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純愛のウラガワ 純愛なんてあるのだろうか…度★★★★★
※こちらの詩は2022年 02月10日に短編詩として投稿したものです。
静寂の夜に響く、私の恥ずかしい声。
シーツ波たつ夜の帳の向こう。
私の素肌抱き寄せる貴方。
私の鼓膜を擽る、貴方の低くて男らしい吐息。
貴方の愛が私の身体じゅうを痺れさせる。
悦ばせる。
貴方のことが好き。
大好き。
貴方に抱きしめられ。
貴方の愛を身体に注がれながら。
貴方に絡み付くように抱きつき、貴方の口唇に流し込むようにして。
貴方に愛の言葉を囁く。
叫ぶ。
その傍ら。
私の鞄の中。
揺れるスマホ。
画面に映る、旦那の名…




