『真夜中の襲撃』
シリアス?短め。
ギルドからもどり、俺たちは家に帰って風呂にはいり、夜食を食べてから寝ていた。
それは深夜であった。
「ん?」
いつもなら朝までは熟睡できる。だが、今日は違った。
なにやら嫌な予感がして、目が覚めた。
あたりはまだ暗く、もう何もかも寝静まった頃なのにどうもなにやら変な感じがした。
こういう時には大抵ロクでもないことが起きる。
ズドォォォォン‼︎
「うわっ⁉︎」
いきなり家全体が揺れた。
慌てて外に出てみると、玄関が破壊され、そこに黒づくめのローブの人が5人いた。
「何者だお前ら‼︎」
いつでも戦闘に移れるように俺はエンチャントをかけた。
ハクロたちも全員起きて集まってきた。
「ゼロ様、あの者たちは一体」
「家の玄関をぶっ壊すとは非常識にも程があるわい」
「シンニューシャー!」
「しかし、家の周りには不審者撃退用の罠があったはずです。それをくぐり抜けてきているというのは変ですね」
それぞれいつでも臨戦態勢になった。ちなみに、リーゼはあまり戦闘には向いていないので従魔用空間に入れている。
ローブの人が口々に言い始めた。
「我らは神に仕えし部隊」
「我らは神の命令を遂行する者たち」
「我らはその命令によってこの地に来た」
「我らはお前たち神に害する者の排除に来た」
「我らはこれよりお前たちを神に変わって処刑をしゅる」
おい、最後のやつ噛んだよな。
言い終わった途端、そいつらは鎌、剣、ハンマー、鞭、弓をそれぞれ構えて俺たちに襲いかかってきた・・・。
そういや、武器的に玄関破壊したのは誰だろう・・・。




