表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/397

『進化後の変化』

進化はこの辺でやってみようかと思いまして。

次に進化するとしたらリーゼかな?

 光が収まり、進化が完了した。


 サングラスを外してみてみると、ハクロとカトレアの姿は変わっていた。


ハクロの髪が銀髪から、白髪へと変わって髪形がポニーテールから普通に長髪に。来ていた服がなぜか清楚な感じの白い服へと変わっていた(胸が強調されたが)。肌が少し白くなり、手先はより繊細に、蜘蛛の体の部分は全体的によりつややかになり、蜘蛛の足が細く、鋭くなっていた。


 カトレアはもともと妖艶な見た目をしていたのだが、さらに艶っぽくなり、他にいた冒険者たちお目線がより集中していた。来ていた服がチャイナドレスのような形状になり、足元の木が少し分離しているように見えた。バストサイズも増えたのか服がはちきれそうだったので急いでハクロが手直しして直したけどね。手にはいつの間にかキセルのようなものまであった。


「・・・・進化しましたけど、なんか少しこう落ち着いたような気が」

「このキセル、どうやら何も入っていない感じです」


 ステータスを見てみることに。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:『ハクロ』

種族:ホーリーアラクネ

年齢:1004歳

MP:1000000

ATK:94000

DF:46000


スキル:「従魔の絆」「真・天の白蜘蛛」「真・高速編み」「アラクネの王女」「聖女」「聖光」

称号:「千年魔物」「強者の証」「忠誠心」「ドジっ子」「最強の服屋」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:『カトレア』

種族:ドリームドリアード

年齢:7003歳

MP:1200000

ATK:36000

DF:1200


スキル:「従魔の絆」「大地の恵み」「母性愛」「土の精霊王の加護」「癒しの光」「空間収納」「隠密2」「傾国の美女」「造形2」「夢見の音楽」「夢の世界(ドリーム・ワールド)

称号:「千年魔物」「ストーカー」「森の守護神」「夢の美女」「夢の管理者」「真の人形遣い」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「大幅に能力が上がっているな」

「なんで称号に『ドジっ子』があるんですか!!」

「スキルも強化されている・・・」


 そういえばスキルも強化されているようだな



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「真・天の白蜘蛛」・・・スキル「天の白蜘蛛」の完全版。もはや神々に認められるレベル。


「真・高速編み」・・・・スキル「高速編み」の完全版。もはや神々に認められるレベル。


「アラクネの王女」・・・「姫」から即位して完全に上位の存在となった。同じアラクネ系のモンスターからの襲撃率が格段に下がる。


「聖光」・・・聖なる光を常にまとった状態になる。墓場などに行くと完全浄化させてしまう。また、アンデッド系モンスターが触れてもあっという間に天へ逝かせてしまう。


「傾国の美女」・・・「妖艶」からさらに上。かつてこのスキルを所有していた人物がいて、国を傾かせてしまうほどの美しさだったことからこのスキル名になった。意識しなくても異性を魅了状態にしてしまう。意識すれば防げる。


「造形2」・・・「造形」からさらに上に行き、さらに細かな作業や形成などが可能になる。


「夢見の音楽」・・・人々を夢の世界へいざなう曲が引ける。この曲を聴きながら寝ると望んだ夢を見られる。また、自身で相手の夢の操作が可能になる。


夢の世界(ドリーム・ワールド)」・・・夢の空間を作成できる。収納空間とは違い、現実から入ることが可能。夢で得たものを収納でき、いつでも現実世界に取り出せるようになる。ただし、取り出す際にはそれ相応の魔力が必要。


「ドジっ子」・・・あきらめろ。それはもはや天性の才能だ。より上の「真・ドジっ子」よりはましだ。


「最強の服屋」・・・ありとあらゆる服の制作が1000着を超えた者に付く。


「夢の美女」・・・「傾国の美女」のスキルが付いた者に付く。


「夢の管理者」・・・夢を管理できる者に付く。


「真の人形遣い」・・・様々なゴーレムを制作可能になった時につく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ほとんどすごいものばかりだな」


 「ドジっ子」だけすっごい不憫だが。あきらめろって・・・。


「いろいろ変化したんですね」

「せっかくだ、ちょっと服を作ってみてくれ」

「了解!!」


 ハクロが手を動かした瞬間、以前よりも明らかに速いスピードであっという間に服が1着できていた。


「制作スピードがアップしたな。それに繊維質もよくなっているような」


 神々が愛用するというのもわかるぐらい手触りがよくなっている。質が飛躍的に向上したようだった。


「カトレアもより細かな造形ができるようになったんだな」

「はい、見ててください」


 カトレアが収納空間から丸太を出したかと思うと、目にもとまらぬ速さであっという間に何かを形作っていた。


「これは・・・俺たちか」

「はい」


 見ると、木彫りで俺たち全員の人形ができていた。確かに細かいところまでよくできていた。というか、スラ太郎の透明感まで再現しているけど、どうやって彫ったんだ・・・?



 なんにせよ、進化が完了したのであった。









明らかに超パワーアップはした。だけどハクロのドジは治らないことも判明するというある意味悲しい結果も判明したのであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ