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『久々にダンジョンへ』

予想通りでしょう。

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!


「そろそろこのへんかな?」

『この辺で大体いいでしょうね』

『この辺ならばれんじゃろ』


 現在、俺たちは地中からダンジョン目指して掘っていた。もちろん、ゴーレム(ゲッ〇ー2)に乗ってである。


 この前のダンジョン都市での使用からさらに改良を加えている。全体は前までは木製だったのだが、一部がオリハルコンやアダマンダイト、鋼鉄などの合金になっている。内部の操縦席は木製だけどね。こっちのほうが座り心地がいいというかなんというか。


 外観は、G飛ばしてNEO飛ばして真の姿に近くなった。その監修はもちろん俺である。こっちのほうがね、なんかこうデザインがいいというか。結構好みが分かれるというか。



ドカァァァァァン!!


 地中から俺たちはダンジョンの内部に侵入することに成功したのであった。久しぶりのダンジョンだな。




 ゴーレム(真ゲッ〇ー2)から俺たちは降り、カトレアが収納した。ここからは自力での探索である。


「えー、今回のダンジョン探索の目的の確認をする。まず、このダンジョンでとれる魔道具の回収である。俺たちが神殿にふみれる前に、できるだけ武器を持っておきたいからな」

「そうですね。なんかこうナイフみたいなのがほしいです」

「我は手甲かの?」

「私はハンマーですね」


 一応手に道具を持てる組の武器の充実が今回の目的の一つ。スラ太郎は眷属を変形できるし、リーゼは水魔法の武器があるからね。


 カトレアはゴーレムに持たせるための武器、ハクロは糸をくくりつけて飛ばす武器、アルテミスは近接戦用の武器だな。


 今でさえ強いのに、そのうえ武器を持たせるのはちょっとオーバーキルのような気がしないでもないが・・・・。


「次に、このダンジョンの調査だ。どう考えても怪しいことばかりだしな」


 このダンジョンができた時期は神官が入れ替わった時期と一致しているらしい。ということは、何か関係性があるのではないかという事である。


 なお、他の冒険者が入ってくることはなく、ギルドから派遣されるものしか入らないが、しばらくは派遣しないようにとモウカリさんに交渉済みである。


 しっかりと魔道具の1部譲り渡し請求されたがな。ちゃっかりしているなあの人。


「ガウウ!!」

「オオオオエエエエエエエン!!」

「お、早速おいでなすったか」

「『ロックウルフ』に『マッドマン』かの」

「情報通りだとすると、ここは4階層ぐらいですかね?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ロックウルフ」

岩のようにかたい毛皮を持つウルフ型モンスター。ウルフ型にしては目づらしく群れで行動せずに単独で生活する。なお、嗅覚は獣人の45倍らしい。ランクはE。


「マッドマン」

泥でできたモンスター。人型になろうとしているのか、どろどろに下半身が溶けた人にも見えなくはない。泥を飛ばしてくる。乾燥には超弱いというはっきりとした弱点があり、火魔法が使えるものなら簡単に倒せる。ランクはE。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「えい」

「ファイヤー!」

「ぎゃいん!!」


ジュオオオオオオオオオ


 アルテミスが蹴り、スラ太郎『マグマスライム』の炎を出して瞬殺で終わった。ちなみに、蒸発音はマッドマンである。


 というか、スラ太郎は一応ほとんどのづライムの能力使えていたんだよな。最近眷属ばっかり出しているからすっかり忘れていたな。個性って大事だよね。



「この辺のモンスターは平気だな」

「なんかダンジョン都市よりもランクが高いのが出やすそうですね」

「あの時はGランクぐらいからでていたのに、ここはEランクから出ているんだな」


 ちなみにこのダンジョン、階層は20階層までしか地図がないそうな。秘密裏にしていた分、そういった点が進まず、さらにダンジョン都市とは違って転送室がないそうである。


 ま、帰りはゴーレム(真ゲッ〇ー2)でいいが、今はひたすら進んで魔道具を手に入れるのみだな。


 今回は一応初見&不法侵入だし、慎重に行かないとな。


「だいたい全員要望の魔道具が全部手に入るまではここでしばらく探索だ。いいな?」

「「「「了解!」」」」

「〇」


 リーゼだけしゃべれないからジェスチャーだけどな。


 ここで武器を手に入れ、神殿に殴りこむとしよう。そういや、ここのダンジョン(コア)って破壊しなくていいのかな?まあ、後でどうするかはあ終わった後で聞いてみるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なに?そこまでだというのか?」

「はっ、最高クラスの実力者がたった一撃でした」


 オウモは神官に報告していた。今日初めて見たゼロの力についてである。


「我々はもしかしてとんでもない奴と敵対してしまったのではないでしょうか?」

「黙れ!!我らが神が「害」としたやつだ!!なんとしても我々の手で倒さねばならぬ!!」


 怒り狂う神官。それはどことなく狂気を感じさせていた。


 だが、彼らはすでに取り返しがつかなくなっていたのであった・・・・・。









ドリルがある乗り物って、本当はあの未来からきた青い人が持っている「地底〇検車」みたいのにしたかったんだよね。こっちのほうがなんかロマンがあった。


ゴーレム(真ゲッ〇ー)

製作者:カトレア

デザイン監修:ゼロ

材料提供:スラ太郎

動力:魔石と水のハイブリッドという環境に優しい使用。ゲッ〇ー線も一部使用(それっぽいもの。本当にそうかは不明)?

操縦者:1号機アルテミス、2号機ゼロ、3号機カトレア

なお、ハクロ、リーゼ、スラ太郎は操縦時には従魔用空間にて待機(体の構造上操縦不可能なため)。



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