表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/37

第六話 レ〇プはリアクションが大事だよね

「や、やめてください、新魔王様! 無理矢理だなんて、ダーキルはイヤです!」

「コレに興味があると言ったのはお前の方だろう。さあ、口を開けろ!」

「ううっ……臭くてネバついたモノが、ダーキルの口に入ってきます……」

「ククク、ゆっくり味わえよ?」

「く、臭いです……ネバネバします……外に出してもいいですか?」

「駄目だ。きちんと飲み込め」

「うえぇ……」


 ダーキルは涙目になりながらも、口に含んだそれを飲み込んだ。


「ちゃんと飲み込んだか?」

「ふぁい……」

「口を開けて見せてみろ」

「あーん」


 ダーキルが口を開けると、上唇と舌の間に、いくつかの白い糸が引いて切れた。

 新魔王の手にあるのは、『元祖大粒水戸納豆』。念入りに100回掻き混ぜられたそれは、箸で持ち上げれば小鉢ごと引き上げてしまう程の粘り気だ。

 涙目になったダーキルは、お口直しにコーラを流し込む。


「酷い目に遭いました。ダーキル、納豆は嫌いです」

「ざまあみろ。何でも欲しがるからそうなるのだ」

「だって新魔王様が、あんなに美味しそうに食べていたので」

「ああ、美味いぞ。俺の居た世界では定番の朝食メニューだ。この梅干しもな」

「うめぼし? 赤くて綺麗で、イチゴみたいです。ダーキル、イチゴ大好きです」

「食べてみるか、ほら」

「あーん」

「ククク……」

「もぐもぐ……んう――――っ!」

 

 ダーキルは体をびくりと震わせると、前かがみになって口元を抑えた。


「あっはっはっは!」

「酷いです! またダーキルを騙したのですね!」

「騙した訳ではない。一気に食べるからそうなるのだ。食い意地が張っている罰が当たったのだ」


 涙目になりながらも、ダーキルは梅干しを飲み込んだ。


「甘いものだという思い込みがなければ、これはこれで美味しいかもです」

「麦茶かと思って飲んだら、麺つゆだった時の衝撃と同じようなものだな」


 新魔王は嘲笑しながら、デザートのヨーグルトに手を伸ばした。ダーキルはまた、興味深そうにそれを見つめる。


「その白いドロドロしたものは何ですか」

「ヨーグルトだ。これは普通にうまいと思うぞ。食ってみるか」

「そうやってまたダーキルをハメるつもりですね。まったく、ハメるのはレ〇プだけにしてください」

「やかましい。食わないなら俺が食うぞ」

「食べます、食べます。しかしどんな危険があるかわかりませんので、慎重に……もぐもぐ……ぶはっ!」

「なぜ吹き出す!」

「ああ、ダーキルの口元が、真っ白でドロドロした液体まみれになってしまいました。見て下さい、おっぱいの谷間にも、トロリとした白い液体が流れていきます」


 わざとらしい説明口調で、ダーキルは服の胸元を指先でつまんでみせた。


「お前、わざとやったな。食べ物を粗末にする奴には厳罰だ。今日のパソコンはお預けとする」

「そ、そんな、あんまりです! ダーキルはただ、新魔王様に美味しいヨーグルトとダーキルを一緒に味わって頂きたいと!」

 新魔王は問答無用で、ダーキルの首に『反省中 パソコン使用禁止』の木札をかけた。



 食事を終えた二人は、地下の104号室へやってくる。ダーキルが新たな少女を捕らえてきたのだという。


「先日のエルフちゃんでの反省を踏まえまして、リアクションを楽しみたいという魔王様のご要望に応えるべく、活きの良い美少女を連れてまいりました」

「レ〇プたるものリアクションが必要不可欠! いや、リアクションこそが全てと言っても過言ではない! 恐怖に怯えながらも、精一杯の強がりを吐く美少女……これこそが俺の求める最高のエロスなのだ!」

「抵抗が大きければ大きいほど、ねじ伏せた時の興奮も大きいですからね。この度の美少女は、新魔王様がご期待されている以上に抵抗してくれると思います」

「ほう、それは実に楽しみだ。いったいどんな美少女なのだ」

「お部屋に入る前に、こちらのビデオカメラでご紹介させて頂きますね」


 ダーキルは手に持っているビデオカメラの再生ボタンを押した。映し出されたのは大きな建築物で、制服姿の少女たちが出入りをしている。

 異世界にも学校があるのか、と新魔王は呟いた。考えてみれば魔王城に来てから、ろくに外の世界のことを調べていない。新魔王はファンタジー映画を見ているかのような気持ちで、興味深く画面に注目していた。


「ここは、人間界では名門中の名門と呼ばれる『王立ノールロジカ魔法学校』です。数々の賢者や大魔法使いを輩出しています。そして、この人だかりの中央に立っている少女がゼッカ・スカーレット。貴族の家柄の生まれで、眉目秀麗、成績優秀、人望も厚く一年生ながら栄誉ある生徒会長の職を任されています」

「魔法学校の生徒会長……なんて素晴らしい響きだ。落ち着きのあるクールな外見が、まさに生徒会長というイメージだな」

「彼女に付けられたあだ名は、パーフェクト・スカーレット。将来は弁護士になって、社会的立場の弱い人の味方になり、世の中の不正と戦いたいということです。まさに完璧、非の打ちどころがないと評判のゼッカさんですが、実は一つ大きな弱点がありまして……大の男嫌いなのです。かと言って、女性が好きだという訳でも無いようですが」


 ゼッカは生徒会長に就任すると、新たに校舎を建設して、女子生徒を移動させてしまった。それまで共学校だった王立ノールロジカ魔法学校は、現在では男子と女子が完全に分断されているのだった。


「いいぞ、実にいい。それほどまでに嫌っている男に襲われるとなれば、さぞかし見事なリアクションが見られることだろうな」

「おっしゃる通りですが、そればかりではありません。ゼッカさんのリアクションの世界一たる所以が……新魔王様、まだダーキルの説明は終わっていませんけれども」

「ここまで分かれば十分だ。今は一刻も早く、ゼッカとやらの反応を見てみたい」

「おお、新魔王様がいつになく嗜虐心に満ち溢れた表情をされています。ダーキル、うっとりです」

「これまでオークだのレ〇プ目だのと、お預けを食っていたからな。ようやく真っ当な美少女を辱められるとなれば、心が躍るというもの。しかも男嫌いの生徒会長という、鉄板の設定と来たものだ」

「新魔王様にお喜び頂けると、ダーキルも嬉しく思います。それでは、例の件……」

「いいだろう。ヨーグルトの件は帳消しにしてやる。今日も一時間、パソコンを使っていいぞ」

「ははー、ありがたき幸せ」


 ダーキルがお辞儀をすると、新魔王は首から反省用の木札を外してやった。


「よし、行くぞ! 狂乱の宴の幕開けだ!」

 新魔王は勢い勇んで、104号室の扉を開けた。薄暗い明かりの中で、ノールロジカ魔法学校の制服を着たゼッカが、石の壁に寄り掛かって立っている。

 新魔王は殊更に足音を響かせながら、ゆっくりとゼッカの元へ近づいていった。顔を上げたゼッカが新魔王を睨みつけると、新魔王は満足気な笑みを浮かべて口を開く。


「貴様がゼッカ・スカーレットだな。我が名は新魔王、この世界の偉大なる支配者にして——」

「喋らないで、息が臭い」

「……っ!」

「腐った下水の匂いがするわ。無自覚なら悲惨なものね。どれだけ多くの人に迷惑を掛けてきたのか、油田が出るまで地面に額を擦りつけて反省しなさい」

「な、何を言う! この新魔王様に向かって——」

「魔王? 馬鹿を言わないで、下水のモンスターの間違いでしょう。下水に身を投げたコミュ障の童貞が、最後に残った良心と引き換えに悪臭を得た結果があなたよ。お願いだから口を開かないでくれる? これ以上の悪臭には耐えられそうにないわ」

「……」

「突っ立ってないで、さっさと下水道に戻りなさい。汚泥とカビとネズミの死骸が、愛しいあなたの帰りを待っているわよ」


 新魔王は踵を返すと、無言で104号室を出た。その後ろをダーキルが撮影しながら付いていく。


「どうされましたか、新魔王様。狂乱の宴はまだ始まったばかりでございますが」

「なんかあいつ、俺を泣かそうとしてくるんだけど。初対面なのに、息が臭いとかコミュ障童貞とか言われたんだけど。意味が分からないんだけど」


 震え声で新魔王が言うと、ダーキルは新魔王の頭をよしよしと撫でた。


「俺、息が臭いのか?」

「先ほど納豆を食べられましたからね。その臭いが残っています」

「ああそうか、納豆か!」

「ですが、そんな臭いも新魔王様の中から出て来たものだと思えば、ダーキルは鼻腔をレ〇プされているようで気持ち良くなってきますよ」

「うん、すぐに歯磨きしてくる」


 洗面所に猛ダッシュした新魔王は、すっかり立ち直って戻ってきた。


「よし、これで臭いだなんて言わせないぞ!」

「本当に大丈夫でしょうか。念のためダーキルがチェックいたしますね」


 ダーキルは新魔王の口元に、すんすんと鼻を近づけた。新魔王は息を止めて、顔を後ろに引く。


「どうして逃げるのですか」

「いや、あらたまって臭いを嗅ぐとか言われると、ちょっとな」

「ゼッカさんにまた悪口を言われてもいいのですか」

「そ、それは——」


 観念した新魔王は、ダーキルに言われるがままに直立不動で待機した。


「はい、あーんってお口をあけてください」

「あ、あーん」


 新魔王が小さく口を開けると、まるでキスでもするかのように、ダーキルの顔が近づいてきた。新魔王は緊張で喉をゴクリと鳴らして、ぎゅっと目を閉じる。


「はい、大丈夫です。ミントの爽やかな香りがしました」


 ダーキルがOKサインをすると、新魔王は額の汗を拭った。


「ふふふ、今日は良い動画がたくさん……ダーキル、あとで見るのが楽しみです」

「何か言ったか?」

「いえ、それよりゼッカさんのリアクションはいかがでしたか。新魔王様は、レ〇プは抵抗されるほど燃えるものだと仰いましたし、ご満足いただけたのではないかと」


 ダーキルに問われて、新魔王は「うーん」と首を傾げる。


「そのはずなんだけどな。期待していたのと何かが違うような気がするぞ」

「抵抗することにおいては、ゼッカさんの右に出る者はいません。なにせ世界一ですからね」

「なんだよ世界一って。そんなのランク付け出来るものでもないだろう」

「いえ、正真正銘の世界一ですよ。ゼッカさんはノールロジカで毎年行われている『口喧嘩世界一決定戦』で十連覇を果たしている無敵の女王様ですからね」


 ダーキルは説明をしながら、ビデオカメラの再生ボタンを押した。大勢の人で賑わう広場に大きなトロフィーが飾られている。その横に足を組んで座っているのは、ゼッカ・スカーレットだ。

 ノールロジカには昔、どんな論戦にも負けない伝説の弁士がいた。元々はその人物を記念しての小さなお祭りだったものが、次第に大きな規模になっていったらしい。


「この大会には世界中から人間が集まっているのですが、その目当てはもちろん、チャンピオンであるゼッカさんと戦うことです。容赦なく相手を叩きのめす圧倒的な毒舌で、再起不能になった選手が相当数に上る一方、むしろ完膚なきまでに叩きのめされたいというドMな参加者が後を絶ちません」

「どんな世界にも変態は存在するんだな。どうして悪口を言われて気持ちよくなるんだよ。わけがわからない」

「そんな名うての変態ドMさんたちでも、ゼッカさんの前ではガチで泣き出すそうですよ。もはや自殺志願者と言った方が正確かもしれません」


 ビデオカメラの映像は、白衣を着た集団を映し出した。どうやら彼らは精神科医やカウンセラーで、戦いで傷ついた選手たちのメンタルケアに当たっているようだ。ひとたびリングに上がれば、ルール無用の言葉の殴り合いが繰り広げられる。限界まで追い詰められ、人格を否定されてしまえば、再起不能になってしまいかねない。


「ガチすぎるだろ、この戦い」

「ちなみにダーキルはベスト8まで進みました」

「出場したのかよ」

「えっへん。これが景品の盾と賞状です」

「ベスト8って、かなり凄いじゃないか。お前、口喧嘩が強かったのか」

「いえ、ダーキルは黙って立っていただけです。ただその可愛さのあまりに、対戦相手の皆さんはダーキルに悪口の一つも言えませんでした。それでダーキルが不戦勝で勝ち進んでいったのです」

「その得意げな顔をやめろ。それで誰に負けたんだよ。もしかしてゼッカか」

「いいえ、相手は6歳の幼女でした。『お姉ちゃん、おばあちゃんと同じ匂いがする』と言われまして、傷ついたダーキルは白旗を上げたのです」

「あっはっは、幼女強いな。ざまーみろだ」

「その幼女をゼッカさんは準決勝で完膚なきまでに叩き潰しました。幼女の泣き声に、会場は静まり返っていましたね」

「幼女相手に容赦なしかよ」

「結局、本年度もゼッカさんの独壇場となりました。これで負け知らずの十連覇です。さあ新魔王様、そんな世界一のリアクション美少女であるゼッカさんを、思う存分に怖がらせてしまいましょう」

「……」

「新魔王様、いかがされました?」

「あ、いや……まあ、相手にとって不足はないな。俺は無敵のチート魔王だ。泣かない、めげない、落ち込まない……さあ行くぞ」

「どうしてダーキルの背中を押すのです」

「俺がいかに強くて優れた魔王であるかを、お前が奴に説明するのだ」



「——というわけで、新魔王様は偉大なお方なのです」

「理解したか、ゼッカとやら。あの有名なハイなんとかでさえ、俺の前では為す術もなかったのだ。さあ、恐怖に怯えるがいい!」

「……ダサ。笑わせないでくれる?」


 ゼッカは侮蔑を込めた視線で、新魔王を見下した。


「チートだか何だか知らないけど、努力もせずに手に入れた力で、よくも偉そうに出来るわね。下水モンスターにも劣るプライドの低さだわ。あなたに羞恥心の欠片でもあるのなら、顔面をやすりで磨いて永遠に赤面していなさい」

「ぐぬぬ……」

「それにあなた、魔王とか言っているけど、さっきから私と目を合わせようとしないじゃない。くだらない自慢話も部下の女の子に任せっぱなしで、奥でこそこそ隠れているだけ。口喧嘩で何千人と倒してきた私には分かるわ。あなたの顔に浮かぶ、怯えきった負け犬の雰囲気がね」

「お、お前ーっ! この新魔王様がなー! 本気を出せばなー!」

「殺すならさっさと殺しなさい。ただ私を殺したら、あなたの心に刻まれた敗北のイメージは永遠に消えることがないでしょうけどね。それとも私を凌辱しようというのかしら。それならお返しに、二度と女が抱けなくなる呪いの言葉を聞かせてあげる。あなたの粗末なモノが、無様に縮みあがる瞬間が楽しみね。ふふっ」

「……」


 新魔王は再び無言で104号室を出ると、静かに扉を閉めた。


「間違いないわ。あいつ、完全に俺を殺す気だわ」

「チートの新魔王様が殺されるわけがないではありませんか」

「強さはチートでもメンタルはスライムなのだ。なんだよ、二度と女が抱けなくなる呪いの言葉って。恐ろし過ぎるんですけど」

「まさに最高のリアクションではないですか。ゼッカさんの言葉を圧し返して、強引に襲いかかってしまえばいいのです。屈服させた時の達成感は格別ですよ」

「いいや、無理だね。俺の本能が無理だと言っている。俺の心とプライドが圧し折られることは確定的に明らかだ」

「そうですか。お気に召さないのであれば、処分いたしましょう。いくら新魔王様が望まれたこととはいえ、新魔王様に対する不敬の数々、横で聞いているダーキルは面白くありませんでした」


 ダーキルは空中から、赤い槍を取り出して構えた。


「ダーキル、許せません。偉大なる新魔王様に対し、あろうことか童貞などと」

「お、おう」

「ど・う・て・い、などと」

「繰り返さないでいいから」

「では殺して参ります」

「ま、まあ待て。少しばかり面喰らってしまったが、冷静に考えてみれば奴の暴言は大した内容でもない。一週間もすれば俺のメンタルも立ち直ることだろう」

「かなりのダメージですね」

「何よりこの無敵の新魔王様が、相手に勝ったと思わせたまま終わらせることなど出来ないのだ。奴の弱点を見つけ出して、そこを徹底的に責める。そうすれば、こちらにも勝機があるはずだ。その時こそ、奴の顔は真の恐怖と恥辱に歪む」

「さすがは新魔王様、ダーキルでは想像も及ばない大局的な観点での凌辱計画です」

「今に見ていろ、ゼッカ・スカーレット! その生意気な減らず口から、絶望の泣き声を響かせてやるからな」

「ファイトです、新魔王様!」

「……しかし、今日はもう疲れた。可愛い子猫とか、美しい自然の動画でも見て癒やされることにしよう」

「お大事になさってください、新魔王様!」




――新魔王の鬼畜凌辱ハーレムメモ――


【101号室 ドロシー(オークの姫)】

 最近は自由に城を歩き回らせているせいか、ダーキルと立ち話をしているところをよく見かける。何を話していたのかと聞いても「女の子の秘密だっちゃ」と教えてくれない。お姫様同士で気が合うのだろうか。


【102号室 名前不明(エルフの少女)】

 エルフといえば自然というイメージなので、部屋に観葉植物を並べてみた。おかげでエルフっぽい雰囲気になってきた気がする。本物の動物をおくわけにはいかないので、クマやうさぎのぬいぐるみも置いてみた。あまりの可愛らしさに、ゼッカから受けたダメージが急速に回復していくのを感じる。


【103号室 ノーラ(ゾンビ少女)】

 体の痛みがなくなったせいか、本来の性格に戻ってきたようだ。いきなり自分の体をバラしたかと思ったら、「新魔王様の驚いた顔が面白くて」なんて失礼なことを言い出す始末だ。人が怖がる表情が楽しいだなんて、なんと趣味の悪い奴だろう。

いろんな意味で目のやり場に困るのだが、やっぱりボロ切れを着ていたいらしい。


【104号室 ゼッカ(毒舌の生徒会長)】

 閉じ込めていたら何を言われるか分からないので、部屋の鍵は開けっ放しにしておいた。あの後で食事を持っていったが、何も喋らないのが逆に恐ろしい。いつでも俺を殺せるという余裕さえ感じられる。よく美少女になじられたいとか、言葉責めを受けたいなんて奴もいるが、ガチでやられると興奮するどころじゃないからな。ほっぺたを軽くつねられるのはご褒美かも知れないが、頰の肉を引きちぎられてはたまったものではない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ