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いっぽいっぽ あわてなくていい。いっぽいっぽすすめれば…度★★★★★
※こちらの詩は2022年 01月10日に短編詩として投稿したものです。
くらいなかをおろおろとあるく。
めをつぶっているかのような、まっくらなせかい。
おそるおそる、てさぐりでまえにすすむ。
なんて。
くらすぎてまえにすすんでいるのかなんてわからない。
もしかしたら、おなじところをぐるぐるとまわっているのかもしれない。
うしろにもどってるのかもしれない。
それでも。
それでも、じぶんをしんじてあるく。
あゆみをすすめる。
まえにすすんでいるとしんじて。
ひたすらあゆみをすすめる。
やすみながら、ゆっくりと。
でも、くらやみがこわいからあせっちゃうこともあるけど。
それでもあゆむ。
まにすすんでいるとしんじて。
いっぽいっぽ。
ぼくもきみも。
いっぽ、いっぽ……




