87.新なる聖女
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
「エヴァシマ冒険者ギルドへようこそっす~」
お金を稼ぐために、冒険者ギルドへとやってきた私たち。
受付には、かわいらしい猫の獣人さんが立っていた。
「まぁまぁ! 美人さんっすねー!」
「そうでしゅか?」
「ありがとう」
『ぬへへへ美人ぅ? まじですかぁ~? 照れますのぅ~』
『……あの、多分なんか違うような』
違う……?
受付嬢さんの目は私……の頭の上に乗っかっている、白猫に向いていた。
「ふにゃ」
『【ふぅん、見る目のある猫ね】だそうで……。なるほど、ましろ様を褒めてたんですねぇ。同じ猫だからですかね』
なるほど……。
「とっても美人っす……正直、タイプっす!」
「ふにゃうん」
ましろがなんだかまんざらでもなさそうに鼻を鳴らしている。
え、ええっ。そんなっ!
「ま、ましろたんは、私のだからっ!」
「にゃうんにゃん」
『【当たり前でしょそんなの】だそうで』
良かった……。愛猫を取られるかと思って心配しちゃったよ……。
「ギルドへようこそっす。今日はどのようなご用件っすか?」
「えと……ドブさらいのお仕事受けたいでしゅ。ありましゅよね、たくさん?」
こないだの水神の一件で、この街の水路は汚れてしまってる。
だからドブさらいの仕事はたくさんあるはずなのだが……。
「あー……申し訳ねーっす。今んとこ……ゼロっす」
「「ゼロ……?」」
私とアメリアさんが首をかしげる。
そんな……あれだけ汚れていたのに、ドブさらい依頼がないなんて。
「あ、正確に言うと、あったんすけど、もう全部片付けちゃったんす」
「なるほど……先を越されたってことか……」
アメリアさんが言うと、受付嬢さんがうなずく。
「すんませんっす……」
「いえ。でも、ドブさらい人気あるんでしゅね。意外でした」
たくさんのパーティが、こぞって依頼を受けたってことだろうし。
すると、受付嬢さんが首を横に振る。
「ちげーっす。たった一パーティだけが、たくさんのドブさらい依頼を全部受けたんすよ」
「!? 一パーティだけで……?」
「うっす。すごい鮮やかな手並みだったと聞いたっす。まるで、大昔存在した、『沈黙の大聖女』様みたいだったって……」
!?
それってもしかして……【浄化】スキル……?
まさか、浄化スキル持ち……つまり、私たち以外の聖女が、この街に来てる……?
【おしらせ】
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ダンジョン深層ソロキャン配信めし ~誰にも邪魔されない場所に来たのに、遭難したNo.1ギャル配信者に絡まれてバズった件~
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