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桜色の盾  作者: 白兎 龍
第一章 魔境
9/59

第8話 蜂と魔法使い

第四位階中位

 



 目の前にいる蜂。

 大きさは人の胴体くらい。

 どうやって飛んでいるのか見当もつかな……くない、魔法か。


 表記の上では紫色、つまり突然襲われることは無い筈だ。


 戦力評価が青色判定だとは言え、100匹以上はいる。

 この数にまともな対応は出来ないだろう、襲われると思うとぞっとする。


 今からの対応が俺の生死を分ける。

 万事に対応できる様にしなければならない。


 蜂はゆっくりと地面に降り立ち、そして。



「ミツトニク、コウカン、シナイカ?」

「内容次第だな」



 ......ん......喋ったな。





 彼女・・らの話を聞いたところによると、幼虫に与えるための餌を探す遠征の途中なのだとか。

 特に多く必要な訳ではないようで、とりあえず今月分はハグトス10匹分あれば事足りるらしい。


 その対価として拳半分くらいの大きさの白い玉を貰った。


 これは彼女達の携帯食で、そのまま口に入れて噛むと中に入っている蜂蜜が溢れてくるのだとか。


 その上ハグトスキングとリーダーの解体もしてくれるらしい。

 見掛けに寄らず案外話の分かる良心的なやつらだった。


 なんにせよ、第一村人? 発見である。



ハニービーエリート LV6

US

『女帝の慈愛』

『■■の■■』


〈魔物LV34〉♀6

2ジョブ〈虫LV34〉


変更可能ジョブ


BP0



 ジョブLVが今までで一番高いのに戦力評価が青。

 魔物にもやはりそれぞれあるのだろう、気になるスキルもある。


 彼女らはハグトスと比べると単体での力は弱い、だが、その分数が多い。

 先程のハグトスの群れと戦った場合相当数の犠牲は出ただろうが、彼女らの勝利は揺るがないだろう、触ってみた感想である。



「思った以上に固い、それに滑らか、ユニークな質感.....」

「......ソロソロ、マンゾク、シタカ?」

「あぁ、もう少し」

「......」



 針はかなり鋭く尖り、返しがついている。

 先端に小さな穴が空いている事から毒を持っていることが分かる。羽は特におかしな所も無い、すべすべしている。



「......」



 表情は分からないが、そろそろ止めておいた方が無難だろう。

 因みに、地図上では完全に青色表記となっている。



 俺が知的好奇心を満たしている横では、別の蜂達がハグトスキングの解体をしてくれていた。


 概ね俺がやった事と同じだが、牙と足を器用に使って解体をしている。

 キングの胴体部分はほとんど食えた物じゃないらしい。


 周辺では大体の解体が終わったハグトスを肉団子にする作業や、俺が失敗して散らばったままになっている肉片から食える部分を剥がして肉団子にする作業をしている。


 思った以上に食える部分は多いみたいだ。


 解体に参加していない蜂達は周辺の警戒に飛び回っている、しっかりしたコミュニティである。



ハニービー LV1

US

『女帝の慈愛』

『■■の■■』


〈魔物LV3〉♀0

2ジョブ〈虫LV3〉


変更可能ジョブ


BP0




ハニービーソルジャーLV1

US

『女帝の慈愛』

『■■の■■』


〈魔物LV7〉♀1

2ジョブ〈虫LV7〉


変更可能ジョブ


BP0




ハニービーコマンダーLV2

US

『女帝の慈愛』

『■■の■■』


〈魔物LV10〉♀2

2ジョブ〈虫LV10〉


変更可能ジョブ


BP0




 『女王の慈愛』は蜂達全員についているようだ。

 それはともかくとして......ハニービーエリートは本当にエリートらしいな。





 日が暮れ始めた頃、無事解体が終わったようだ。

 不要な部位は穴に埋め、素材として使える牙や爪、皮と鱗、それから肉と茶色の石を貰い、収納にしまった。


 デハ、マタナと言う言葉に、おう、またな、と返して、彼女らが森へ消えていくのを見送った。



 地図を見る。

 解体の途中ただ撫で回していた訳ではなく、色々な実験をしていた。


 やはり、たった一人何処とも知れない場所に放り出され事で冷静さを著しく欠いていたらしい。

 言葉が通じる相手と会話することで、ある程度冷静さを取り戻した。



 実験の結果、地図の機能がいくらかわかってきた。

 この地図というスキルは自由度が非常に高いらしい。


 生物を迷宮を見るのと同じように集中して見ると少なくない情報を閲覧することが出来、鑑定をするとより多くの情報を得る事が出来た。

 そこからマーカーを付ける事も可能。

 地図の範囲を小さく出来る事もわかった、実に便利な機能だ。


 蜂達が向かったのは森の南東部、そのまま直進すると斑点模様の大岩がある場所に着く。

 そこが彼女らの巣なのだろう、何しろそこには。




ハニービーエンプレス LV18

US

『慈愛の女帝』

『■■の■■』

HS

『身体強化』

『気配察知』

『再生』


〈魔族LV43〉♀16

2ジョブ〈魔蟲LV43〉


変更可能ジョブ

〈魔物LV1〉〈虫LV1〉


BP10




 こんなやつがいるからな......。



 ......ジョブを鑑定することでそのジョブの情報を見る事も出来た。

 と言っても具体性に欠ける良くわからない所がいくつかあるが、吉報も多い。


 説明文は、見習い剣士、剣の腕が冴える。や、見習い戦士、戦いの勘が冴える。狩人、狩の勘が冴える。等なのに対し他の3つのジョブが。



〈見習い魔法使い〉

魔法の腕が冴える


魔法


小火球

小水球

小風球

小土球

小魔球


〈魔法使い〉

魔法の腕が冴えわたる


魔法


火球

水球

風球

土球

魔球

火壁

水壁

風壁

土壁

魔壁


〈英雄〉

勇気ある英雄の力


スキル

『能力強化』



 とりあえず、魔力盾以外に魔法が使えるようになったらしい。





 実戦に備えて魔法の実験をしてみた。


 使った魔法は小魔球、魔球、魔壁、の3つ、それに合わせて魔力盾、魔力矢、魔力弾、を使って見たところ、ボーナス魔法の魔力効率が良いことがわかった。



・魔力盾

変形可能。追尾。自由度が高い。推定50回くらい使える。


・魔壁

変形不可。縦横約2mくらいの四角形、幅10㎝。設置型。推定10回くらい使える。


・小魔球

魔力を拳くらいの大きさの球に整形し、指定方向に飛ばす。ある程度操作出来た。威力は木がへこむくらい。推定25回使える。


・魔球

魔力を頭くらいの大きさの球に整形し、指定方向に飛ばす、小さいのと同様ある程度の操作が可能。威力は木が折れそうになるくらい。推定10回使える。


・魔力矢

魔力を小さな棒の形に整形して打ち出す。自動追尾。威力が上がっているようで、木を貫通した。推定25回使える。


・魔力弾

魔力を小さな球に整形して打ち出す。形状を細長く整形する事も可能。一直線に物凄いスピードで飛んでいく、回転を加える事も出来る。木をいくつか貫通し森の中へ消えていった。推定5回使える。




 また、普通の魔法はボーナスの魔法と違って詠唱をしなければいけないらしい。

 『我が身に宿る叡智の力、寄り集まりて敵を討て』この間、およそ2~3秒。

 とてもじゃないが実戦では使えない。


 実戦で使うならボーナススキルの無詠唱は必須だろう。


 その為にはBPが15P必要で、今あるのは11P、恐らくジョブをMAXまで上げると1P加算する筈だ。




霊人 ミツキ LV1

US

『桜色の瞳』

『ーーの加護』

『■■の■■』


ミツキ〈英雄LV15〉男16

2ジョブ〈剣士LV37〉

3ジョブ〈魔法使いLV37〉


変更可能ジョブ

〈村人LV5〉

〈見習い剣士LV25MAX〉

〈熟練剣士LV1〉

〈見習い拳士LV1〉

〈見習い戦士LV1〉

〈見習い魔法使いLV25MAX〉

〈魔導士LV1〉

〈火魔法使いLV1〉

〈水魔法使いLV1〉

〈風魔法使いLV1〉

〈土魔法使いLV1〉

〈狩人LV1〉


称号

〈見習い剣士〉

〈見習い魔法使い〉


BP11




 .......後ジョブを4つMAXまで上げれば無詠唱を取得出来る。



 

ナデナデ


「.......」


スリスリ


「.......」(......イヤデハナイノダガ)


カリカリ


「.......」(モウスコシトハ、ドノクライダロウカ?)


 お、マーカー付けられた

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