7話 突撃探検隊 用水路決戦。謝るのはとりあえず殴ってからで良いんじゃないか、人間だもの
雨中の戦いは未だ終わることなく。
「予想以上に硬いな」
青く光る防護膜により、ギョ族はかなり打たれ強くなっている。
〖光傷〗は例外として、〖光の戦士〗は神技も使えないので、三体一組で囲っても攻撃力不足が否めず。
戦闘不能になる〖戦士〗もいたが、まだ十体は残っていた。隊長は少し悲しそうだったけれど、戦闘中は歯を喰いしばらなくてはいけない。
だって隊長だから。それでも現実は悲しいもの。
無慈悲なリーダーが宣告する。
「残り十秒」
土のゴーレムや精霊と違い、軽装の神技がなくても指示ができる。ただし〖光の戦士〗は召喚できる時間に制限があった。
悲壮の面持ちで、ルカ隊長は別れのポーズを決めた。
フィエロやボスコも召喚神技は使えるので、杖の〖陽光〗や素手の〖地光撃〗で援護をすれば、時間はかかっても敵の数も削れるだろう。
しかしこれは相手の怒りを鎮めるための戦いだった。
なにより自分たちが後方に居るのと同じで、敵のボスもまだ支援で踊ったまま。
・・
・・
秒読みが終わろうとしていた。
「三・ニ・一」
引き付け役はボスコ。
〖戦士〗の消滅と同時に少しだけ進み、両手に盾を持ちながら、〖光の呼び声〗と〖求光〗を発動させる。
ギョギョギョたちが一斉にボスコを睨みつけた。
「どうだ?」
「よし、上手く行った」
ボスギョ(ボス)は一度動きを止めるが、敵意を振り払って踊りを再開させる。
〖後光〗の引き寄せは強力なので、この相手が前にでないようにとの対策。
「ギョギョ~ ギョギョギョギョ!」
ルカは後方でポージングを決めながら。
「引き寄せが罠だって気づいてるわ。その敵意に身をゆだねても、飲まれちゃダメって指示を出してる」
「マジか」
骨鬼の強化個体は強いだけであり、こういった明確な指示はしない。ただもともと生物としての反応が薄いこともあってか、それが率いる骨の集団は通常よりも、索敵に引っ掛かり難いといった厄介な特徴はある。
驚くモンテとは対照的に。
「感情を操作する引き寄せは、頭で理解してもなんとかできるもんじゃねえさ」
光を求める感情。
天敵である聖を憎む意思。
盾で殴られた怒りを増幅させる銀光。
愛と憎悪。
例外もあるとは思うけど、ダンジョンに出現する敵対生物の多くは、これらに反応するよう作られている。
ゴブリンが煽る。
「おらおら来いよ来いよ! 構ってくれなきゃ寂しくて死んじゃうぞ!」
通常だと〖光十字〗は一人一つまでしか張れないが、〖光十盾〗は左右の盾に一つずつ展開させることが可能。
五体ほどのギョギョギョが引き付け役に集中したが、残りはボスの護衛とモンテやフィエロを狙う。
「ぎょぎょぎょ、ギョギョ」
「私が隊員にバフをかけてると勘違いしてるわね」
「なるほど。好都合です、そのまま続けてください」
〖呼び声・求光〗に意識が持っていかれてしまうので、通常時よりも判断力が鈍りやすい。
ボスコは【氷の槍】を右腕の〖盾〗(神・将)で受け止め、側面に回り込んできた別個体の突きを、左腕の〖盾〗(王)で弾く。
〖光十盾〗という神技は、〖光十字〗を盾の表面に合わせて動かせるというのが、最大の強みではないだろうか。
「おーい誰かぁ、僕ちゃん守ることしかできないぞぉ」
防御は完璧だとしても、このままでは一方的に攻められてしまう。
「……」
「ありがとよ」
二体の〖戦士〗が引き付け役のサポートに回される。
「もうお前の声とか忘れちまったよ。ていうか聞いたことあったっけ?」
フィエロは装備の鎖を操作し、軽装と斧に変更。
ボスコが〖盾〗で防ぎ、〖戦士〗が斧で攻めるという流れが完成した。ギョギョギョを倒すのは難しいと思うが、この場合は引き付け作業を安定させるのが目的。
フィエロにも三体ほどが迫っていた。
「……」
こいつらを大人しくさせてから、本腰をいれて引き付け役を狙う五体を削る。
〖光の意思〗 片手斧の場合は敵との距離に応じた回転数の調節。
〖光の小斧〗 耐久強化。
〖輝く投斧(右)〗 投げた斧が命中した時のみ、打撃強化(弱)。
投げられた〖斧〗が【氷の盾】を削るが、すぐさま凍りついて修復されてしまう。
〖輝く操斧(左)〗 投げた相棒を操作する。
【氷の盾】に〖投斧〗の刃が減り込んでいたが、手に持っていた〖操斧〗で引き抜く動作をすれば、それに伴い相棒が【盾】から弾け飛ぶ。
再び〖輝く投斧〗が回転を再開させ、宙へと浮かび上がった。
フィエロが〖操斧〗を振るたびに、その動きが〖投斧〗と連動する。しかし今の〖斧〗には投げた時の勢いは残っておらず、打撃強化(弱)も無効。
空中を行き来しながらの浅い攻撃なので、ギョ族がまとう防護膜への有効打には繋がらない。それでも自分を狙う三体を足止めする分には十分だった。
ボスギョが踊りながら、フィエロを狙う三体になんらかの指示をだす。
「ぎょぎょぎょ!」
「ギョっ!」
迫ってくる〖投斧〗を【盾】で叩き落せば、別の個体が刺股のような形状に【槍】を変化させ、再び浮かぼうと回転し始めた〖斧〗を地面に固定する。
「ぎょぎょぎょのギョ~」
ここぞとばかりに、ボスギョが自分の護衛についていた三体を、フィエロのもとに移動させた。
引き付け役に意識を囚われていたせいで、ギョ族たちは大きなミスを犯していた。
「私の隊員に手を出さないでちょうだい」
後方でポーズを決めていた大男が、いつの間にか〖投斧〗を止めたギョギョギョの背後に立っていた。〖光の拳〗が防護膜を氷ごと突き破り、その個体は真横に吹っ飛ぶ。
バシャっという音と共に、ギョギョギョから人間の手足が消滅すれば、一回り小さな普通の魚にもどって用水路へと落下する。
・・
・・
雨は土砂降りとなっていた。それでも用水路の流れや濁り具合に変化はない。
モンテを狙う四体のギョ族が、口から【水】を発射させる。
即座に横へ跳ねたが、避けた先を別の個体が狙い、【水】が命中してしまった。
続けて【氷の槍】を投げられたが、そちらはメイスで叩き落す。
「なるほどな」
抵抗もなく【槍】は氷の粒に変化し、モンテの騎士鎧を凍らせた。
〖活力の光〗を発動。
「状態異常でもあるってわけか」
寒気は消えたが、騎士鎧にまとわりつく氷の膜はそのままだった。若干の動き難さはあるも、この程度であれば無視しても良さそうだ。
四体のうち二体が、自分の左右へとゆっくり回り込んできた。
正面の一体が盾を構えながら、こちらに接近。
「柱を準備してくれ!」
ルカの登場により、もうフィエロを狙う個体はその場から動けない。
〖操斧〗を使って自分の手元に相棒を戻す。〖光の意思〗により回転数が調整されているので、怪我をすることもなくキャッチに成功。
「……」
装備の鎖より両手持ちの斧を取りだした。それはハルバードといった戦向きの形状とは違う。
〖光の大斧〗 耐久強化。
〖光の柱〗 物理判定のある柱を出現させる。
モンテは大戦棍を片手で肩に担ぎ、空いた腕に神杖を出現させた。
「返事しろって。合わせんのが難しいだろ」
騎士鎧から王布のローブに変更。
杖に神力を沈めてから〖日の光〗を発動。
〖光ローブ〗の輝きはまだ弱い状態だったが、本人の熟練が高いこともあり、ギョ族たちは杖より発せられた熱に怯む。
自分への攻撃判定を有効にし、身体にまとわりつく氷膜を溶かす。
「天の光を停止させろ、俺が変わる!」
ボスコが回復に特化された天の光を消す。
本当は防御特化のフィエロが良いのだけれど、位置が少し離れているので、今回は自分のバランス型を発動させる。
〖輝く大斧〗 打撃強化(弱)。
「よしフィエロ、もう良いぞっ!」
〖柱〗に〖輝く大斧〗を打ち込むことで光が広がり、範囲内の味方に筋力強化(弱)を付属。
危険を察知したボスギョが踊りをやめていた。
「ギョぎょっ!」
自ら救援に動きだす。
「貴方の相手は私よ」
すでにフィエロを狙っていた連中は魚の姿にもどり、用水路へと帰されていた。
「……ぎょ」
ダンス形態の【氷の靴】から、戦闘形態の【氷脚】へと変化。
【雨乞の舞】は止まったが、まだしばらく青い【雨】は続くようだ。
「こっちは任せなさい」
「お前らっ! さっさと片付けて隊長の援護に回るぞ!」
モンテは自分の戦いに集中する。
前方の二体は縦一列に並んでいた。
左右からは一体ずつ。こちらの隙をうかがっており、攻撃の機会を淡々と狙っている。
大戦棍を肩に担いだまま、少しだけ骨鬼を思い返し。
「守り役と攻め役か」
【盾】を構える正面の個体に向けて踏み込む。
〖光の戦棍〗 耐久強化。天の光に触れているあいだ、打撃強化(弱)
モンテは神杖を片手に持ったままだった。
〖陽の光〗をほぼゼロ距離で受け、【氷の盾】は半分以上が融ける。
大戦棍が【盾】ごとギョギョギョを粉砕。
「守り役」
そいつの後方にいた別個体は横に反れると、即座に【槍】で突いて来た。
「攻め役」
モンテは前に出していた足を一歩さげ、大戦棍を引きながら腰を捻って【槍】を回避。
〖光ローブ〗の輝きは増しているが、すでに〖陽の光〗を発動させてしまっているので、これ以上の強化は望めず。
王布のローブから白布のローブに交換。
同系統だった所為か、〖光のローブ〗は継続されていた。
純度も低く、サイズも小さい宝玉は〖塗料〗に使われることが多い。
白いローブに描かれていた模様に神力を沈めれば、〖陽の光〗が熱量を増し、【槍】ごとギョギョギョを融かす。
左右後方の二体に意識を向け。
「あとはお前らだけだ」
これ以上〖陽の光〗を使ってしまうと、戦闘不能になった魚が死んでしまうので停止させる。
「どうする?」
あと少しで〖輝くローブ〗が完成。
〖天の輝光〗を発動させ、頭上に聖なる紋章が浮ぶ。
「まだ続けるなら、相手になるぞ」
それは戦神が開発した神技。
〖輝く戦棍〗 天の輝光に照らされているあいだ、聖なる力を吸収するが、この段階では魔系統特化は付属されない。打撃強化(中)
相手は動かない。
未だルカと睨み合っていたボスギョが、対峙する大男から視線を反らすことなく。
「ぎょぎょぎょ」
「……ぎょぎょぉ」
どこかしょんぼりした様子で【槍】と【盾】を融かしてから、水溜りの上で跳ねる二匹の大魚を抱え、用水路に向かって飛び跳ねた。
あとは引き付け役を狙う五体。もうそちらにはフィエロが弓矢で参戦しており、長くは持たないだろう。
ボスギョのまとう空気が変化していた。
モンテが隊長のもとへ足を踏みだす。
「大丈夫よ、ボスコ隊員を優先して」
振り返ることもなく、ただ真っ直ぐにルカはボスを見つめている。
「もしやばかったら、筋肉の神技使ってください」
視線は動かさなくとも、会話という行為自体が隙だった。
氷上を滑るようにボスギョが接近。ルカは呼吸法〔集中強化〕と足運びを使い、流れるような蹴りの連技をさばく。
そのデカイ手でつかめば、もうそこで戦いは終わるのだけれど、なにぶん【氷脚】に摩擦は期待できず。
相手は動きも早く、ルカは巨体のためそのぶん的も大きい。
下段蹴りを躱すも、次の瞬間に尾びれがルカの足もとを払う。
空中に飛んで回避したが、ボスギョは足を入れ替えてからの後ろ回し蹴りで、ルカの巨体を吹き飛ばす。
腕によるガードと〖光十字〗により威力を殺すことに成功。
〖光の壁〗を展開させ、片手と片足で着地。用水路に飛ばされるのを防いでから、地面に靴底をつける。
「ぎょぎょぎょ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない」
【氷脚】だけでも厄介だったが、ギョ族の仲間も長くは持たないと判断したようで、【氷の腕】まとう。
ボスギョの全身が青い光りを強めると、所々が氷で覆われた。
「私も、選り好んでばかりはいられないわね」
装備の鎖を操作して、筋肉から黒い法衣に変更。
両手を合わせ、〖光の拳〗から〖輝く拳〗に変化させる。
筋力に比例して拳打と素早さを強化。
〖光の法衣〗発動。
回避または受け流すたびに、速度と動体視力を強化。
〖天の光〗を発動。
雨で冷えた肉体を降り注ぐ光が温める
雨が降る。
ザーザーと鳴り響くなかで、一人と一体が見つめ合う。
【水の玉】を発射させて視界を塞いできた。
地面の水分が弾ける音がしたかと思えば、次の瞬間には目前まで迫っていた。
呼吸法を発動。〔瞬発力強化〕
後ろに一歩さがり回避。
【氷の腕】が【氷の爪】に変化し、その切先がルカの肩に突き刺さる。
「ありがとう」
喉を狙うことも出来たはずだが、急所は避けてくれたのだろう。
「でもそれ残像よ」
頭上には聖なる紋章。ルカのそれは筋力特化。
モンテがボスコの援護に回ると同時に、フィエロは弓から〖大斧〗に持ち変えていた。
一回一回は微量だとしても、〖柱〗は人の身で切り倒せるものとは違う。だから何度も〖斧〗を打ち込むたびに、隊員は少しずつ筋力を強化されていく。
ルカの声が聞こえた方向を頼りに、ボスギョは回し蹴りをした。
手応えなし。
そのまま片足を軸にスピンをし、相手が接近できないよう【氷の爪】を大きくして、左右の腕を広げる。
「近づけないから止まってちょうだい」
【爪】がぶつかる位置に〖光強壁〗が展開されるも、勢いを落とすことなく破壊。
軸にしていた膝を曲げてから上空へとジャンプすれば、ルカの剛脚が地面スレスレを通過。
ボスギョは三回転半捻りをしながら地面に着地。
「卑怯とは言わないで頂戴ね」
〖光弓紋〗から〖一点〗に絞られた矢が、ボスギョの脛を目掛けて放たれるも、後方に滑って回避される。
逃げた先にモンテとフィエロの〖光壁〗が出現し、それがギョギョギョの四方を囲うも、次の瞬間には全てがスピンからくる【爪】で破壊される。
ルカが接近していた。
「私の思い、受け取ってちょうだい!」
角度をつけた【氷の盾】で〖輝く拳〗を横に反らす。
【氷の爪】が法衣を突き破り、上腕の筋肉に刺さる。
「私ね、もともと回避は趣味じゃないのよ」
【爪】と〖腕(輝拳)〗の間には、ルカの〖光十字〗だけでなく、ボスコの〖光十紋時〗も展開されていた。
リーダーが駆ける。
〖天の輝く光〗は雨中でも関係なく、頭上より降り注いでいる。この神技が停止すれば、〖輝く戦棍〗も効果を失う。
モンテはルカの暖かな輝きに足を踏み入れる。
熟練は此方が上。
ボスコが叫ぶ。
「隊長!」
「承知!」
二人が協力して、ボスギョの左右後方に〖光強壁〗を発動させた。
「……」
上空に逃げたのなら、〖足場〗より弓で狙う者あり。
モンテは杖を装備の鎖にもどし、肩に担いでいた大戦棍を両手で持つ。
「壁ごと叩き潰すっ!」
〖輝くローブ〗をまといし者が、ボスギョに向けて〖浄化の一撃〗を振り落とす。
打撃(強)。輝く戦棍がクールタイムとは別に、しばらく使えなくなる。
すでに敵は抵抗をやめていた。
〖天の輝光〗を停止させるも、〖一撃〗はすでに発動されていた。
筋肉が膨張。
片手で王布の法衣を肩から破り捨て、不完全ながらも〖光筋〗が発動。
〖輝く筋肉〗により鋼の肉体を得る。
法衣だった布切れを掴みながら、ボスギョを守るように位置を移し、背中と肩からモンテの〖一撃〗を受け止める。
「もし私が魔物だったら……死んでたわね」
魔系統特化。
「寸止めはするつもりだった」
夢中になってしまうほどに、この個体は強かった。
「というのは噓ですね、当てる気でした」
骨は砕け血は流れ、肌は変色して大きく腫れあがっている。
〖柱〗の恩恵を受け続けた〖浄化の一撃〗となれば、本体の魚ごと死んでいただろう。
「ごめんなさいね」
「ぎょぎょぎょぉ」
怯え口調でぎょぎょぎょと返す。
「隊長大丈夫か」
ボスコは〖治癒の輝き〗を使い、この場にいる全員を癒す。
もし釣りや檻を設置する場面が、調査や食物連鎖に繋がる風景であったのなら、敵対者として憎み怒りはしたかも知れない。
彼らも人間について調べていたし、用水路の苔や水面に落ちた虫、プランクトンやらを食べているはずだ。
大切な仲間を食われたわけでも、捕らえられたわけでもない。
ギョ族の怒りは人間という種族ではなく、恐らく特定の人物に向けられたものだろう。
ゴブリンは装備の鎖から銛を出し、ボスギョの前にそれを置く。
「悪かったよ、許しておくれ」
頭をさげる。
ボスコとボスギョ、名前が似ていてややこしい。
ルカも同じく。
「私もハシャギ過ぎちゃった自覚はあるわ、この通りよ」
謝罪のポージングを決める。
この人は本当に反省しているのだろうか。
釣り反対とか魚(生き物)食べるの反対とか、そういった複雑なことを描きたかったわけではありません。昔テレビであった探検シリーズのネタをやりたかったんです。あれが今でも好きでして。
ギョ族は地上形態になると人間の手足が生えます。これはそういう生態なのだと思います(適当)
雨が降った時だけ、水辺から離れることができるのかな。
ボスギョは上級の中でも、かなり強い部類の個体です。強化個体と特殊個体の中間くらい?
ボスギョの雨がないと、仲間の氷は一気に脆くなります。防護膜もかなり弱体化します。
仲間からは宝玉が出たとしても、小さく純度の低いものかな。
もしボスギョを倒してたら、純度の高い小さな宝石や、杖などに填められるだけのサイズが手に入ったとは思います。
ルカは筋肉で会話をしていますが、ボスギョはダンスの心得があるので、身振り手振りの表現に敏感だから、なんとなくルカの言いたい事が分かるのだと思います。感受性が豊なんです。たぶん。
10話まで完成しましたので、引き続き一日一話で投稿予定です。




