表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
212/265

【Side】一条 悟 6


 ……家嗣いえつぐとの戦闘で、失血死しかけている俺の元に現れたのは、愛するれいたんの妖魔・幸子。


「いえーい、いとしのハニーが、あらわれたよーん。もうだいじょうぶだよーん」


 ……幸運を司る妖魔を、俺の元に残してくれた。多分、レイの計らいだろう。

 こいつが居れば、俺が運悪く死ぬということはなくなる。


「まったく……れいたんは本当に、すごい。こうなることを予測し、ザシキワラシをはけんしておくとは……」

「でしょでしょ、ほめてちょ」


「ああ、レイはすごい……」

「もう、うちをほめれ」


 ぺんぺんぺん、と幸子が俺の顔を叩いてくる。


「やめろ。けが人だ」

「怪我なんぞ、うちが治してやったわい」

「なんだと……?」


 俺は自分の腕を見やる。


 家嗣いえつぐにつけられた、ナイフの傷が綺麗に塞がっていた。


「まさか……呪禁じゅごん?」

「いえーす。幸子ちゃんも、使えちゃうんだなぁ、異能の奥義である呪禁じゅごんが」


 ……女が呪禁じゅごんを使うのは、難しいとされているのに。

 レイに続いて、幸子までが、呪禁じゅごんを使えるとは……。


「いったいどうして……?」

「れいのぜんせ、うちだから」

「は……? 冗談だろう」

「うふふふのふ。こーちゃん→さっちゃん→れいたん……うふふ」


 謎の呪文を唱える幸子……。

 こんな知性のかけらも感じさせない女が、俺の愛する女の前世……?


 ありえん。だが……レイは転生型の異能者だった。

 妖魔を前世に持つ異能者ということ。


 ……まさか。いやいや。


「おまえが仮に、レイの前世だとしたら、どうしておまえは今ここにいるんだ?」


 幸子がレイの前世だとしたら、こいつが今ここで実態があること事態おかしいだろう。


「ひみちゅ♡」

「………………」

「どくしゃのごそーぞーにおまかせり」

「……ああ、そう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ