第20話 それは収穫の如く
第四位階中位
北西の森改め蜥蜴の森に到着した。
既に月は真上で輝き、煌々と森を照らしてくれている。
獲物を探す為、地図を確認する。
この森にはハグトスの群が後3つあるらしい。
キングはそれぞれ、魔物LV30、32、34、足り巻きも多い。
確実に殲滅するには、群が全て集まっていて、尚且つ俺自身の魔力が万全である事が望ましい。
それはつまり今だ。
それぞれの群はそれぞれの縄張りに戻り、一部が不寝番として起きているものの、その多くは寝ている。
殲滅するならば今しかないだろう。
俺は一番近くの群を目指しなるべく音をたてないよう走り出した。
群の寝床に到着した。
開けた場所、と言うよりも、拓いた場所を寝床にしているらしい。
木の上から確認すると、案の定ハグトス達は眠っている。
不寝番は8匹。
ハグトスが2匹ずつに分かれ、四方で見張りをしていた。
音をたてないよう細心の注意を払いハグトス2匹を同時に切り払う。
血の臭いで起きてしまわない様に即座に収納にしまった。
それと同じことを3度繰り返し、見張りを排除する。
4匹目をやった後に、電子音が聞こえたので確認すると、熟練剣士と魔導士が30に上がり、新しく、魔法剣士のジョブが増えていた。
群れの全ての見張りを他のハグトスに気取られずに排除することが成功した。
後は煮るなり焼くなり自由である。
とは言え、キングの反撃は怖いのでキングだけは遠くから狙撃する。
狙いは頭。
魔弾を放つ際に魔力を操作して魔弾を細長くし、回転を加え貫通力を高める。
キングの頭蓋を撃ち抜き、討伐成功。
後は眠っているハグトス達を皆殺しにする簡単なお仕事である。
◇
次に向かった群は蜥蜴の森の南西より。
キングのレベルは32で、不寝番は同じく8匹、ただし、内4匹はリーダー。
結局やることは変わらず、四方のハグトスを排除すると後は寝ている群れを刈る仕事、ただの収穫でしかない。
そこはかとなく罪悪感を覚えるが、糧にするため、弱肉強食と言い訳しておく。
主に食べるのは蜂っ子達。
◇
最後の群は太古の迷宮に近い場所に寝床を構える、一番大きな群。
不寝番の数は3匹ずつの計12匹、内リーダーは4匹、やはり他のハグトス達はぐっすりと眠っている。
容易く殲滅した。
ピロリン♪
恐らくだが、ハグトス等にとっての敵は他のハグトスの群か蜂だけだったのだろう。
ハグトスが攻めて来たなら戦いの音で分かる、蜂が攻めて来たなら羽音で分かる。
音を立てずに来る敵は想定外という訳だ。
霊人 ミツキ LV4
US
『桜色の瞳』
『樹精霊の加護』
『女帝の親愛』
『ーーの加護』
『■■の■■』
HS
『身体強化』
S
『剣術』『隠密』『癒魔法』
LS
『魔力調節』
ミツキ〈英雄LV53〉男16
2ジョブ〈熟練剣士LV50〉
3ジョブ〈魔導士LV50〉
変更可能ジョブ
〈村人LV5〉
〈見習い剣士LV25MAX〉
〈剣士LV50MAX〉
〈剣聖LV1〉
〈見習い拳士LV1〉
〈見習い戦士LV1〉
〈見習い魔法使いLV25MAX〉
〈魔法使いLV50MAX〉
〈大魔導士LV1〉
〈火魔法使いLV1〉
〈水魔法使いLV1〉
〈風魔法使いLV1〉
〈土魔法使いLV1〉
〈魔法剣士LV1〉
〈狩人LV1〉
称号
〈見習い剣士〉
〈剣士〉
〈見習い魔法使い〉
〈魔法使い〉
BP6
順調と言えるだろう。
顔を上げると、ここから然程離れていない場所に絶壁が見える。
そこには、大型トラックが3台並んで通っても余裕がありそうな大きな亀裂があった。
地図を確認すると、そこが太古の迷宮であることが分かる。
行くのか? ……行くべきだろう。
俺は、2本の剣を構え、魔盾を3枚展開すると、獲物を求めて迷宮へと歩みを進めた。




