表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/265

異能の訓練 3


 ひのわ様は、幸子ちゃんに攻撃を当てる修業。

 そして私は……神域を身につける修業をすることになった。


 ……と言っても、神域ってどうやって身につければ良いの?

 そもそも神域って結局なんなんだろう。神様の住んでいる場所、ということしかわからない……。


「簡単に言うと、霊廟の具現化だに」

「わっ! み、みずちさま……」


 縁側に、みずちさまが現れていた。

 ……よく見ると、みずちさまを、たくさんの小毬カッパたちが支えて運んできたようだ。


「みんな働き者だに」

「重くないの……?」


 私が小毬カッパ達に尋ねる。


「はいでしゅ」「ぼくら力持ちでしゅから」「可愛い上に力持ちとか無敵でしゅ」


 こんな小さくたって、妖魔なんだ。人間よりも力は強いのだろう。

 小毬カッパたちが、みずち様を縁側に座らせる。


 みずち様は流れるように、その場で肘を突いて横になった。


「神域っていうのは……先ほどもいったとおり、霊廟……つまり心の中を、具現化したものだに」


 霊廟。私たち異能者の、心の中。

 そこに体内妖魔たちが住んでいる。


「でも霊廟の具現化って、私もうできますよ」


 私の心を具現化したものは、霊剣といって、なんだかすごい宝具であるらしい。

 すでに、霊剣の具現化はできてるような……。


「霊廟の具現化には段階……れべるがあるんだに」

「レベル……?」


「霊廟を武装の形にして取り出すのは、初歩だに。この先、レイたちは霊廟を武装した妖魔と戦うことになるだに」

「……山ののことです?」


「山の【も】、霊廟の武装化を、平然と使ってくるだに。レイは武闘家じゃあないし、蹴る殴るは向いて成さそうだに。となると、身を守るすべとして、神域を展開できるようになっておいたほうがいいだに」


 ……これ以上に強い敵が現れるから、対抗策を持っておくべきと。


「神域を展開すると、どういうメリットがあるんですか?」

「自分を強くし、相手を弱くできるだに。また、こっちの都合のいいように、神域の内部をいじれるだに」


 迷い家は、必ず迷子になるようになっていた。あんな風に、神域内では、色んなことを起こせる……って、あれ?


「なんで迷子になるようにしてたんですか?」

「困ったり焦ってたりする人の顔って、おもしれーだに?」


 ……単なる趣味嗜好で、迷い家を作っていたみたい。


「あとはまあ防犯だに。悪い妖魔が万一入ってきたときに、こっちに入ってこれないように」

「なるほど……」


 神域を身につけておくべきかな、やっぱり。自分の身を守るだけでなく、仲間も、守れる……。


「レイは本当に、自分のことより他人のことなんだに?」

「? 当然ではないですか?」


 みずちさまが苦笑する。


「面白い女だに。そんなところが好きだにっ♡」


 みずちさまが立ち上がり、私を後ろから抱きしめる。きゃっ。


「おらのお嫁さんに……へぶっ!」

 

 サトル様がみずちさまの頭を叩く。


「おい、みずちさま。ちょっとツラを貸していただけないですかね? ん?」

「え、笑顔なのに怖いだに……」


 ずりずり……とみずちさまがサトル様に引きずられていく。


「レイ、ちょっと借りるぞ」

「は、はひ……」


 それにしても……どうしよう。神域の展開。どうすれば……。

【☆★おしらせ★☆】


好評につき連載版はじめました!!


【連載版】元悪役令嬢は、辺境でのんびり温泉に浸る~婚約破棄されたわたし、年上の辺境領主さまのもとに嫁ぐ。優しくて病弱な彼のために、【土地神】スキルで温泉を作ってあげたら、なぜか領地が大繁盛してました



ページ下部にリンクがございます!!


または、以下のULRをコピーしてお使いください。



https://book1.adouzi.eu.org/n8140kh/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ