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流れ星になりたい 流れ星になりたいぜ☆彡度★★★★★
※こちらの詩は2021年 12月22日に短編詩として投稿したものです。
暗い夜をきらきらと、一生懸命に照らす星つぶたち。
そのちいさな星つぶたちのあいだを、シャラン。
夜空を流れるひとしずく。
流れ星。
願う間もなく、夜空の向こうに零れていった。
流れ星の零れていったところを見つめながら。
ああ、流れ星になりたいなって。
流れ星になって、キミの見上げる暗い空にちいさな光を溢したいなって。
流れ星になって、
キミにちいさな幸福を届けたいなって。
流れ星になって、キミに見つめられたいな……って。
星つぶ煌めく、暗い夜空を見上げながら。
そんなことを思っていると、
シャランと流れ星が夜空を駆けた。




