『第1回卓球大会』
温泉と言ったらこれでしょ。
ちなみに、また機会がある可能性があるので第1回となっております。
湯ののぼせからハクロたちが回復した後、俺たち卓球を見つけたのですることにした。こういったものはどの世界でもあるような感じなのだろうか。それとも過去に転生した人が作ったものなのだろうか?
「ルールとしては普通の卓球だが・・・各自の能力を制限する」
だって勝負がつかなくなる可能性があるからな。
ハクロは糸、スラ太郎は眷属およびほかのスライムへの変身、カトレアはゴーレム、アルテミスはまあ、特にない。リーゼはゴーレム水槽の中なので参加できない。俺は身体強化の「エンチャント」魔法をそれぞれ禁止してやることにした。
「1回戦、ハクロVSカトレア開始!」
順番は適当にじゃんけんで決めた。なお、身体能力的にアルテミスが一案最後に戦うことになっている。
「行きますよ!」
ハクロがラケットを思いっきりふってピンポン玉を打った。
「甘い」
カトレアも負けじと打ち返す。両者互いに譲らず、なかなか得点が入らない。ちなみに長期戦を避けるため5点先に取ったほうが勝ちにした。
「ちっ!」
カァァァァン!
カトレアが打ち返しそこね、角にボールが当たって5-4でハクロが勝利した。
「そこまで!ハクロの勝ち!」
「やったぁ!」
次は俺VSスラ太郎だったが、身体強化を使わない分、身体的に劣ってスラ太郎が勝利した。
その後、スラ太郎VSハクロではハクロの方がリードしてハクロが勝利した。
「最終戦!アルテミスVSハクロ開始!!」
「我に勝てるかな!」
「勝って見せますよ!!」
お互い普段からいがみ合うことが多いのでものすごい白熱試合となった。
ボールを返すたびにバシィィィィン!!とものすごい力で撃ち返しあっているのが分かり、互いの気迫も鬼気迫るものがあった。これ大会でられるレベルなのでは?
一時間後、白熱しあったせいで大量の汗をかくも互いにいまだに得点が0-0であった。
「お主の腕もそろそろ限界じゃろ?」
「そっちこそそうでしょ?」
互いに軽い会話をしているようで、空気がものすごい真剣だった。
結局、決着はつかずその日はもう遅くなったのでやめたのだが、翌日二人ともひどい筋肉痛になったのでそれが治るまでもう2日ほど滞在するのであった・・・・。
閑話を挟んでから新章に行くよ




