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桜色の盾  作者: 白兎 龍
第一章 魔境
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閑話 小さなリリの割と大きな冒険 その一 「偉い人は言いました、腹が減っては戦は出来ぬと」

第四位階上位

 



 うーん、うーん、お兄さんが血だらけで……はっ!?


 リリが目を覚ました場所は小さな洞穴の中でした、奥には白くて大きな何かがあります。



「キュ?キュア?」



 周りをキョロキョロと探しますがお兄さんの姿が見当たりません。



「キュー!キュアー!」



 お兄さーん、リリはここですよー。


 おかしいですね、何時もなら優しい笑顔でリリの事をなでなでしてくれるのですが。



「……キュ」



 とってもお腹が空きましたし、とっても悲しい気持ちになりました。

 お兄さんは何処に行ってしまったのでしょうか?



 ーー汝、偉大なる魔角の継承者よ、神聖なる魔眼の覚醒者よ。



 突然何処からともなく声が聞こえてきました。

 リリ的判断によると奥にある大きな白い物が怪しいです。



 ーー我が骸を食らいなさい、さすれば其方の願いは叶うでしょう。



 なんだかよく分からないけれど、リリはちょうどお腹が空いていたのです。食べれる物なら食べますよ? いただきます!



 ーー高潔なる御子よ、其方の行く道に幸多からんことを願って。



 白い物を全て食べ尽くしてから、最後の綺麗な緑色の石を食べたらそんな声が聞こえました。


 これでお兄さんに会えるんでしょうか?



「キュァ〜〜」



 何だかとっても眠くなって来ました。リリ、寝ます! おやすみ。





 うーん、うーん、お兄さん。何処に行くんですか……はっ!?



 リリ思い出しました、お兄さんでっかい怪物にぶっ飛ばされたんでした。


 その後リリもざっくり刺されてぶっ飛ばされて、痛くて痛くて……。


 そうです! リリはお兄さんを探しに行かないといけません。


 お兄さんの事ですからあんなヤバそうな奴相手でも多少の怪我はするかもですが、何時もみたいにほほいと勝ってるに違いありません。


 ……まぁ、お兄さんは少し抜けてるので大怪我をしているかもしれないですが……。


 だからこそ! リリがお兄さんに会いに行けばきっと褒めてくれるに違いないのです!


 リリ、行きますよー! お兄さーん!





 洞窟を飛び出て空から大地を見渡します。


 ふむ、此処はお兄さん曰く五層の森、だと思います。

 リリ的判断によるとお兄さんに会うには洞窟を通らなければ行けない筈です。



 ……洞窟……何処でしょうか?



 木が邪魔で洞窟が何処にあるのか分りません、木をどければ分かる筈です。



「キュア!!」



 超凄い風の刃、略して風刃ウィンドカッターで木を薙ぎ払います。


 スパスパズンバラリと切り払う事しばらく、ようやく洞窟を発見しました。

 地面に飛び散っている赤黒い物は多分リリの血です。



 お兄さん、リリが今行きますよー。



 リリはお兄さんを求めて洞窟を潜るのでした。



 ……あれ? この先って凄く嫌な所だったような……。



 

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