『酒蔵に なぜかできてる ダンジョンや』
五・七・五みたいな感じ。字余り。
あと短め。
ギルドに駆け込んできた獣人の案内のもと、俺たちは王都のとある酒屋の前に来ていた。
普段から酒屋なんて寄らないからな・・・酒飲まないし。アルテミスやハクロ、カトレアは年齢的にも飲めるけど、みんな普段から飲んでいないからね。
というか、飲んだら飲んだで恐ろしいことになりそうで・・・・。絡み酒とかされたら怖い。
話がそれたが、酒蔵の中に入った。
「たくさんお酒があるな・・・」
「これ全部うちの製品で、怪物殺しさんも買っていくかい?・・・どえっくしょん!!」
「いえ、俺たちは酒飲まないので」
というか、今のくしゃみをしている状況だと衛生面の心配があるんですよ。
そのまま奥の方へ行くと、その行き止まりの壁には洞窟の入り口のようなものができていた。
「鑑定」を使用すると、確かにダンジョンのようである。
「・・・まじでダンジョンだな」
「やっぱりダンジョンでしたか、ぶえっくしょん!!」
できてから数日ほどのようで、王都中でくしゃみをする人が出てきた時期と重なる。
「この感じじゃと、せいぜい10階層までのモノじゃな」
「できてまだ新しいみたいだしな・・・」
とにもかくにも、中に入って調べるしかないか・・・・できるだけ楽なダンジョンでありますように。
流石に、王都の地下の方にできているので今回はゴーレム出番なし。




