久しぶりのイチャイチャ 2
私たちはお城の中に入る。
「さて、寝室はどこだろうか……?」
そわそわしながら、サトル様がおっしゃる。早くいちゃつきたいという気持ちが伝わってくる。
サトル様が私を求めてくださる。それが、嬉しいんだ。
「寝室は、そちらです」
すっ、と私は通路の東側を指さす。
「わかるのか?」
「ええ、この神域を作ったからでしょうか、なんとなくわかるのです」
「おお、レイはさすがだな」
褒めながらも、彼はそそくさと小走りで、私が指さしたほうへと歩く。
「さとるん……二人きりのときは、れいたんでしょう?」
「おお、そうだったな。すまないな、れいたん」
サトル様は本当に嬉しそうにそういった。
「どうしてそんな笑顔なんです?」
「そりゃもう、レイが甘えてくれたのがうれしいからに決まってるだろう?」
「甘えてる……」
これが、甘えるってことなんだろうか……。
「もっと俺に甘えてくれいいんだぞ?」
「じゃ、じゃあ……」
普段の私だったら遠慮してるだろう。
でも……サトル様からお許しがでた。
「いっぱい……可愛がってほしい、です」
今での私は、自分の気持ちをずっと押し殺してきた。
何かしたいことがあっても、口にしなかった。
父親に全てを否定されてきたから。思いは口にせず、胸に秘してきた。
でも……この御方は違う。私を決して否定しない。全てを肯定してくれる。
私のしたいことを、受け止めてくれる。
「おお、れいたん。駄目だぞ、そんな可愛いことを言っては」
ベッドルームに到着した。
彼は優しく、私をベッドに押し倒す。
「そんなこと言われたら、俺は……もう我慢できなくなる」
そして私の上に覆い被さると、端正なお顔を近づけてくる。
私は拒まない。むしろ、早く彼が欲しくてたまらない。
私は彼に手を伸ばす。彼は嬉しそうに、私に唇を重ねる。
ちゅっ……という軽いキス。でもそれだけじゃお互い満足できなかった。
「ンッ……」
「れいたん……可愛いぞ……」
「さとるん……もっと言ってぇ……」
「可愛い、レイは可愛いぞ」
そんな風に、サトル様は私のことを、可愛い可愛いって言ってくださる。
「さとるん……好きぃ……」
「俺もだ、れいたん……」
サトル様が私の体をまさぐってくる。彼が興奮してるのがわかった。それが、嬉しくてたまらない。
私はサトル様に体をぎゅっと押しつける。
すると彼は何倍もの力で、私を抱きしめてくれる。
強く抱きしめて、キスする。
頭を撫でながら、キス。どちらも好きだ。サトル様とのキスが、この世の何よりも好きだ。
「れいたん……」
「さとるん……あっ」
……頭が真っ白になる。
心地よい快楽に、私は身を委ねたのだった。




