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真っ黒なキャンバスに七色の虹を 絵画っぽい詩を書こうとした結果度★★★★★
真っ黒のキャンバス。
いつだったか、油絵具でただひたすらに真っ黒く塗りつぶしただけのキャンバス。
今度はこのキャンバスに、白い絵の具で煙のような緩やかな雲を描く。
次はポツポツと、キラキラとイロトリドリに煌めく星つぶを描く。
今度は金色に輝く満月でも描こうとして……手が止まる。
七つの絵の具のキャップを開け、その色をパレットに出す。
そして、パレットに出した絵の具を筆につけ、弧を描く。
すると、ただ真っ黒に塗りつぶされていただけのキャンバスに、夜空が生まれる。
それも、七色の虹が架かる夜空だ。
真っ黒だったキャンバスは、七色の虹が架かる神秘的な夜に生まれ変わった──




