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桜色の盾  作者: 白兎 龍
第一章 魔境
6/59

第5話 初戦闘

第四位階下位

 



 地図の設定を変更する。

 生物が二重丸、敵は内側が赤、味方は青、強い生物は外側が赤、弱い生物は青にし、それぞれの度合いによって濃さが変わるようにした。


 今居る場所は小高い丘の上、そこから魔力矢を当てた木を見るために少し下った場所だ。


 敵は丘の上から三匹、正面の森から二匹、どう来る?



「グァッ! ガァ!」



 最初に吠え声をあげたのは丘の上から来た三匹の内の、一際大きい一体。



 緑色の体に鋭い爪、牙。

 二足歩行の蜥蜴。恐竜か?


 足の筋肉が発達しているのが目に見えてわかる、跳ぶんだろうか?



ハグトスリーダー LV3

US

『■■の■■』


〈魔物LV14〉♂5

2ジョブ〈蜥蜴LV14〉


変更可能ジョブ


BP0




ハグトス LV2

US

『■■の■■』


〈魔物LV8〉♂3

2ジョブ〈蜥蜴LV8〉


変更可能ジョブ


BP0




ハグトス LV2

US

『■■の■■』


〈魔物LV8〉♂3

2ジョブ〈蜥蜴LV8〉


変更可能ジョブ


BP0




ハグトス LV1

US

『■■の■■』


〈魔物LV5〉♂2

2ジョブ〈蜥蜴LV5〉


変更可能ジョブ


BP0




ハグトス LV1

US

『■■の■■』


〈魔物LV5〉♂2

2ジョブ〈魔物LV5〉


変更可能ジョブ


BP0




 どの程度の強さかは分からない。

 はたして魔物と蜥蜴はジョブなのか。



 そんなことを考えつつ、状況を見る。



 ハグトスリーダーなる恐竜は吠え声を上げ、俺が顔を向けるなり間髪入れずに飛び掛かって来た。


 それと同時に、背後から迫る二匹の敵生物も飛び掛かって来たようだ。


 更に、リーダーのとりまき二匹が僅かに遅れて左右から掬い上げるような軌道で遅いかかって来てもいる。



 ーーどうすべきか?



 仮に飛び掛かって来ている三匹を剣で受けたとしても、左右から来る二匹の攻撃は受けられない。



 ーーでは避けるのはどうだろうか?



 左右は無理だろう、そもそもその対策の為に、左右から二匹が来ている。

 片方を斬っても直ぐに次が来る。



 では前後はどうか。

 前は難しい、跳ぶ敵の下を通る以上体制を崩さざるを得ない。背後から来る二匹に殺られるだろう。



 ーーならば後ろは?



 論外である、前方から来る三匹を捌けるならそもそも避ける必要がない。



 ーーとなると道は一つ。




「上だっ!!」




 敵が目の前まで来たところで全力で上へと跳んだ。



 相当にギリギリだったらしく顔を上向けた敵の牙が靴底を掠めた。

 だが回避には成功した。



 大声を出して威嚇したからか、或いはタイミングが上手くいったからか。



 飛び掛かって来た三匹はぶつかり合い、折り重なる様に地面へと倒れた。



 左右から来た二匹は此方を見上げて止まっている。



 俺はと言うと。

 思った以上に高く跳んでいる事に驚いていた。


 建物の二階くらい、3~4メートル程は跳んでいるだろうか?



 ともあれこれはチャンスだろう。



 倒れた三匹の内、一番下が敵のリーダーだったのは幸運以外のなにものでもない。


 いち早くダメージから立ち直ったリーダーだが、上に乗っている二匹が邪魔でうまく立ち上がれないらしい。



 良く斬れそうな聖剣をリーダーの首に。魔剣を折り重なる三匹の胴に当たるよう調節し落下する。




 ーー上手く行ってくれよーー




 ーーそれぞれの剣がそれぞれの的に接触する。

 因みに着地場所はリーダーの背骨付近だ。



 骨が折れる様な鈍い音がして肉に脚がめり込んだ。



 剣は地面へと達している。

 着地時の踏みつけと突きが効いたのだろうか?やりすぎオーバーキルだったな。



 だが敵はまだいる。


 当然追い討ちをかける。



 此方も上手くいくだろうか?



 上手くいかなければ、得物を失った状態かつ不安定な体制の俺は左右から来るであろう牙や爪の攻撃を凌ぐ事は出来ないだろう。



「『開花』っ!!」



 僅かに血を吸った筈の魔剣の力。


 魔剣の珠から赤いオーラが流れだし、剣と体を包む。



 力が増したかどうかは分からない。



 地面にまでも突き刺さった剣の柄を強く握りしめ、比較的安定している左足を軸に全力で半回転する。



 肉と土を斬り裂き遠心力で肩と水平の高さまで剣があがってきた。



 魔剣、聖剣、共に相当な切れ味だ。

 多少の力業も助けたのだろう。



 その流れのまま、未だに左右でボケッと此方を見ている二匹の首をーー斬り落とした。




 ほぼ運任せだったが幸いなことに無傷で済んだ。


 剣の性能や思考加速、強運の有用性、また身体能力の程度の確認等もすることが出来て万々歳である。

 何より食糧の確保が出来て、まさに一石云十鳥。



 加速された思考がゆっくりと戻り初めーー



 リン♪



 ーー何やら聞き覚えのある音が鳴り、体が4回転程して止まった。




「……はぁー」




 体が強張っている。

 やはり疲れたのだろう。


 大声を出したのも感覚的には久し振りのような気がする。


 とりあえず休みたい。



 

 ブブブッ


「ウン?」


 ブブブブブブッ


「ウム、イルナ」


 ブブブブッ


「ハナハツイテイナイナ」


 ブブッ


「ウム、イコウ」

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