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ヒトナラザルモノ 内容がくっらーいかもしれないので、心が弱ってる方などは読まないで下さい!度★★★★★


幸せだった。


貧乏で毎日腹も空かしてるし、


眠れる家がなくていつも寝る場所を転々としてるけど。


俺には、このあいぼうがいるから。


こいつがいるだけで、俺の貧乏生活は楽しかった。


飯を毎日たらふく食えなくても。


寝心地のいいベッドがなくても。


道行く人に嘲笑われたり、弄られたりしても。


俺には、こいつがいるから、それだけで幸せだった。


なのに…その唯一の幸せが一年ほどで奪われた。


俺は、神を恨んだ。


無慈悲な神に殺意を覚えた。


俺が何かしたのか?


俺からこれ以上奪って…俺に怨みでもあるのか?


なあ…神様。


…俺は、誰かから奪ってまで幸せになんてなりたくなかった。


けど、俺から何もかも奪うなら…いいんだよな?


俺も誰かから幸せを奪って…いいんだよな?


俺が幸せになるために、誰かを不幸にして…いいんだよな?


俺の心が音を立てて崩れていく。


俺は自身の幸せのために、誰かの幸せを奪う。


そう、強く決意した。


幸せになるために。


俺は、悪魔ヒトナラザルモノになった─────





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― 新着の感想 ―
[良い点] 今、小説プロットを、うすぼんやりと考えているのですが、この辺のダークサイド側の心理描写を、しっかりとしないと、メインキャラクターの動きに偏り過ぎて、底の浅いものになっちゃうな……と、想いま…
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