塚石見守が酒を飲むなり無言になってしまったので仕方がなく飯塚美濃守は呼びだしの理由を尋ねる。
「それよりも何をしに呼んだかさっさと話せ。まさか、真に酒のみ相手欲しさに呼びつけた訳ではなかろう?」
「うむ、ちと内緒話よ」
すると手塚石見守は首だけ持ち上げ、楽しそうにニヤリと笑みを浮かべると子供みたいにそんなことを言う。
「内緒話、ですか?」
「そうだ。氏治様について少しばかり八幡殿に昔話でもと思ってなぁ」
「昔話……」
八幡は以前から、小田家に対し言葉にしがたい違和感を覚えている。
なにか、明るい表面に惑わされてその裏側の隠された一面が見えていないような、どこか意図的に情報の一部が隠されているような、そんな何ともつかみ所のない感覚である。
「ワシは、八幡殿がこの小田に来てくれて本当に良かったと思っておるのだ。氏治様にこびへつらわない態度が特にな。よく言えば、氏治様は人の意見に容易に左右されないところが当主として適任だった。されどな、しかし、それが失敗でもあった」
「そ、それはなんとなく見ていれば……」
手塚石見守の言葉に一瞬だけ「なるほど」と納得しかけた八幡であったが、よくよく考えてみると、そのせいでここまで家が傾いてしまっていることに苦笑いが隠せない。
「違うのだ。菅谷も赤松殿も言わないようだからわしが言うがな、我々は情けないことに氏治様が間違った道を歩もうとしていても誰一人咎め、止めることができないのだ……こうして氏治様が明るく振る舞ってくださるだけでも、わしらとしては胸が痛い。ましてや、氏治様に強くもの申すなど罪悪感がな」
酒を呷りつつ物悲しげに語るその巨躯はいつものような覇気がなく、どこか一回り小さくなったような印象を受ける。
「で、ですが、罪悪感があるならばこそ、氏治に軽率な行動をしないように強く注意するべきではないのですか?」
「そうかもしれんな……されど、我々の言葉は届かぬよ。氏治様に聞かせるには八幡殿の様に厳しく叱りつけ、傷付けるくらいの勢いがなくてはならなかった。八幡殿でさえそれでようやくといったところではないか。わしらはな、そんなことをするくらいなら氏治様の無謀に付き合って散るほうが楽なのだ」
突然とんでもないことを言い出す手塚石見守の、次の言葉を待って八幡は息をのんだ。
気がつけば鈍斎まで手塚のような苦しげな、何か罪悪感に苛まれるような表情をしていた。
この部屋の中で平常心を保っているのはもはや飯塚美濃守くらいなものである。
「そんな、死ぬ方が叱るより楽だなんて……」
そんな馬鹿げたことがあり得るわけがない、といった様子で呟いた。それを近くで聞いた鈍斎は、細々とした声で語りだした。
「八幡、小田の者は皆、氏治様と心中する覚悟を固めているんだ。我々家臣がどれだけ死のうとも、いつかそこから多くを学び、名君となって下さることを祈ってな」
「わしは小娘との心中なぞごめんだがな」
「……」
飯塚美濃守の空気を無視する発言にその場は一瞬固まる。
その後、鈍斎は息を整えると何事もなかったように話を続けた。
「ともかく、氏治様にもの申せるのは貴様だけなんだ。頼むぞ八幡」
「お、おう、けどお前も言ってやれないのか?」
手を握って、視線を逃がさぬように力強く八幡を捕えた鈍斎は念入りに頼み込む。
そのあまりの真面目さに少し気圧される八幡ではあったが、自分に言えて、何故幼馴染として長年親友であり続けた鈍斎にそれができないのか疑問に思う。
すると、鈍斎は影の差す顔で自嘲気味に説明した。
「生憎私にはその資格はないよ。さっきも言っただろう? 小姫ちゃんが助けを必要とするその時は全て、小姫ちゃんを一人置いて逃げ出してきたんだ。今こうして嫌われていないだけで不思議なくらいなのに、さらに何かいう事なんて……」
言いかけたまま口を閉ざしてしまう鈍斎に続いて、今度は手塚石見守が徳利の酒の最後の一滴を小さな盃に垂らしつつ口を開いた。
「何故、正当な嫡男である朝治様が居るのに氏治様が当主になったと思う」
「……わかりません」
「朝治様が強く望まなかったこともあるが、自己主張の少ない朝治様は当時権勢を誇った信太家の都合のいい傀儡候補であったのよ。主従逆転しかねない事態と危惧した忠誠心、信太家にじわりじわりと飲み込まれた諸豪の危機感という利害一致があった」
「ですが、赤松様、手塚殿、菅谷さんがそんな私欲で動くとはとても」
「そうだ。我々はこれを利用した。まず、菅谷めが氏治様の中に政治様の面影を見たのだ。そして、このままでは小田家は滅び、血筋の良い氏治様は都合のいい女として諸大名の政略の道具に使われかねない。そうでなくとも、攫われ、褒美として何者かに下賜され、凌辱の憂き目に遭うかもしれない。そう思うと、ワシも赤松殿も居ても立ってもいられなくなったのだ」
「それで、氏治を守りたいという意志と任せてみたい本音、これに諸将の気持ちと現実的な利害を絡めて利用したという訳ですか」
「そうだ。しかも氏治様はな、幼くして両親を失っておる。故に母の優しさというのをほとんど覚えていない。それにな、妻を亡くした悲しみと民の為に戦に明け暮れた政治様にも甘えることはできず、人に甘えた記憶はほとんどないのだ」
この大鬼の目には涙が浮き、杯には酒とは違った水滴が入り交じる。
そして、鬼はその場にはない浜砂を持ち上げるように、仰向けにした手の平の上にある、見えない何かを眺めていた。
「しかも、十一歳では政治様も失った。大将として以前に、人の器もまだ定まっておらぬというのに、不甲斐ない我等はそれを見守る事しかしなかった。血に手を染める汚れた我等が不用意に触れば、白く清い絹布のような氏治様が穢れそうで、力を抑えられぬ無骨なこの手で持ち上げんとすれば、薄く脆い卵殻の如きその器は壊れてしまいそうでな……よもやどうすることもできなかったのだ」
普段の陽気さなど欠片も見せない変貌ぶりに、八幡はいつしか言葉を失っていた。
「醜い話じゃがな……いまだにわしは菅谷が許せんのだ。あ奴がもっとしっかりしておれば氏治様は幸せなまま、何も知らないまま生きていられたのではないか? そしてまた、あの戦犯が氏治様の傍に仕え続けていて本当に良いのか、守りきれるのか? そんな仲間も信用できない小さな男なのだ……わしは……」
これが、仮にいつもの調子の手塚石見守であったなら「でかい図体して何言ってるんですか」くらいの冗談も言えたのかもしれないが、八幡はそんな冗談一つも思いつかぬほどに空気に呑まれていた。
その顔はいつしか二人の陰鬱な表情が移り、見たくもない小田家の影が徐々に目の当たりになる様から目を逸らしたくなっていた。そこへ追い打ちをかけるかのように、鈍斎が続ける。
「だから八幡。お前だけでも氏治様に厳しく当たれ。そして甘やかして差し上げろ。小田家家臣となった今、私はもはや氏治様と対等ではない。氏治様が甘えられるのはもう貴様しかいない。厳しく諭してあげられるのも八幡、お前しかいないんだ」
辛そうに頼み込む鈍斎を見て、八幡は同情の目を向けて一度だけ頷いた。
「……あぁ、わかった」
この日、空を覆った曇天は、生暖かい南風とともに季節外れの重苦しい大粒の雨を地に降らせた。
部屋は話題が無くなったことでしばらく音を発するものはなくなり、する音と言えば飯塚の紙をめくる音と、それをかき消さんと大粒の雫を地に叩きつける雨の音くらいなものであった。
しばらくすると、無言のその部屋には数名の女中が現れ、軽食と酒の追加が持ってこられた。
八幡は追加の食事に少しずつ手を付けながら、下女の仕事姿からふと葵を連想し、手塚石見守に訊ねたい一件があることを思い出した。
「そういえば、手塚殿。鉢屋衆の遠縁が筑波山にいると聞いたのですが、誠ですか?」
「うむ? おぉ、確かにおるぞ。鉢屋の本家で飯母呂一族というのが居って忍びをしておる。しかし、八幡殿もよくぞ鉢屋の名前をご存知ですな」
手塚石見守は知人の話に気をよくし、先ほどまでとは表情を一変させて楽しげに語る。
「あ、いえ、葵から聞いただけですよ。いろいろ話は伺いました」
その後、八幡は自分の廓で葵から聞いた話を簡単に説明した。手塚石見守は楽しそうに豪気に笑い、さっきまでの重苦しい空気は嘘のようにいつもの晴れやかな調子を取り戻していた。
「はっはっは、左様であったか。しかし、彼のものに興味をお持ちとは、また何か妙案でも?」
「えぇ、忍びはぜひとも味方につけておくべきです。願わくば、手数ですが手塚殿に取り次ぎを願えないかと……」
八幡は遠慮がちに頼むと、手塚石見守は笑顔のまま快く承知してくれるが、忍びの実力を疑っているらしく、少し真面目な顔で忍びについて話し始めた。
「それはかまわぬが、あまりこう言ってはなんだが、忍びは多くの金を要求する割に、戦場ではあまり役に立ちませぬぞ? 必要であれば乱破を使えば簡単であろうしな」
「それは使い方によって変わります。そういったことも忍びの方が質の良い成果を期待できますし、戦で情報というのはすごく大切だと思うのです」
八幡が自信をもってそう答えると、手塚石見守も自分がいらぬ心配をしたと申し訳なさそうに詫び、それ以上とやかくいう事はしなかった。
「そういうものであろうか。まぁ、八幡殿がそう申すならば別にわざわざどうという事もないが……よし! とりあえず一筆用意する故、後日小田にお届けしよう。後は八幡殿の時間があるときにでも参られるとよい。それでよろしいですな?」
「ありがとうございます!」
こうして、解放された八幡と鈍斎は小田への帰路へ着く。
屋敷を出る頃には先ほどまでの雨はなく、あちこちにできた水溜りに柔らかな日差しを反射させる太陽が顔を出していた。




