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【書籍化】転生幼女は愛猫とのんびり旅をする【2巻12/10発売!】  作者: 茨木野


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86.ぶた?

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 ドブさらいの仕事を受けるために、冒険者ギルドへとやってきた。

 ネログーマのギルドに初めて来たんだけど……。


「なんか、ゲータ・ニィガのギルドと中身一緒でしゅね~」


 ギルド会館内は、見知った光景が広がっている。手前が酒場になっており、側面にクエストボード。そして奥に受付カウンターとなっている。


「これが最適な形だからね」


『それに冒険者ギルドは、別名自由組合っていって、国の介入を受けないんですよぅ』


 へえ……だから、国による独自性が出ないってことか。

 そういえば、冒険者ギルドは、名前を偽っても問題ないし、経歴を書かなくてもいいって、登録の時に言われたな。

 あれは、どこの国にも所属しない、自由な組合 (独自組織) だからこそ、できることなんだろう。


「ぶひ……ぶひひひひ……お、お嬢ちゃんたちぃ~……ぶひ」


 豚の獣人さんが、私たちに話しかけてきた。ちょっと太っているし、鼻息荒いし……ちょっと……いや、だいぶ怖い。


『不審者だ! どーみても不審者です! 路地裏に連れ込まれていやらしいことされちゃうやーつ! エロ同人の竿役とかになるやーつですよ! 逃げてやすこにゃん!』


 とんでもない偏見だった。でも……たしかに、そういうふんいきは……正直出てる。


「ぶひひひ、もしかしてここのギルドは初めてですかな……ぶひ」


 するとアメリアさんが「ああ」とうなずく。


「アタシはアメリア。この子はコネコちゃん。よそからやってきてね、今日初めてここを利用するんだ」


「ぶひ、ぶひひひ……なるほど……。じゃあ冒険者登録は要らないね、ぶひひ。あっちがクエストボードぶひ……」


「ありがとう」


「困ったことがあったら、いつでもおでを頼ってくれていいでぶひよ……ぶひひひ……」


 そう言って、豚さんは去って行った。……こないだのヒャッハーさんといい、ギルドには……いろんな人がいるんだなぁ。


「ふにゃう?」


『だめですよ、ましろ様。【処す?】って。なんかいい人っぽいし』


 どうやらましろは、あの豚さんを不審者として攻撃するつもりだったらしい。


「やめてくだしゃいね」


【お知らせ】

※11/15 

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『【連載版】追放聖女はキャンピングカーで気ままに異世界を旅する』


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