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光を育てる 闇に光が灯る瞬間度★★★★★
真っ暗暗暗
真っ暗しん
暗く淀んだ闇の深淵
明かりなんて見えやしない
暗黒世界
闇に沈んだ私の世界。
光を知ってるからこそ、光を求めてしまう。
ならば、光の存在など忘れてしまえ。
─そうじゃない。
光が欲しいわけじゃない。
光の世界にいる誰かに─君に、会いたいんだ。
私の今いる世界に光がないのなら。
光を作ればいい。
内なる光で、沈んだ私の闇の世界を光らせればいい。
ならばどうやって、その内なる光を作ればいいんだろう。
…わからない。
わからないけど、君を想えば胸があたたかくなる。
その時ほんのりとちいさな光が灯る。
君に会いたくて。
君を想い、胸に灯りを灯す。
ほわり…と、光の無い闇の世界で…
私の暗黒の世界で、ほんのり灯りが揺れた。
私は、光の世界にいる君にまた会いに行くために。
小さな光を育てる…




