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うすぼんやりとした街灯を辿るように ちょっと切なげな詩度★★★★★
仕事帰り
いつもの道を歩く
仕事中に雨が降っていて
帰る時は傘でも買わないといけないかなって
思ってたけど
帰る前には雨が止んで良かった
暗い夜道を歩く
そんな遅い時間じゃないけど
もう、辺りは真っ暗で
白く光る街灯が
俺の帰り道をうすぼんやりと照らす
雨に濡れた路面が黒くてかてかと輝く
俺はひとり、街灯を辿るように歩く
家に向かって
こころは迷子の状態で
いつもの帰り道を歩く
ぼんやりとした街灯を辿るように
ぼんやりとした毎日を歩む…




