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桜色の盾  作者: 白兎 龍
第一章 魔境
28/59

第27話 太古の迷宮《一層:岩場》

第四位階上位

 




 その後しばらくしてリリが目を覚ました。


 相も変わらずリンゴもどきをムシャムシャと食べるリリ。

 どうやら体の変化に何の疑問も抱いていない様だ。



「キュ?」



 此方の視線に気付いたリリは俺と目を合わせると首を傾げた。

 その際持っていた最後のリンゴをさっと自分の方に引き寄せている。


 ……変わらずの食いしん坊で安心した。


 リリの頭を軽く撫でる。



「……さぁ、行こうか」



 リリは最後のリンゴを丸齧りするとキュアと鳴いて頷いた。





 地図上で最も近い場所にいる蜥蜴リザードの所まで来た。


 ただ見るだけだと岩場に同化していて生き物がいる様には見えない。


 だが、良く見て・・みると他よりも魔力を多く持った場所がある、上手く擬態しているが魔力は隠せていないらしい。


 リリも蜥蜴がいる事に気付いているようで、先程からじっと一点を見つめている。



「やれるか?」

「……キュア」



 単体なら狩れるか? と聞いてみたが、リリはしばらく悩んだ末にコクリと頷いた。



 俺の頭の上から飛び降りたリリは魔力を爪に込め、地面に突き立てる。


 何をするのかと訝しむ俺をよそに、リリは蜥蜴に向けてカパッと口を開いた。



 瞬間、リリの口内で魔力が急激に高まりーーそれが放たれた。




 ーーそれは言うなれば風の槍。




 螺旋を描いて飛翔する風槍は蜥蜴の頭蓋をいとも容易く打ち砕いた。


 威力も速度も大分落ちるが、これはおそらく魔弾を真似た魔法だろう。

 魔弾ならその後ろの大岩を貫通しただろうが、リリのそれは大岩を多少掘削する程度で収まっている。


 最初の頃は、ハグトスに牙を突き立てることさえ難儀していたと言うのに、随分と強くなったものである。



「リリ、良くやったな」



 そう声をかけ優しく頭を撫でてやると、リリは疲れたように、しかし嬉しそうにキュアと鳴いたのだった。





 その後の狩は順調に進んだ、岩場は非常に足場の悪い場所だったが今の俺の身体能力ならばどうと言う事もない。

 風槍発射機を小脇に抱え、狙いを定めて射つだけの簡単なお仕事だった。


 当然リリの負担は多くなったが、十分な昼寝と休憩をとっていたので特に狩が滞る事はなかった。


 敵をリリ単体で倒すのが良かったのか、リリのレベリングはグングン進み、同時にサプスの実の消費も早い。

 現時点で総数の二割くらいは使っただろう。


 リリの胃袋は異次元と繋がっているのだろうか? と、そう思わざるを得ない。


 ともあれ、日が沈みきる頃には岩場の殲滅を終えたのだった。



 

小風蜥蜴リトルウィンドリザード リリ LV15

US

『■■の■■』

HS

『精神拡張』『吸収』

S

『能力強化』『魔力限界拡張』『体術』『風魔法』『気配察知』『魔力操作』

LS

『治癒力向上』『直感』


リリ〈魔物LV40〉♀0

2ジョブ〈蜥蜴LV40〉


変更可能ジョブ


BP2

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