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世界は積まれた人々でできている。 徳田タクトというか、毒田ダクトの詩です。闇深詩度★★★★★
以前、短編詩として投稿したものです。
世界の真ん中で。
誰かが、うつ伏せに倒れる。
するとそこに、また別の人が来る。
その人は、うつ伏せで倒れてる人の上にうつ伏せで倒れる。
するとまた別の人が来て、うつ伏せに倒れてる人の上でうつ伏せに倒れてる人の上に、うつ伏せで倒れる。
するとまたまた別の人が来て、うつ伏せに倒れてる人の上にうつ伏せに倒れてる人の上にうつ伏せに倒れてる人の上に、うつ伏せで倒れる。
人が来ては、うつ伏せに倒れてる人たちの上にうつ伏せで倒れる。
うつ伏せの人々が段々に重なっていきそして、うつ伏せの人たちが高く積み上げられる。
すると、重ねられたうつ伏せの人々をまるで階段を上るかのように、うつ伏せの人々の背を踏みながら上る人が現れる。
その人は、積み上げられたうつ伏せの人々たちの一番上まで上ると、その上で偉そうに鼻で笑った。
その積み上げられた人々たちの背を踏みながら、その人は偽りだらけの真実を口にして。
世界を、動かす。




