【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
……サトル様を失ってしまったら、どうしよう。
一度その考えに取り憑かれると、もう駄目だった。目は冴え、意識ははっきりとしていく。
「へいガール」
「幸子ちゃん……」
布団の中から、にゅっ、とザシキワラシの幸子ちゃんが顔をのぞかせた。
「おっつー」
「おつ……?」
「子作りお疲れサンってこった」
「う、うん……」
あれ……?
どうして、この子はそれを知っているのだろう。
「まあよくあることだ、気にするな」
「え? え?」
よくあること……なのだろうか?
いや、そんなはずは……。
「まあ気にするな」
「は、はぁ……」
「で、なんでれいは、そんな暗い顔してんの? 幸せなえってぃしてたのに」
「え、えってぃい……っ!」
この子……。もしかすると、私とサトル様が肌を重ねていたところを、見ていたのかもしれない。
「おまえのものは、おれのもの。おれのものも、おまえのもの、やからな」
……意味はよく分からない。でも、幸子ちゃんは私の内にいる存在だから、見ているものや、感じている幸福感が、そのまま伝わってしまうのだろう。
「じゃあそれで」
「じゃあって……」
少し、適当すぎる気がする……。
「さっちゃんの、お悩みコーナー。相談者はれいたん」
本当にマイペースな子だ。この子が、本当に私の前世だなんて……。
「それについては考えてはいけんばい」
「は、はあ……」
「で、何にお悩み?」
「…………」
幸子ちゃんは、私の半身であり、友達だ。
この悩みも、打ち明けていいのかもしれない。
「…………亡くなったら、どうしようかなって……。さとるんが……」
「れいたん……」
ふざけたような気配が消え、幸子ちゃんの表情が真剣なものになる。
「永久不滅なものなんて、ないよ? 人は死ぬ」
「うん……。わかってる……。けど……、わかってるけど……」
もし、サトル様が私より先に逝ってしまったら……。
私はきっと、その悲しみに耐えられない。
「どうにかならないのかな……」
「ならない」
いつも巫山戯ている彼女が、きっぱりと言い切った。
「死んだら終わり。生き返らせるとか、不老不死とか。そういうのは……外法だよ」
「外法……」
「方法はなくはないんだ」
「!? あるのっ!」
「うん、ある。けど……」
「そっか……。あるんだ……」
「れいたん?」
……なら、それを使えば。
もし、サトル様が戦いで命を落とすようなことがあったら……。
「それ、どこにあるの?」
「……れい。だめ」
「だめって?」
「だめ。れいは、なまじ才能がある。ありすぎてる。だから……外法も使える。でもそれやったら……もう人間には戻れなくなる」
「人間に戻れないって……。どうなるの?」
「…………言えない。言いたくない。れいたんは、今、白くも黒くもなるから。だから……言わない」
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