日清戦争 -47 時間稼ぎ
史実にないストーリは独自に作れて楽しいなあーー
清国 旅順 方伯謙
「全艦準備整っております。」
副官が声をかける
「わかった。これを参加全艦に渡し訓示させろ。」
副官は書類を受け取る
「よろしいのですか英国の機嫌を損ねる恐れがあるのでは?。」
「李鴻章閣下が政府を説得しておられるし、それ以外に手はない。作戦海域の通告もしてもらう以上、英国には問題なしと判断するだろう。不名誉な任務だが耐えてくれ。」
「やったことも教えられたこともありませんがやってみましょう。それしか手がないんしょ?」
清国 北京 紫禁城
「陛下。某の失態にて北洋艦隊は消えました。長期的に見て天津上陸ひいては北京陥落を阻むことはできません。万一の都落ちのお覚悟をなさってください。」
その発言にとある女性が叫ぶ。
(さすがにこの場に来るよな…私に責任を押し付けるために。だがさすがに恐怖が勝るな。責任を押し付ける)
「何を申すか!! そなたの失策で北洋艦隊を失ったのだぞ!!」
(恐怖を払拭するために攻撃に出るだろうな。標的は私。実にわかりやすい。だが相手をしないこと。ここは陛下のみ。そして陛下はどう判断するか)
さすがに清国皇帝のいない謁見はあり得ない。
一方的に周りから攻められる李鴻章。さすがに傀儡皇帝でも声を上げる。
「李鴻章 なぜ負けたのだ。」
「黙っていろ!!」
激昂している人間の中いるとそれによって激昂する人間と冷静になる人間がいる。傀儡皇帝はどうやら後者だ。だがそれは同情だろう。傀儡皇帝自身、同じように叱責されているからだ。
「死刑にすべきだ。」
その声もあった。だが今決めるべきことではないと後回しにされる。
「幸いにも平壌から後退(実態は敗走それを美化)時に物資を可能な限り徴発(実態は略奪それを美化)。実質的には焦土戦術です。日本の進軍速度は低下しています。」
話をずらす…現実逃避的な話をしだす役人。
(いくら朝鮮を守っても…海上輸送で陸軍が天津に上陸したら北京は陥落するのに…かくなる上は北京に日本軍からの攻撃を防げるだけの兵士をかき集めることだけができることだ…そのための時間稼ぎ。頼みますよ。方伯謙)




