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闇呼 落ちるところまで落ちたるわ度★★★★★
闇が私を呼んでいる。
手をひらひらとさせている。
手招きしている。
オイデオオデ……
貴女にはここがお似合いよ……
さあ、私のもとに来て……
私はゆっくりと、闇の方に歩み寄る。
闇の黒い手が、ひらひら。
そして、闇のそばに近づくと。
ガッと。
闇は、私の手を思いきり掴み、闇へと引っ張ろうとする。
私は反射的に、闇の手を払おうとする。
けど、闇の力が強すぎる。
ずるずると、体が闇の方に引っ張られる。
闇はにやつきながら、私の手を引っ張る。
そして──
とぷん……
私は、闇に引きずり込まれた。




