山の神の悩み
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
山の神には、悩みがあるようだった。
私たちは、うり坊姿の神の前にしゃがみ込む。
「――我が願いは、この信濃の大地の修復を手伝ってほしい、ということだ」
「あー……そういえば。あんたの野槌が、山とか大地とか、ゴリゴリ削ってたわね」
「然り……」
野槌は、かなり大きな異能生命体だった。
山をひとつ飲み込み、大地には痛々しいほどの深い傷跡が刻まれている。
「信濃の自然は、我が領域……山も大地も、川も、そしてそこに住まう命のすべてが、我が愛しきものたち。
それを……我が手によって傷つけてしまったのだ。
本来なら、我自らが贖うべきこと。だが……」
「まあ、そんな小さなお姿じゃあ、どうにもなりませんよね」
と、サトル様が静かにおっしゃる。
「まさに、それである。……誠に情けないことだが、そなたらの助力を得たいのだ」
「てゆーか、なんでそんなに力なくなっちゃってるの?」
ひのわさんの問いに、山の神は頷くように語った。
「神の力の源は、信仰にある。すなわち、信徒の数に比例する」
「信徒? 信者ってこと?」
「然り。……今回、我は無力であった。むしろ、我が存在が災厄の引き金となった。
その結果、信徒の信は薄れ、力もまた減じてしまったのであろう」
「あー……それで力が落ちて、土地も元に戻せないってわけね」
「……然り」
なるほど、それは今すぐどうにかできるような問題ではなさそうだ。
「我がことは、どうでもよいのだ。
この地に生きるものたちが、再び安寧を取り戻すこと……それこそが、我が願い。
レイよ、どうか……この我に力を貸してはくれぬか?」
「もちろんです!」
迷う必要なんて、なかった。
「信濃も、極東の一部。……私は、極東のすべてを愛してますので。
助けるのは……当然です!」
「……おお。……感謝するぞ、レイ」
こうして、私たちは山の神の願いを引き受けることとなったのだった。
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