『領民反乱2』
初めてルビを書いた。結構使えるかな?
カトレアが作ったゴーレムに乗り、俺たちは屋敷の地下から直接乗り込んだのであった。
「ここは地下倉庫のようですね」
「なんか嫌な感じがするのう」
たしかに、どことなく嫌な感じがした。なぜだかわからいが空気がよどんだ感じがしているのだ。
地下倉庫から出ても、屋敷の中の空気は同じだった。そして、屋敷の中には人影がなかった。
「もう、とっくの前に屋敷から逃げ出したのかな?」
「それにしてはなんというか、空気が嫌に濁っているというか」
不快な空気の中、俺たちはいろいろな書類があると思われる書斎室を見つけ、中にはいった。
「ここに何か取引していたような証拠の書類でもあればいいんだけど」
「逃げる際に手元にまずいものを集めたとしても、すべて持っていけるわけではないからな。残っているはずじゃ」
「急いで探すぞ。早く探さないとこの屋敷に突入されるからな」
書斎中をくまなく探していると、いくつか見つけた。
「主殿、こちらに裏家計簿のようなものが」
「ゼロ様、こちらにはほかの貴族との裏取引のようなものが!」
ある程度見つけ、アルテミスに収納してもらい、屋敷から出ようとした時だった。ふと疑問がわいた。
「そういえばなんでここまで簡単に見つかったんだ?」
「馬鹿だからではないか?」
「いや、いくらあのくそ親父でもこんな簡単に見つけられるようなところに置くか?」
「うーん、その言いようからすると相当なひどい人だったというのはわかりますけどね」
「ふむ、確かにな。わかりやすいところにか・・・罠かもしれないという事か?」
「いや、罠としてもメリットはないし・・・」
「マスター!ヤシキノトビラガヤブラレタヨ!!」
「あ、やべっ!さっさと逃げるぞ!」
見つからないようにして俺たちは早々に屋敷から撤退するのであった・・・。
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そのゼロたちの様子を見ていた者たちがいた。
「あー、やっぱ怪しまれるよね」
「そりゃそうでしょう。見つけやすすぎましたからね」
「ま、これでいろいろな証拠が見つかったわけだし、そこから証明されて君たちももう貴族として終わりだね。ヨクゴさん、バカンさん、ドアンさん」
「もがーっ!もがーっ!」
「あ、口をふさいでいるからしゃべれないんだった」
三人の人影が屋敷の後方に合った高台にあり、その三人の後ろには拘束された伯爵と、その次期当主候補の二人が転がされていた。
「今取ってあげるね」
「ぶはっつ!おい貴様!いったい何のつもりだこれは!!」
「貴族に背くつもりか!!」
「だいたいなんで俺たちをとらえた!!」
「おやおや~、君たちの方こそいきなり領民が襲い掛かて来たから驚いて逃げようとしていたではありませんか?そこを私が助けてあげたのですよ?」
「だが、それでもあれらの書類を片付けられるはずだったのに、見つけられてしまったではないか!!」
「自業自得では何のですかね伯爵様方?ま、これで黒魔石とつながっていた伯爵家をつぶせてよかったでしょうね」
「貴様一体何を企んでいるんだ!!」
ヨクゴがそう言い放つと、その話していた影はヨクゴの腹を思いっきりけった。
「がっつ!?」
「いやあ、もうなんかむかついてきましてね。なんかこう上から目線がイラつくんですよ。ま、領民からは助けましたがせっかくだからその命を実験に使わさせてもらいますかねぇ」
「「「ギャアァァァァァァァァァァ!!」」」
その笑みの不気味さに悲鳴を上げ、伯爵たちは気絶した。
「・・・そんなに怖い顔でしたかね?結構笑みだったつもりでしたが?」
((いや、十分怖いですよ))
心の中でその突込みを抑え、その3人組は気絶した伯爵たちを担いで、その場から消えたのであった・・・。
結局ゴーレムのネタわかる人いるのかな?




