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桜色の盾  作者: 白兎 龍
第二章 ?????
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第2話 シルヴァー子爵

第五位階上位

 



 村長に聞いた話しだと、街に入るには身分証を提示するか、大銅貨を払うかのどちらからしい。


 所謂いわゆる通行税だ。


 商人であってもそれは変わらないらしいが、街の中であきないをする時は、専用の場所の商札を購入する必要があるらしい。


 ここの村は規模も小さく、商人が全くやって来ない。

 なので、月に何度か数名で街まで行って、野菜や木材なんかを売るらしい。


 稼いだお金で生活必需品を購入して村に帰るんだとか。



 お金の方は、衛士のおじさん、アリシアの父親がくれた。

 小銀貨3枚である。


 その際に、貨幣の種類も聞く事が出来た。


 小鉄貨、半鉄貨、鉄貨、と続いて、半銅貨、銅貨、大銅貨、次は、小銀貨、半銀貨、銀貨、金貨、大金貨、ミスリル貨らしい。


 貨幣価値は、鉄貨が10枚で銅貨、銅貨が10枚で小銀貨、小銀貨が10枚で銀貨、銀貨が10枚で金貨、金貨が10枚で大金貨、大金貨が10枚でミスリル貨である。


 最も価値の低い小鉄貨を1円とすると、鉄貨が10円、銅貨が100円、小銀貨が1,000円、銀貨が10,000円になる。


 つまり、街に入るには500円。


 一食半銅貨1枚はほんの少し贅沢なくらいで、宿は素泊まり銅貨3枚。

 街で一日を過ごすと、概ね450円になるので、入街税500円は程々な金額だ。



 また、街には冒険者ギルドと言う物があるらしい。

 腕っ節に自信があるなら其処に登録して稼ぐのが一番良いとか。

 登録料は小銀貨1枚。


 冒険者ギルドに登録すると、街にあるダンジョンへ入る許可が貰える。


 そのダンジョンを専門に活動する冒険者を探索者シーカー、ダンジョン内外問わず、魔物を狩る事を生業にする者を狩猟者ハンターと呼ぶらしい。



 その他細々とした話しを聞いて行くと、ジョブについての情報を得る事が出来た。


 先ず、ジョブチェンジをするには教会に行く必要があるらしい。

 半銀貨1枚以上のお布施を払うと、青い石でジョブチェンジが出来る様だ。


 また、彼らにはジョブレベルと言う概念が無いらしい。

 そのジョブについて長く研鑽を積むと、ある日唐突に『神の祝福』と言われる不思議な音が聞こえ、それよりも上位のジョブになる事が出来るのだとか。



 最初に村に行ったのは正解だったらしい、色んな情報を入手出来た。





「む……」



 地図を見ながら森を進んでいると、街と村を繋ぐ街道で人が魔物に襲われているのを発見した。


 地図上故にどうなっているのか良く分からないが、走って行けば十分間に合うだろう。


 だがしかし、襲われている相手が問題だ。



ゼフォー・シルヴァー 男19 LV2

〈騎士LV1〉



 件の貴族殿である。


 現状国の情勢やら何やらを考えると、貴族とはあまり関わり合いになりたく無い。


 ……外套を羽織って敵だけを倒せば良いか。





 現場に辿り着いた。


 件のシルヴァー子爵とやらを観察していたのだが、中々の好青年である。


 今も、護衛に混じって武器を持ち、魔物と相対している。

 端的に言って、悪い奴には見えない。



シャドーウルフ ♂7 LV8

〈魔物LV10〉

〈獣LV10〉



 格上相手にも怯まず戦っている。


 しかし、敵はブラックウルフを中心にした20匹近い狼の群れ。

 今の所脱落者はいない様だが、それも時間の問題だろう。



 とりあえず乱入しよう。



「助太刀する」



 そう声を掛け、後方にいたウルフ2匹を纏めて斬り捨てる。


 続け様に、左右から此方へ向かって来たブラックウルフを正面から真っ二つに斬り、返す刃でもう一方を斬った。



 程々に手加減してウルフを殲滅して行き、連中が十分勝てるくらいに敵を弱めたら、其処から離脱した。



 ウルフを殲滅した後、俺がいない事に気付いた連中が辺りを見回し始めた所まで見届けて、現場を後にする。


 戦い方を見た感じだと、シルヴァー子爵は堅実な性格をしている様に見えた。

 とてもじゃないが、名も顔もしらない相手を無理矢理嫁に取る様な人には見えない。


 ……まぁ、何があるのかは分からないが其処まで深入りするのも面倒だ、精々頑張って丸く収めて欲しい。



 

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