86.ぶた?
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ドブさらいの仕事を受けるために、冒険者ギルドへとやってきた。
ネログーマのギルドに初めて来たんだけど……。
「なんか、ゲータ・ニィガのギルドと中身一緒でしゅね~」
ギルド会館内は、見知った光景が広がっている。手前が酒場になっており、側面にクエストボード。そして奥に受付カウンターとなっている。
「これが最適な形だからね」
『それに冒険者ギルドは、別名自由組合っていって、国の介入を受けないんですよぅ』
へえ……だから、国による独自性が出ないってことか。
そういえば、冒険者ギルドは、名前を偽っても問題ないし、経歴を書かなくてもいいって、登録の時に言われたな。
あれは、どこの国にも所属しない、自由な組合 (独自組織) だからこそ、できることなんだろう。
「ぶひ……ぶひひひひ……お、お嬢ちゃんたちぃ~……ぶひ」
豚の獣人さんが、私たちに話しかけてきた。ちょっと太っているし、鼻息荒いし……ちょっと……いや、だいぶ怖い。
『不審者だ! どーみても不審者です! 路地裏に連れ込まれていやらしいことされちゃうやーつ! エロ同人の竿役とかになるやーつですよ! 逃げてやすこにゃん!』
とんでもない偏見だった。でも……たしかに、そういうふんいきは……正直出てる。
「ぶひひひ、もしかしてここのギルドは初めてですかな……ぶひ」
するとアメリアさんが「ああ」とうなずく。
「アタシはアメリア。この子はコネコちゃん。よそからやってきてね、今日初めてここを利用するんだ」
「ぶひ、ぶひひひ……なるほど……。じゃあ冒険者登録は要らないね、ぶひひ。あっちがクエストボードぶひ……」
「ありがとう」
「困ったことがあったら、いつでもおでを頼ってくれていいでぶひよ……ぶひひひ……」
そう言って、豚さんは去って行った。……こないだのヒャッハーさんといい、ギルドには……いろんな人がいるんだなぁ。
「ふにゃう?」
『だめですよ、ましろ様。【処す?】って。なんかいい人っぽいし』
どうやらましろは、あの豚さんを不審者として攻撃するつもりだったらしい。
「やめてくだしゃいね」
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