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荒れ狂う山の神

 雷神の異能により、野槌の体の一部が丸ごと消し飛んだ。

 すぐに再生する……と思われた。しかし、今度は別の変化が訪れる。


「眷属から報告がありました」


 私の耳元に、小さな蝙蝠が滞空していた。


「おう、真紅郎の眷属」


 逆側の肩に乗ってる幸子ちゃんが、眷属の正体を教えてくれる。

 

「何かあったんですか?」

「野槌が二体に増えました」

「………………二、体?」


 一瞬、頭が真っ白になる。信じられない……。一匹でも手を焼く野槌が、2体に増えるなんて……。


「のん」


 ぺん、と幸子ちゃんが私を頭を叩く。


「レイ。止まるな」

「でも……」

「レイが止まると、この国おわる。ジエンド」

「っ!」


 ……そう、だ。私たちが今ここで、野槌の暴走を止めないと、被害が拡大されてしまう。

 ……やるんだ。守るんだ。この国と大事な人たちを。

 いったん、私は深呼吸をする。そして、百目の異能を再び展開。


 つぶさに見て、私は一つの事実に気づく。


「真紅郎さん、私の声を、お二人のもとに届けてください」


 眷属経由で、私はひのわさんとサトル様に、今目の前で起きてることについて語る。


「野槌は増えたのではありません。分裂したのです」

『それって何が違うの……?』

「二体に増えたことで、霊力が半分になっています!」

『! なるほど……』


 霊力が減ったなら、都合が良い。私たちの目的は、霊力を消費させることなのだから。


『まあ厄介度合いは上がったけどね!』

『俺が一匹担当する。残りは任せるぞ』


 私は霊力を全員に供給し、バフを駆けながら、ひのわさんたちに加勢する。

 野槌に攻撃しまくることで、相手の霊力を消費させるのだ。

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