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孤独な夜の船出 吟遊詩人の詩度★★★★★



月が眠る新月の夜

私はひとり 暗い海の前に佇む


月のない夜の海は真っ暗で

まるで 大きな闇が辺り一面に広がってるようで


私は闇の中から聞こえる波の音に耳を傾けながら

先の見えない闇を 海の向こうを見つめる


ぼんやりと暗い海を見つめると

砂浜に置いていた大きな荷物をちいさな船に乗せた


荷物をちいさな船に乗せると

真っ暗闇の海に船を押した


船が海に浮かぶと

私はそのちいさな船に乗った


ちいさな船はゆっくりゆっくりと

砂浜から離れる


私は砂浜の向こうの町を見つめながら

ちいさく言う


「ありがとう。またね」


島の人々には今日出ると話していない

どうも 別れの瞬間が私は苦手で


こうして旅に出るたび

私は無言で去る


私の乗るちいさな船はゆっくりゆっくりと

真っ暗闇の向こうに…


広いひろい海の世界に

流れていく─…




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