84.お金を稼ごう
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
プールで遊んだ後……。
私は、ラッセル女王陛下に用意してもらった部屋で、のんべんだらりーんとしていた。
「ふぁ~……心地よい疲労感でしゅ~……」
「ふにゃー……」
ベッドの上で、私とましろたんはぐでーっとしている。
一方、アメリアさんが真面目な顔をしたまま、椅子に座り、何かを数えていた。
「どうしたんでしゅ? アメリアしゃん」
「にゃ?」
アメリアさんが「いや、なんでもないよ」と、にこーっと笑う。でも、怪しい。今、何かを隠した。
「何隠したんでしゅか?」
「あ、いや……わっ、ま、ましろ様……! いつの間に……!」
ましろたんがいつの間にか、アメリアさんの膝の上に居た。彼女の持っている袋に顔を突っ込んでいる。
「ふにゃーにゃ」
「なんて? って、あれ? 愛美しゃん? 愛美しゃーん?」
愛美さんの姿が見えないのだ。どこいったんだろう……? あ、いつもカバンの中に引きこもってるんだった。
「にゃーぉ!」
『ふが……! なんすか!』
カバンから霊体の愛美さんが現れた。寝癖がついている。
多分さっきまで寝ていたんだろう。プールに入ってたから疲れたのかも。
で、ぐっすり寝ていたところを、ましろたんに起こされた、と。
「ましろたんがなんて言ってるか、教えてほしいでしゅ」
「ふにゃーにゃ、んにゃ」
『【お金、なんでないの?】って』
え……? お金がない?
「どういうことでしゅ?」
私はアメリアさんに説明を求めた。
「ましろ様のおっしゃってるとおりさ。コネコちゃん。金が無いんだ」
「そりゃまたどうしてでしゅ?」
「最近、冒険者としての活動をしていないからね」
「あー……にゃるほど」
最近は、国の危機を救うために奔走していた。が、それもあって、冒険者としてのクエストを受けられていなかったのだ。
結果、お金が無いというわけだ。
『ラッセル様に頼めばお金もらえるんじゃあないですか~。ほら、あたしたち、救国の英雄だし!』
「うーん……」
それはそうだろうけど。でも、なぁ……。
「お金ちょーだい♡」なんて他人に言うのはちょっと気が引けるし……。
「自分たちの生活費なんでしゅから、自分たちでかしぇぎましょう」
「コネコちゃんに同意だ。この国の金は、この国のために使われるべきだ」
アメリアさんとは意見が一致した。
一方で、愛美さんは『えー……だる……』と難色を示す。
ましろたんは、ぎろっ、と愛美さんをにらみつける。
「ふしゃーっ!」
『あ、あ、あ、【あんたは何もしないでしょうがっ、寧子に意見してるんじゃあないわよ!】って、そうですねすみませんすみませんー!』
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『婚約破棄された【付与の勇者】、のんびり辺境開拓してます〜文字を書き込むだけのお手軽魔法付与スキルがチートすぎて、魔の森だって超余裕で開拓できる〜』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://book1.adouzi.eu.org/n8111lg/




