7話 上級【町】初挑戦。 断る勇気
急いで素材の回収を終わらせる。
「レベリオ居て良かったな」
空間の腕輪。
「分け前は後ほど相談ということで良いでしょうか?」
雑魚と言えど王鋼の鉄鉱石や王木(小)などが数個混ざっていた。それをニコニコしながら自前の空間に入れようとしている女を見て。
「突撃探検隊とレベリオ組の山分けで良いだろ。この姉ちゃんには必要ねえ」
「えっ 私も手伝ったのに、御無体だよぉ」
ゴブリン(強個体)は目を輝かし。
「じゃあもっと良いお詫びくれるの、うっれしぃーなぁー」
最後の方は棒読み。
「田舎から宿場町まで出稼ぎにきて、故郷のためにせっせと頑張ってんだぜぇ。健気でしょ、私にもちょうだいよお」
「どうりで見ない顔だったわけか」
そこからの探検者とは面識があまりない。
「出稼ぎ連中は上級なんざ挑戦しねえよ」
服装はエロいが使われている素材は一級品。
「うぅ、皆仲良くぅ」
地面にうずくまって泣き出す。でも嘘の涙だとラウロでも分かる演技だった。
ため息を一つ。師匠の方をみて。
「なんであんたまで泣いてるんですか」
ルカ隊長は消えゆく〖光の戦士〗たちの頭をでかい手で撫でていた。
「行っちゃ嫌よぉ いやいや」
戦友との別れ。
これにはふざけるのが大好きなボスコも苦笑い。
「隊長、そいつら素材集めで召喚したわけ。一緒に戦った連中もう消えてっから」
光の戦士は召喚する数が多いほど消費も増える。クールタイムもそれに比例されるが、先ほどの規模であれば戦闘中での再使用は無理だった。
ラウロは兜を外し、鎖帷子をめくって布巻を取る。伏せていた顔をパッと上げ。
「なにその傷、格好いい」
上級挑戦の数日前、シスターに刈ってもらっていた。
「そっ そうか。いやまあ痒くてな」
装備の鎖で兜だけを脱ぐことは出来ない。ダンジョン内では常に防具をしていたい性分のようで、ラウロは移動用の軽装も持たず。
褒められたからじゃないが。
「分け前だがよ、なんで追われてたかにもよるな」
「とりあえず大通りを抜けてからにしましょう」
優秀な索敵をゲットできたこともあり、個々の警戒度は下げれるか。
・・
・・
バリケードの張られていない横道にそれ、しばらく歩き。
「鍵は全部で八本もありました」
確かに敵の数は多かったが、強力個体もいなかった。雑魚だけでも出ることはあったが、明らかに事前情報より出現確率が高い。
「建物に進入する時は鍵を使えってことか」
「バリケードなど、鍵が必要のない物であれば、壊しても平気かも知れませんね。現状で検証する勇気はありませんが」
弓で〖神眼〗を使いながら。
「けっこう皆、この罠に引っ掛かったよねぇ? どうかな、どうだったかな?」
なぜかワクワク顔。
ボスコは小さな瓦礫片を蹴飛ばし。
「まだ像に亀裂も入ってねえし、ただの初見殺しだろ。催し物としちゃ優しいんじゃね」
神像帰り。判断基準は不明だが、時空紋が発生するのは、命が繋がっている状態に限る。
魔界の介入より時空紋の発生を邪魔された場合など。上の条件であるのなら、恐らく即死となれば生き返らせることは難しい。腕を失った場合も同じで、損失部位が時空紋で消えたのであれば、復元可能と言われている。
そっぽを向き。
「達観した意見はいりましぇーん」
ドキドキしたとか、びっくりしたとかが欲しかったようだ。
「んでっ カチェリさんだったか。そろそろ教えてくれ」
「このままじゃ南門には行けんなって思いまして、例の壁を様子見に行ってたわけです。強制転移された場所が近かったので」
南北遮断壁。
「行は良いよい帰りは怖い。わたしゃ命がけで情報を持ち帰って来たんでさぁ」
「なるほど、お仲間は南側に?」
一人だけで飛ばされてきたらしい。
「真っ当な理由ではあるな」
〖探さないでください〗と〖神眼〗を使い、敵対者を避けながら調べていたが、帰りに下手をこいた。
「だからさぁ お宝ちょうだいよお。将木(中)一つで良いからぁ」
索敵頑張るからと皆にお願いし。
「無理なら(小)二つでもオラ構わねえだ」
小さな角材を二つ。鑿と金槌で凹凸の形状にして、一つの角材にする。鉋で表面を整えろば完成。
この後に神技で完全な角材(中)にするのだが、そんなの関係なく技術がいる。
「遮断壁に関する情報は大きいです。北門に集結してる人たちも気づいているでしょうし、門を潜れる保証もなく出発するのは勇気がいりますので」
「けっ」
ボスコも納得はしたようだ。
「角材ではなく交渉しましょう。カチェリさんには報奨金を受け取ってもらい、先ほどの戦闘で得た素材が僕らの報酬というのはどうでしょうか」
淀んだ瞳でレベリオを見つめ。
「私どんくらいもらえますかね、旦那ぁ」
「情報収集に伴なった危険に見合うだけの額は」
信頼や信用を失うのは、損失するものの方が多いから、個人に対しても相応の対応はしてくれるはず。
「僕はラファスの満了組しか知りませんが、ここで彼らの悪い噂はほとんど聞いてませんので」
「そういうのは徒党員が居ないとこで言わんと。こいつも一応所属してるわけだからよ」
しっかりしているレベリオだが、ポカをする時だってある。
「あっ すみません」
「大丈夫、問題ないよ。だって満了組の悪い噂って、だいたい僕か隊長でしょ?」
ルカは戦士との別れを惜しんで物静かになっている。
「でもちょっと厄介な人はいるから、当たらないと良いね」
「どんな奴だよ」
良く話をする連中を思い浮かべるが、やはり思い浮かばない。
「ではそろそろ行きましょうか、のんびりもできませんのでね」
先ほどの戦闘と素材の回収だけで、けっこうな時間を使ってしまった。未だに泣いている隊長を宥め、急ぎ足で北門への移動を再開させる。
・・
・・
やはりダンジョン内であれば、〖神眼〗の索敵はものすごく優秀だった。
「私のセンサーにも反応はないわ」
ボスコの話では意外と当たるらしい。そういえば大通りに入る前も、この先はヤバイと言っていた。
出発予定時刻の三十分前にはなんとか到着。
先ほど横切った大通りと違い、見通しの良い中央通りの端は広場となっており、そこに神像は設置されている。
破壊された町並みの奥には大神殿を正面に捕らえていた。
ラウロは神像を見あげながら。
「白くないんだな」
「仕掛けを突破すりゃ色も変わる」
大きさは試練の間にあった物と同等。
「では僕とボスコさんは情報を収集してきますので」
「お気持ち、お察しします」
じゃんけんで負けた。
「うるせえ、さっさと行きやがれ」
索敵から解放され、身体を伸ばしていたが、カチェリは辺りを見回し。
「あれ、ルカさんは?」
そう言えばいない。
「慣れるとけっこう良い人だからな、隊長。皆は自分が守るって、そこらで見張りしてんじゃね」
ボスコとルカは意外と仲が良かったりする。類は友を呼ぶのだろうか。
・・
・・
門は手前が鉄格子で、奥に木製の物が下ろされている。その間とされる薄暗い空間に時空紋が薄く光っていた。
この北門に飛ばされた中で、一番の上席に当たる者。
「あれれ。ラウロ君ではありませんか、奇遇ですね。うん、奇遇」
姿勢を正し、足を肩幅に。
「イージリオ殿もこちらでしたか」
このオッサン。基本は誰に対してもタメ口だから、ルチオ組やレベリオ組の連中が見てたら、違和感しかないだろう。
合流挨拶と得た情報の報告で敬礼もしたくなるが、この人はそれが嫌いだった。
「いやあ、まいったもんです。問題発生して困りましたねえ、大変だったでしょここまで。本当に困った」
あまり困ったようには見えない。
北門に到着し、見張りをしていた顔見知りから、それとなく話しを聞いたが。
「南側で強制転移された者は北にきて、その逆も然りと聞きましたが」
慣れない敬語だけど、ラウロにとってはこれで精一杯。
「私は最初から北でしたよ、ええそれはもう満了組ですので真っ直ぐに。たぶん」
真剣なまなざしを向けられた。
とりあえずもう挨拶は良いかなと判断し、本題に移る。
「南北の遮断壁ですが、こちらの者より情報があるとのこと」
カチェリを紹介し、前に出す。
「君なんか目細いね、ちゃんと見えてんの?」
「ラウロ君。僕はこの人嫌いかも知れません。うん、嫌い」
誰に対してもタメ口な女がここにいた。
「あわわ ごめん、ごめんよお」
「じゃあ許しましょう、たぶん。それでなにか教えてくれるんですか?」
恐らく報酬の基準が書かれた用紙に目を通しながら、小銭を一枚とりだして。
「はい」
「ちょっとー。ラウロっち、まだこの人怒ってるよ、どうしよお」
なんどか謝ってから、基準とされる前金をもらう。
安堵してから、カチェリは得た情報を説明していく。後金も満足いく額はもらえたようだ。たぶん。
・・
・・
中央通りには一見だと敵対生物は見られないが、時空紋に潜んでいるだけで、けっこうな数が屋根と地面含めて出現してくる。
これまでの【町】でも、強個体が出現する確率はこの通りが一番多い。
北門に集結したのは当初の予想を超えた人数だったが、ラウロたちを含めて即席の組が沢山だから、意外と脆かったりもする。
出発予定時刻を多少過ぎてしまったが、南門へ向けての集団移動は開始された。
カチェリの〖心眼〗を頼りに、先導も任されたことから、突撃レベリオ探検隊(ルカ命名)は一団の前列を任されてしまう。
途中までは自分たちも知っている、北門までのルート。
両側の建物にも屋根上を歩く者たちが数組。足もとが不安定なため時々〖足場〗を使いながら、時空紋の出現に備えている。
記憶に新しい大通りにでると。
「凄いですねえ、これ全部。いや凄い」
大きなものから小さなものまで、所々に灰の山。すでに散り始めてはいるが、大規模の戦闘があったことは明白。
「イージリオ、涎垂れてるわ」
おっといけないと、指摘された口もとを手の甲で拭う。ラウロたちが獲得した素材の量を想像したのだろう。
「これはしばらく敵も出現しなさそうですね。あえて大通りを進みましょう」
女性は大きな灰の山に触れ。
「たしか十五班は全員が騎士か法衣でしたね。ルカ様はあれですけど、今はボスコだけなのに見事なものだ」
隊長の法衣は移動用。光の戦士が消えてしまうのが悲しいから、使わないらしい。
実質、戦闘面で頼りになるのは、ちゃんと全員が揃っている班だけ。
後ろを振り向き。
「すまないが、皆にこのまま大通りを進むと伝えてくれないか」
班員たちは了承し別々に動きだす。満了組には伝令係がいないので、すこし不便だなと感じる班長。
第三班は四名と少ないが、[ルカ隊長と行く、突撃ダンジョン探検組]と同じく、〖光の戦士〗を使える者が多い。
規模だけであれば小隊だが、どの班にも一名は法衣か騎士鎧がいる。
ちなみにイージリオの第二班は班員が見当たらない。一体どこに行ったのだろうか。
細目は周囲を見渡し。
「羨ましい。うん、羨ましいですね。光の戦士があれば、あの人数でもこれだけの数を」
報酬を。
素材の全てを売れば、かなりの金額になるはず。
「ラウロ君も似たのありましたよね?」
「聖なる拳士か。私個人としては化身の方が興味あるけど」
第三班の班長は騎士鎧をまとっていた。
「悔しいですね。うん、悔しい」
実はサラと同じ眷属神だった。
(杖・槍・ローブ・軽鎧)
光属性には〖光鎧〗などがある。
重鎧・鎧・軽鎧もこれら神技は共通しており、イージリオが重鎧をまとっていたとしても、使用不可とはならない。対象とする神が好んでいる装備。
「悔しいので、この思いをぶつけたいです。うん、ぶつけたい」
「駄目ですよ」
彼は変人と呼ばれているが、第三班の長は慣れているようだ。
・・
・・
南北遮断壁の西門。降下式ではなく、横開きのタイプ。
その前には時空紋が四つ。
カチェリはニヤリと笑い、黒膜の雰囲気を醸しだしながら、短剣を石畳の地面に放る。
「君たちの〖明日はどっちだ〗」
脳裏に浮かんだ説明を皆にそのまま伝えた。
・巨紋章
「四組が同時に進入可能だ。攻略成功後に北の大時空像が白くなるぞ。でも二四時間で元通りさ」
・大紋章
「二組が同時に進入可能だ。攻略成功後に北門の鉄格子が一カ月だけ開くぞ。期限が過ぎれば閉めちゃうけどね」
「退場用時空紋の隣に神像が出現するから祈りを捧げてね、ここらが安全地帯になるよ。ついでに私のことも拝んでね、欲望より愛を込めて」
・中紋章
「一組限定だ。攻略成功後に大神像の効果が延長されるぞ。蓄積もされるから、こぞって皆で挑戦してみよう。難度は上の二つに比べりゃ優しくしてるから基本は安心だ。どれくらい伸びるかはヒ・ミ・ツ」
「退場用の時空紋は帰還にも対応してるけど、寂しいから行っちゃイヤ♡」
・小紋章
「一人限定だ。この門を五分だけ開けちゃうよ。孤独な戦いになるけど、勇気を示してね。臆病な君も気にすることはないさ、たぶん我らが勇気神も無理だから。いざって時にならないと踏ん張れないんだよね彼」
ずいぶんと長い内容だったが、カチェリは詰まらせることなく代弁を務め終えた。
隣のチビがボソっと。
「なんか殴りてえんだけど。欲望神ウザくね?」
「こりゃ厄介だぞ」
ダンジョンの仕掛けを考える柱は数名いるようだが、その中でも欲望神は凝り性と聞く。
レベリオは心底楽しそうに。
「都市同盟では彼女のダンジョンも多いんですがね」
感情神を崇めている者が多い。
「一人限定ってのは帝国のダンジョンだと多いが、ここらじゃ珍しいな」
【落城】で経験したことはある。
帝国に存在する小時空紋のボス。
「騎士団時代に聞いたことあるんだよな。たしか神技使う毎に仕掛けが発動して、デバフとか受けまくるんだったか」
「アリーダやモニカさんみたいな人であれば、なんとかなるかもですね」
神技使用禁止の一対一ボス。
周りに人が居ると、気が緩みやすい。
拍手の音が耳に届き、ビクッとしてしまうほどには。
「いやいや素晴らしい、情報ありがとうございました。なにも無しでここまで来るのは、やはり精神衛生上よろしくなかったので。うん、素晴らしい」
「もっとお金くれても良いんだぜぇ、旦那ぁ」
うんうんとうなずき。
「デボラさんと掛け合ってみましょう」
さてっ と言葉を区切り。
「誰が行きましょうか。最初というのは情報もありませんので、報酬は多めに出せますよ」
門を通るためのボス?戦。
誰かが名乗り出る前に。
「ラウロ君どうでしょうか? 攻守回復とてもバランスが取れておりますし」
それは満了組であれば、誰でも当てはまること。
このオッサンがこういったお誘いを断れないのは、騎士団時代からの性分。むしろ自分から名乗り出ることもあった。
しばらくの沈黙。ボスコは横目でこちらを見たまま、我関せずと両手を後頭部に。
唾を飲み込み。
「先ほどの戦闘でけっこうな神力を消耗していますので。それに自分はまだ防具が揃っておらず、今回は見送りたいと思ってます」
準備が整えば挑戦しても良いのか。
≪合わせ≫を習得しているのだから、一対一というのは正直興味もあるが。
「個人としまして、当分は無理をしたくありません」
たしかに上級を挑戦しているが、試練ボスと爺との継承を除き、これまで大怪我は負っていない。
ストレスはないかと言えば嘘になるが、自分の実力でも対応ができている相手としか戦っていない。それに精神の負担でいえば、迷いの森だって別の意味で辛い。
大通りでの集団戦はルカがいなければ、やばかったかも知れず。
「情報なしというのは、自分には勇気がありませんね」
騎士団とは違うが、それと通じる満了組を相手に断ったのは、これが始めてだった。
無理をさせるなとの命令が出ているのは、デボラやモンテたちだけだろう。なんせ満了組は騎士団とは違うのだから。
イージリオは細目でニコニコしながら。
「そうですかそうですか」
英雄も大したことないですね。的なこと言われるのかと一瞬思ってしまったが。
「いやー 困りましたね。誰もいないんじゃ」
翌々考えるとこの男は変わり者で知られていた。
「仕方ないですね。うん、仕方ない」
背中を向けられ、スタスタと歩きだした。
第三班の班長がハッと気づき。
「ちょっ」
モンテらが無理をさせるなとの命令を受けていることは、デボラから知らされ彼も承知していた。
断られる前提で話を振っていたのだろう。
「じゃあ僕、いっちゃおっかなぁ」
小走りになって走り出す。
装備の鎖を使い、軽装から軽鎧へと交換する。
王革を主体にし、神の鋼板を打ちつけた革の鎧。
続いて槍が出現。
神木の柄に王鋼の刃。
イージリオは小時空紋の上に立った。足もとに神力を沈ませながら。
「楽しみですね。うん、楽しみ」
革鎧に打ちつけられた神鋼を眺めていたが、彼は遠い空に視線を切り替えて。
「アホみたいに高い。うん、お空が高い」
値段のことだろうか。
以前は出なかったが、今の【町】であれば違うかも知れない。
「僕の槍、神鋼でれば純正になるんです」
レベリオらの使う神装備もそうだが、これらは王や将も混ざっているので、沈められる神力にも限度量があった。
「外れ枠こないかな、外れ枠。うん? 外れ枠。あれっ? 当たり枠?」
口から涎が垂れていた。
「ここ攻略したら通れるのねえ。私は皆の隊長だから、もぉー頑張っちゃう」
イージリオが横を見ると、巨大な爺が立っていた。
「師匠それ違うぞ、大時空紋ですよ!」
「えっ? やだこれっ 罠の時空紋だったの!? 嫌よ、イヤイヤっ!」
いやいやするルカをボーっと見つめたまま。
「困りましたね、うん困った」
光が足もとを薄く照らしていた。
「僕、目が細いんで。うん、細い」
見なかったことにして正面を向き、第三班の班長を眺め。
「あとよろしく」
イージリオは消えた。
「覚えときなさいよ」
どうやら変人の相手には慣れてないようだ。満了組にも始末書などはあるのだろうか。
ついでに大時空紋の奇人も消えた。
純神装備でも刻印を持つ天使以上の存在であれば限度量もありますが、人間の器だとほぼ全ての神力を吸わせることも可能です。
彼は槍だけでなく、一式を純神装備にすることを目指してます。
当初はもっとまともな人の予定だったんですが。デボラが来る前は満了組の長だったってのに違和感が。
たぶんなんか色々あって長やってたんだろうな。補える設定が思い浮かばないので、そのうち化けの皮剥がれたとかでも良いかな。




