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【書籍化】転生幼女は愛猫とのんびり旅をする【2巻12/10発売!】  作者: 茨木野


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84/89

84.お金を稼ごう

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。




 プールで遊んだ後……。

 私は、ラッセル女王陛下に用意してもらった部屋で、のんべんだらりーんとしていた。


「ふぁ~……心地よい疲労感でしゅ~……」


「ふにゃー……」


 ベッドの上で、私とましろたんはぐでーっとしている。

 一方、アメリアさんが真面目な顔をしたまま、椅子に座り、何かを数えていた。


「どうしたんでしゅ? アメリアしゃん」


「にゃ?」


 アメリアさんが「いや、なんでもないよ」と、にこーっと笑う。でも、怪しい。今、何かを隠した。


「何隠したんでしゅか?」


「あ、いや……わっ、ま、ましろ様……! いつの間に……!」


 ましろたんがいつの間にか、アメリアさんの膝の上に居た。彼女の持っている袋に顔を突っ込んでいる。


「ふにゃーにゃ」


「なんて? って、あれ? 愛美しゃん? 愛美しゃーん?」


 愛美さんの姿が見えないのだ。どこいったんだろう……? あ、いつもカバンの中に引きこもってるんだった。


「にゃーぉ!」


『ふが……! なんすか!』


 カバンから霊体の愛美さんが現れた。寝癖がついている。

 多分さっきまで寝ていたんだろう。プールに入ってたから疲れたのかも。

 で、ぐっすり寝ていたところを、ましろたんに起こされた、と。


「ましろたんがなんて言ってるか、教えてほしいでしゅ」


「ふにゃーにゃ、んにゃ」


『【お金、なんでないの?】って』


 え……? お金がない?


「どういうことでしゅ?」


 私はアメリアさんに説明を求めた。


「ましろ様のおっしゃってるとおりさ。コネコちゃん。金が無いんだ」


「そりゃまたどうしてでしゅ?」


「最近、冒険者としての活動をしていないからね」


「あー……にゃるほど」


 最近は、国の危機を救うために奔走していた。が、それもあって、冒険者としてのクエストを受けられていなかったのだ。

 結果、お金が無いというわけだ。


『ラッセル様に頼めばお金もらえるんじゃあないですか~。ほら、あたしたち、救国の英雄だし!』


「うーん……」


 それはそうだろうけど。でも、なぁ……。

「お金ちょーだい♡」なんて他人に言うのはちょっと気が引けるし……。


「自分たちの生活費なんでしゅから、自分たちでかしぇぎましょう」


「コネコちゃんに同意だ。この国の金は、この国のために使われるべきだ」


 アメリアさんとは意見が一致した。

 一方で、愛美さんは『えー……だる……』と難色を示す。

 ましろたんは、ぎろっ、と愛美さんをにらみつける。


「ふしゃーっ!」


『あ、あ、あ、【あんたは何もしないでしょうがっ、寧子やすこに意見してるんじゃあないわよ!】って、そうですねすみませんすみませんー!』


【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


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タイトルは、


『婚約破棄された【付与の勇者】、のんびり辺境開拓してます〜文字を書き込むだけのお手軽魔法付与スキルがチートすぎて、魔の森だって超余裕で開拓できる〜』



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『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』

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