『スラパシー内容』
ちょっとあまりないスラ太郎がしゃべる様子
スラ太郎を召喚で呼び出し、なんで勝手に行動したのか聞くことにした。
「スラ太郎、なんで勝手に行動したんだ?」
「マスター、ナンカネキコエタノ」
しょんぼりとしながらも、スラ太郎は答えた。
「聞こえた?」
「ウン・・・スライムタチノ声ガシタノ」
「なんて言ってたんだ?」
「『タスケテ』ト、ナンカイモ」
スライムたちが助けを求める声か・・・・。
「だが、一人で勝手に行動はだめだ。お前自身にも対処できない可能性があるからな」
「ウン、ワカッタヨ」
さすがにスラ太郎一人ではいかせられないからな。仮にやばい奴がいたら一人じゃまずいからな。
「スラ太郎、その声は今はどうなってる?」
その質問に、スラ太郎は頭の触角を一回転させて答えた。
「マダ、キコエルヨ・・・・」
「そうか、その声はどこから出ているかわかるか?」
「ワカルヨ」
スラ太郎の案内により、俺たちはその声がする方へ向かった。
途中、島を渡って俺たちは第4島に来た。
この第4島は確かこの国の鉱山がある島である。空にある鉱山なのだが、どういうわけか掘っても掘ってもそこにたどり着かないらしく、もうとっくの前に島の底にたどり着いておかしくないのにいまだにそこにたどり着いていないそうである。
この島の奥の方へ俺たちは進んだ。
「まだ声がするところにたどり着かないのか?」
「ンー、モウチョット」
そのまま声をたどっていくと、島の山のふもとにまで来た。
「コノナカカラカナ?」
どうも山の中である。
「ここは・・・鉱山か」
「なるほどのぉ、ここの鉱山は内部が深くなっていると聞く。こういった中なら確かに誰にもわからないかもしれんのぉ」
「カトレア、ゴーレムを動かしてこの中に突撃するぞ。直接内部に入ったほうが早い」
こういった地中の中ならもう定番のだからな。
「ん?」
「どうしたハクロ?」
「なんかいま変な視線を感じたような気がし、っ!?」
どしゅっつ!!
ハクロが素早く横に動いた。それの瞬間、ハクロがいた位置に何かが地面に突き刺さった。
「これは・・あの時の毒付きのトゲじゃな」
「誰かが狙ってきたという事か」
さすがに今ので仕留めきれなかったせいか、位置がばれないうちに撃ってきたやつはどうも逃亡したようであった。
「カトレア、さっさとゴーレムにはいるぞ!また来ないとは限らないからな!」
急いでゴーレムに乗り込み、俺たちは鉱山の中を掘りすすみ始めたのであった・・・。
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「ぬう、あのバカ孫め!いったい何を考えておるんじゃ!」
「じーちゃんどうしたのなの!?」
自分たちでこの国でないが起きているのか調べていた老人はそのわけが分かり怒った。
「タヨ!急いで第4島に向かうぞ!あのバカ孫の計画をつぶすんじゃ!急がないとこの国が戦火に巻き込まれるのぞ!!」
「わかったのなの!!」
この爺さんがこの国の先代国王なのは読者の皆さんはわかっていますよね。
世襲制ならその子供が今の国王なはずなのに、なぜ孫の方を言ったのでしょうか・・・・?




