ミニ人物紹介(151 ワルテールの会戦(1) ~ 200 王子と皇子(2))
毎日更新と並行して進めている改稿作業も、サブタイトル200まで来ましたので、四回目のミニ人物紹介を入れます。
登場人物の所属は、このパートでのものになります。
尚、ここまでのネタバレがありますので、ご注意ください。
【中原】
この物語の舞台となる世界。別名を『豊穣神の箱庭』というように、肥沃な穀倉地帯。
西の端はスカンポ河、北はベルギス大山脈、東はガルム大森林、南はアルアリ大湿原に囲まれている。
大湿原の南側にあるスーサス山脈のさらに南に沿海諸国がある。スカンポ河の西側には辺境が広がっている。
この中原のほぼ全域が、かつて古代バロード聖王国の版図であった。
千年前に聖王国が滅ぶと、群雄割拠し、多くの国が栄枯盛衰を繰り返している。
【魔道について】
中原には魔道という技術体系が存在する。
人間が本来持っている理気力を使うものとされている。
また、マオール帝国には、独自に発達した東方魔道がある。
波動:掌からロゴスを放出し、相手に衝撃を与える。
発火:指先を口元に当て、息を吹きかけることで火を出す。
隠形:周囲の色彩に溶け込み、姿を消す技。上級者になると、微かな気配すら感じさせない。
浮身:文字どおり身体を浮かせる技であるが、垂直水平の移動だけでなく、所謂飛行までを含む。
跳躍:瞬間移動。但し、大きな距離を移動すると航跡が残るため、中継点を取って、ジグザクに進むことが多いため、時間がかかる場合がある。
転送:人や物を瞬間移動させる。
結界:一定の区域内を進入禁止にしたり、中の話し声が外に聞こえないようにする。
時渡り:時間移動。但し、禁じられている。
言霊縛り:言葉の暗示により、相手の行動に制限を掛ける技。技を掛けた人間が解除しない限り、無効にすることはできない。
【所属国不明】
ゾイア:本編の主人公。謎の超戦士。痛みや怒りによって、獣人に変身する。北方警備軍から中原への派遣軍を率いて来たが、現在、赤目族によって無力化され、記憶を失っている。
【古代バロード聖王国】
千年前に滅んだことにより、戦乱の世を招いた。
アルゴドラス:聖王。両性族。禁断の時渡りを行い、現代に甦った。現在は、蛮族の帝王カーンの父ドーン、または、その女性形(妹)ドーラを名乗っている。
【新バロード王国 ⇒ バロード共和国 ⇒ 新バロード王国】
古代バロード聖王国の子孫が建てた国。王都バロン。ガルマニア帝国支配下の自治領から独立し、共和国となったが、カルス王の復帰によって、王政復古した。
カルス:王。両性族。カルボン卿の謀叛によって死んだと思われていたが、変身して北方へ逃れ、蛮族の帝王カーンとして戻って来た。バロードを奪い返し、王に復帰したが、圧政を布いている。
カンナ:カルスの女性形(妹)。
ウルス:王子。両性族。男性形(弟)。ウルスラと同じ肉体を共有。
ウルスラ:王女。両性族。女性形(姉)。ウルスと同じ肉体を共有。
タロス:ウルスとウルスラの従者。ゾイアとの合体のショックで記憶を失い、野盗『荒野の兄弟』の闘士ティルスとして暮らしていたが、記憶が戻り、逆にティルスの記憶を失った。
カルボン卿:元宮宰。ガルマニア帝国に寝返ったが、更に独立して共和国総裁となった。王政復古により、『アルゴドラスの聖剣』を持って国外へ逃れたが、赤目族に憑依されてしまう。
ニノフ:カルス王の落とし子。両性族。男性形(兄)。バロード共和国の機動軍の将軍であった。王政復古により居場所を失い、現在は機動軍と共にアーロン辺境伯の城に居候状態。
ニーナ:ニノフの女性形(妹)。癒しの力がある。
ボロー:機動軍副将。ニノフの親友。ワルテールの会戦で大怪我を負うが、ニーナの癒しの力で救われる。
クジュケ:元魔道師。共和国の外交担当参与であったが、王政復古により国外へ逃れ、現在はニノフの参謀的な立場。行方不明のゾイアを捜しに行っている。
クマール:古参の将軍。カルボン派に属する。蛮族の帝王カーンとして戻ったカルス王によって、戦死。
ガネス:クマールの甥であるが、逸早くカルス王を支持し、王政復古でも変わらず将軍となった。
【廃都ヤナン】
バロードの昔の王都であったが、現在は廃墟となっている。
地上にガイ族が移住し始めているが、地下の神殿には謎の赤目族が住んでいる。
【魔道師の都エイサ】
千年の間、中立を保っていたが、ガルマニア帝国に占領された。
尚、その市内の荘園の一つが、かつてバロードの直轄領であったバローニャ。
ガルマニア帝国のゲール皇帝によって、新帝都ゲルポリスとして整備されたが、ブロシウスの謀叛によって再び名前をエイサに戻された。
現在は、まだ実態のないイサニアン帝国の首都。
ケロニウス:ウルスラ王女の魔道の師。エイサ焼き討ち後、バロードに身を寄せていたが、王政復古により、クジュケと共にニノフの参謀的な立場になっている。
【ガルマニア帝国】
ガルム大森林の野人とも言われるガルマニア人が建てた国。帝都ゲオグスト。一旦、中原中央のエイサを新帝都ゲルポリスとしたが、ブロシウスの謀叛により、元に戻った。
ゲール:皇帝。大剣二本を操る双剣術の達人。ゲルポリス滞在中にブロシウスの謀叛によって自死。
ゲーリッヒ:ゲールの長男。母が野人であるため、野人太子と呼ばれる。自ら皇太子の地位から下りた。
ゲルカッツェ:ゲールの次男。正妻の子。太っており、成人しているのに甘えん坊。
ゲルヌ:ゲールの三男。ウルスと同じぐらいの年齢。
ブロシウス:軍師。元魔道師。ケロニウスの兄弟子であった。謀叛を起こし、現在はイサニアン帝国の皇帝を名乗っている。
チャドス:現在の宰相。マオール人。かつての宰相ザギムを陰謀によって陥れ、その座を奪った。ブロシウスの謀叛も、実は、裏でお膳立てをしたらしい。
チャダイ:チャドスの遠縁に当たる将軍。
カノン:皇帝直属の魔道師。ブロシウスの動きを探るため、その身近に仕えていた。謀叛の兆候を掴んでゲールに報せようとしたが、チャドスらの妨害で間に合わず、自身も大怪我を負う。
【辺境伯領】
古代バロード聖王国に北方警備を命ぜられた。バロード共和国と同盟関係にあったが、王政復古後、関係が断絶。
アーロン:現在の辺境伯。
シメン:アーロンの傅役。
【北長城】
北方に住む蛮族などの侵入を防ぐため、辺境伯領の北を塞ぐように造られた。しかし、蛮族が渡河して中原へ移動し、更に腐死者の群れに襲われ、現在は廃城。
マリシ:北長城を護る北方警備軍の将軍。ンザビに腕を噛まれたため、自ら斬り落とした。
ツイム:マリシの部下。カリオテの出身。元海賊。現在はウルス・ウルスラに同行して旅に出ている。
ロック:元コソ泥。カリオテの出身。幼い頃、ツイムに生命を救われた。赤目族が憑依していたが、カルボンが新たな対象となったため、離脱。一時的に記憶喪失となったが、現在は回復。自分を捜すために行方不明になったゾイアを心配している。
マーサ姫:マリシの娘。皆から姫御前と呼ばれている。怪我をした父マリシと共に、アーロン辺境伯の城に来た。
ペテオ:北方警備軍の哨戒兵。現在は将軍となったゾイアの副将を務めていた。現在はアーロン辺境伯のところにいる。
ヨゼフ:北方警備軍の工兵。言葉が不自由だが、機械の天才。
【北方】
辺境伯領の北の地域。ここに住んでいた蛮族たちは、カルス王と共に、中原へ渡り、現在はバロードの支配階級となっている。
クビラ族:北方蛮族の一つ。武器は戦大鎌。通称は北方の死神。
マゴラ族:北方蛮族の一つ。全身を刺青で覆っている。食人族。
シトラ族:北方蛮族の一つ。唯一中原と交易を行っている。
メギラ族:北方蛮族の一つ。武器は半月刀。通称は北方の処刑人。
カーン:自称、蛮族の帝王。実はカルス王。
ドーン:カーンの父。実はアルゴドラス聖王。
レナ:シトラ族の娘。ゾイアたちに助け出され、現在はアーロン辺境伯の許に身を寄せている。
【荒野の兄弟】
野盗であったが、現在は辺境伯と同盟関係にある。
ルキッフ:首領。常に片目に黒い眼帯をしているが、実はその目だけ色が違う。
ティルス:新入りの闘士。実は記憶を失ったタロス。記憶が回復し、ウルスの許へ戻った。
ベゼル:古参の闘士。ティルスの親友であった。
ドメス:長老格の老人。
【暁の軍団】
野盗であったが、壊滅した。
バポロ:首領であったが、全てを失い、放浪中。記憶を失ったゾイアを、リゲスに売り渡した。
リゲス:ロックの従兄。頬に大きな刀創がある。
【沿海諸国】
南の大海に面した小国の集まり。カリオテが最大、ダフィネが最古の国。
ファイム:カリオテ海軍の提督。ツイムの次兄。
スーラ大公:カリオテの元首。
【ダフィニア島】
二千年以上前、一夜にして海中に没したという。
サンジェルマヌス伯爵:長命族。年齢は三千歳。大魔道師とも呼ばれる。時間の狭間に潜る『潜時術』を使う。
【自由都市サイカ】
商人が創り、自ら統治している都市国家。
ライナ:サイカの実質的な支配者。女性。
ギータ:情報屋。ボップ族。
【ガイ族】
暗殺部族。諜報活動を得意とする。黒尽くめの衣装を纏い、顔も黒い布で覆っている。
【プシュケー教団】
武装宗教団。
サンサルス:教主。妖精族。年齢は千歳。クジュケの曾祖父に当たる。ウルス王子・ウルスラ王女を教団の後継者にしたいと考えている。
【マオール帝国】
別名暗黒帝国。ガルム大森林のさらに東側にあるという。
【魔物など】
ンザビ:死霊に操られる屍体。
ガンク:ザリガニのような動物。川底に潜み、人や他の動物を襲う。
ノスフェル:コウモリのような動物。吸血性だが、馴れたものは伝書鳩のような役割をする。
ギガン:巨人。身長が常人の三倍ほどある。
龍馬:全身を鱗に覆われた馬。一日で千里を走る。
蟻地獄:北方の岩場に住む。動物が近づくと火を噴いて焼き殺す。
白魔:北方のさらに奥地にいるという謎の存在。




